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12人のゲストが語った悩みの答えををメンバーが語り合う。最後はヘンリーが締めてくれる。
そこにあるのは、水戸黄門の印篭のような安定感。
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新版・新カバーのシリーズ五巻目。今回の新版での再刊のおかげで、読もうと思っていた作品に取り掛かる事が出来て良かったです。最後まで楽しく読みました。
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「○○○○の会」というのに惹かれて手に取る。
それぞれ色んな職業に就いている人達が、月1レストランに集まって会合を開く。だいたいゲストが1人来る。大抵が困っているから知恵を貸してくれと言った進行で進む。ご飯食べながらやいやい言う。まとまらない。どうしたもんかね。。。何故か慎ましい給仕のヘンリーがいつもサラリと解決して終わる。
毎回このパターンなので飽きるっちゃ飽きるし、むしろ動かざる部分なので、安心して謎解きに集中できる。まあー楽しいよ。でも悩まない読書って頭に残らないね。
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やたら口煩く、機嫌が悪いと他人に罵詈雑言を浴びせるミステリー作家、イマニュアル・ルービン。てっきりアシモフ先生は自分をカリカチャライズしてるんだろうとおもってたら、モデルは友人の作家なんだと。50年来の友人で、会えば雑言の応酬だが、互いに相手の為なら水火も辞せぬ仲とのこと。
最後に知った意外な事実。
安定の蘊蓄オジサンたちの集まりに齎される謎。日本人には判らないネタも多いかな。「アリバイ」「秘伝」は答えが判った。「アリバイ」について云えば、日本の簡単なミステリーによくあるネタだからね。
いつものレストランんで、いつものメンバー。マンネリを感じることがなかった。ミステリーの面白さもあるけど、居心地が良い連作。
もう続きが読めなのか。残念。
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まだまだ,日常から溢れ出るネタを使った短編が生産されただろうに.まさに命の続く限り楽しんで創造され続けたシリーズでありました.
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シリーズ5作目。やっぱり「そんなの知らないよ!」ってのが多くて到底推理できるものではないのだけれど、それでも充分に楽しめます。ヘンリー、カッコいいなあ。
お気に入りは「ひったくり」。これは考えれば解けた……かもしれませんが。ここまで推理を働かせるというのもなかなか難しいことですねえ。とりあえず、なんか解けそうな気がしてしばし考えてみたのですが。無理でした(苦笑)。
「水上の夕映え」は、アメリカの地理的な問題なんて全然わからないので、こんなのわかるわけないよ、と思って考えもせずに読んでいたら。この真相にはあっと言わされました。おそらく地理に詳しくなくても、最低限の知識があれば驚けるかも。
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「汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)」,「稀覯(きこう)」といった、日常生活ではまずお目にかかれない日本語に出会えます。
しかし、元は米国のミステリー小説であるため、米国特有の冗談や文化的前提がスムーズに読み進める際の障りになることもあるでしょう。
和訳文から原文やその背景を推し量るといった読み方, 遊び方が好きな人にはオススメ。
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2024/1/13読了。とうとう5巻まで読んでしまった。楽しい『黒後家蜘蛛の会』を傍聴させてもらったような臨場感。最後にはヘンリーのお声がかりが待ち遠しかった。