投稿元:
レビューを見る
カフェは絶対に無くては生きていけないものではないかもしれない。ただ人が生きやすくなるための術なのだと思う。色々な名前をつけながら、その空間だけ、流れる時間や空気を変える。とんとんと素早く流れていく時間を緩めて、外になんとなく流される自分を内に戻すためのそんな場所。会社員だったころ、よく時間を止めたくて行くカフェがあった。呼吸のトクトクという音を感じ、今をこの体で生きてることを実感するために。茶室の美意識が宿ったようなカフェが好き。携帯ではなくパソコンでもなく紙の本とペンを手に取りたくなるような。
投稿元:
レビューを見る
第9章 色彩と数字の魔法 が一番好きでした。
今後、色彩や数字の名前がついたカフェに出会ったら心が躍るに違いない。
知ってるお店、訪れたことのあるお店があると嬉しい。
神保町の有名店で、就活中にミルクセーキを目の前に泣きながら飲んだことを思い出して、自分のことながら思い出し笑い。
そんな由来だったんだと一番驚いたし、印象的でした。
投稿元:
レビューを見る
「〇〇と〇〇」「〇〇の〇〇」みたいのや4つくらいの単語を並べた英文とか呪文のような意味不明の長い単語をカタカナやローマ字で表記したのとか、キッチュなメリヤス着物みたいな和風造語とか、わざと無骨な工場みたいな名前とか、最近のカフェにあるあるのネーミングセンスはあんまり好きじゃない。かといってミッド昭和のネーミングセンスが良かったかというと、「あんまりよく知らないし第一見たことがないのに洋風な名前つけちゃった」みたいなのが多くて今考えると結構恥ずかしいのが多い。
この本で言及されてたカフェ、喫茶店の名前で良いな、と思ったのは
大坊珈琲店
平均律
アラビク
邪宗門
マドラグ
イノダコーヒ
百塔珈琲
投稿元:
レビューを見る
カフェのナマエ、とても興味深く面白くて楽しめた。
店名ってそうそう気軽に付けれるものかな?って思っていたけれど…。
優柔不断な自分は無理そう…。
やはり店主の想いや考え方もあって個性が出るもので、なかなか絞りきれないんじゃないかと思ってしまう。
ほんとうにこれだけさまざまなナマエがあるんだという驚き‼︎‼︎
いや普通に考えればカフェの数だけあるわけで。
ナマエはもちろんのこと、お店の外観や店主、こだわりのメニューや食器、道具などの写真もあるので、見応えも満載。
行ってみたくなる。
第1章 カフェに名前をつけるのは難しい
第2章 芸術はイメージの源泉
第3章 コーヒーと日本茶とお菓子
第4章 それは誰ですか?
第5章 土地の名前、場所の記憶
第6章 動物と植物の百花繚乱
第7章 四季と暦、時間へのまなざし
第8章 言葉遊びの「あ」から「ん」まで
第9章 色彩と数字の魔法
第10章 手品師の帽子