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伝わるのは1行。
著:田口 まこ
1行こそが、あなたの可能性を広げる。
こんな時代に、何かを伝えようとするとき、長文を隅々まで読んで理解してもらうことは不可能。見た瞬間に右脳で、直感的に内容を理解でき、なおかつ「面白そう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えることが重要。
文章にも、少しのことでガラリと変わる、そんなコツがある。本書では、普段文章を書く機会が少ない人でも、簡単にマネできて、すぐに使いこなせる、コピーライターのテクニックやコツについて以下の4章により説明されている。
①残念ながら、2行以上の情報は読んでもらえません!
②伝えたいことをギュッと凝縮する4つのステップ
③1行を磨き、輝かせる7つのテクニック
④最短・最速でハートに届く「シズル言葉」で心をつかむ
ビジネス文書においても、1行まではいかないものの、長文では相手に読んでもらえない。わかりにくいといったトレンドが顕著となっている。
それは、誰もが忙しい現状において、相手を思った、相手に合わせた、相手視点の最短で理解できる効率の良い手法として1行やサマリーが有効であり、求められているからである。
状況に応じて、サマリーではない、補足資料やエビデンスなり、データが必要となるものの、それは後から読み手が選択して、情報を取りに行けばよい。そしてその情報を補足として提供すれば事足りることも多い。
難しいことを簡単に、概念として捉えて提供することがますます必要となってくる。言葉を研ぎ澄ますと省略はことなるものの、環境やタイミングに合わせて、その使う環境の境が不明瞭となってきた今だからこそ、軸をもって活用していきたい。