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下巻に入っても勢いは衰えず、何度もえっこの人ここまで!?な展開もあり、忍に涙したりして感無量の最終巻でした。まさか忍にここまで泣かされるなんて…。
スヴェート、そしてミシェルのやってた事はおぞましいけど、技術進んだらやれないことはないのかもと思ってしまいました。
金子くんが結構キーパーソンだったな…そして永久くんもかなり成長して人間らしいです。
永久くんを守るためで仕方ないとはいえ人を殺めてしまったら警察官ではいられないと思ったのは至極真っ当で比奈子っぽくて好きです。お別れは寂しいけど、かなり。
保先生と比奈子の間に子どもがって素敵ですし、麗華さんが「同級生ですわね」ってなったのも好きでした。
猟奇犯罪捜査班の皆さん誰も彼も好きだったので本編終わるの寂しいですが、新シリーズも楽しみです。
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201901/上下巻まとめて。
寂しいことに今回が本編完結編(ということはスピンオフに期待!)。
全作通して楽しませてもらった愛着補正かかった点数ですが
完結編ということで、レギュラー陣それぞれの描写も多く
多少無理くり感はあるものの、不満のない展開・結末。
読み始めた頃は強引なキャラ設定だなと思いつつも、登場人物達の
成長や関係性の変化も楽しめて、とても良いシリーズでした。
偏った煽りを感じさせる女性の写真を使ってるのは好みではなかったが
いつも新作が出ると書店ですぐに目につく表紙デザインだったのも良い。
今回作者あとがきで、経緯を知ったけど、それでこのクオリティ・
刊行スピードを保ってきたのはすごいなあ。
お疲れ様&ありがとうございました、そして他作にも期待です。
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本作はSF作品である!
波瑠さん主演のドラマを観て、『ストロベリーナイト』的な匂いを感じて読み始め、10作目のこの作品をもってシリーズ完結という事で細やかな達成感とともに読了。
正直、1作目から『cut』くらいまでが個人的にはピークだった。その後は『乗りかかった舟』気分で半ば惰性で読んだ様に思う。 結構なハイペースで出版されたシリーズなので充分に手を掛けられなかった故なのだろうか?
日本の出版事情はかなり深刻らしいから致し方ないのかも知れないが、これがトマスハリスだったら30年くらい掛けられる所。
インターバルが有れば良い作品が出来るかと言えば、全てではないが肯定したい。 『HUNTER×HUNTER』や『ベルセルク』、休載の多さが許されているのは設定などがよく練られており単に『待てるほど』面白いからで、それには十二分な時間が背景に裏打ちされていると思う。 ただブラックな環境の中でも休載せず面白い作品を送り出している人たちも大いに肯定し、且つ応援したい!
激しく脱線した…。
ただ、惰性を前提としながらも最後まで読めたのは設定の良さ、登場人物個々の魅力、情景描写の上手さだと思う。
と…結構な評価をしてしまったが、それでも今作下巻、後半4分の1からはシリーズの幕に名残り惜しさを感じつつ、涙腺を緩ませながら楽しませて頂いた。
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どうなってしまうのか最後までドキドキしていたが、中島先生が活躍して終結して良かった。(浅い感想)
グロくて辛い回もたくさんあったけど個性豊かな比奈子や他の皆さんが身近に感じられて、一緒に進んで来たようです。
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国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。
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サクサク進んだなあ。壮大な事件だったのに、わりとあっさり終結。ミッションインポッシブルかのようなスペクタクルシーンもあり、大サービスです。読む人を選ぶ猟奇事件シリーズなのに気軽に読ませてくれました。(東海林のおかげ?)テンポよいシリーズ展開も素晴らしかったです。
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2019/6/18
あー読んじゃった。
とうとう終わってしまった。
どうやって終わらせるのか想像もつかなかったけど温かな着地をしました。
みんな死んだと思わせといてからの「ふぁっ?」は私も「ふぁっ?」ってなって笑いながら泣きました。
でも一番泣いたのは忍かもしれん。
忍が倉島を連れて行くわけないよね。
愛だねぇ。想われていたねぇ。
心配する東海林先輩も萌えました。
また会いたいなぁ。
『OFF』待ってます。
それ以外も新刊、超待ってる。
次来ないと「おもてうら」読めないよ…
大きい手術ってなんだろ。
この世に神様がいるかは疑問だけど、フィクションばかりは神様がいないと生まれないからなぁ。
内藤先生どうかお元気で。
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改めて思い返すと、永久少年の成長を見守るシリーズだった(感慨深い)。
完結編に向かうにつれて“猟奇さ”が減っていった印象が強いのは、私が猟奇さに慣れてしまったからか?!と少し怖くなったりも。
完結編のみの感想でいうなら、凄惨すぎる事件の幕開けだった割には終わりはあっけなかった。ぐいぐい読ませる文章力はさすが!金子未来のせいで七味缶に応募しそうになる自分も…(笑
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同著者なら断然“よろず建物因縁帳”シリーズが好きだと思いつつ着手したこの“藤堂比奈子”シリーズだったのに、スピンオフと合わせて13冊も読んだら、そりゃ情も湧く。
上巻ですでにウルウル、下巻でも永久の変化を感じさせる言動に涙腺ゆるみまくり。終盤はあまりに派手な爆発シーンに、何がどうなったかイメージ描けず。でもまぁいいや、イケメン倉島が忍で華麗に突っ込んだと思っておきます。最初は軽いだけに思えた東海林も超イイし、ぼんくらだった御子柴も頼れる存在に。
死んでほしくない人はほぼ誰も死なないから、未読の人は安心してお読みください(笑)。ちょっとした厚田班ロス、早く立ち直ろう。
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シリーズ読破しました。
やはり、シリーズもの特有の(すみません)大きな背景になってしまいましたが・・・厚田班みんなが健在で、それぞれの道を進み、猟奇的な犯罪にも関わらず良い空気の中で物語を終結させたのが良かったかなぁ。
また、途中から登場する永久と金子、その2人を守る保と比奈子。
永久の人間らしい感情の成長は涙さえ誘います。
厚田班の個性あるメンバーと、重苦しくない会話が
このシリーズの魅力でしょうか。。。
最後の比奈子の身の振り方には、え??ってなって
残念でもあったけど・・・とにもかくにも佐藤都夜が
某小説の房子にならなくて良かった(笑)
房子に嫌悪感なんで。
違う本でも猟奇犯罪班がちょこちょこ出てくるらしいので、読んでみようかなぁ~と思います。
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国際テロ組織「CBET」の目論見を阻止するために大きな覚悟を決めた猟奇犯罪捜査班の面々。彼らのアジトと思われる廃墟を突き止め現場へ向かおうとしたそのとき、捜査班をサポートしてきた田中管理官の車が路上で燃えているという情報が入った。そして廃墟でも火事が発生、現場では凄惨な殺人の痕跡が発見される。廃墟をあとにした比奈子は組織のトップ・ミシェルに拉致されて…。
ストーリー展開的にはテンポよくポンポンと読むことができたし、展開的にも比奈子が拐われたり、保が活躍したり、忍が壊れたり、と王道的な展開で良かった。
ただ、思うところは、マッドサイエンティストの最終的な理想が永遠の命、というところにひねりを加えて欲しかった。
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シリーズもこれで終了。おもしろいシリーズだった。これが初小説だなんてびっくりだ。猟奇殺人の描写はそういうのが元から苦手なのでうおっと思ったけれど、それがあってもおもしろかった。ページをめくる手が止まらなかった。
藤堂比奈子というキャラクターが私にとってとても好きなキャラクターだったのだと思います。終わってしまって悲しいな。
しばらく内藤さんの他のシリーズをあたってみようと思います。
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比奈子ちゃんシリーズ読み終わって既にロス。
久々にこんなにハマってしまうシリーズを読んだ。
全ての登場人物に愛着を持てるし、これで完結なのが寂しい…。ハッピーエンドで終わったのは嬉しいけど、正直もう少し猟奇犯罪捜査班の活躍を見たかったな。
いつかその後のみんなの話も読みたい!(特にガンさんと石上女史のコンビは好き)
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猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、10作目。今作にて完結。上下巻。
とうとう本シリーズもこれにて完結。最初の頃は1話完結の推理ミステリものだとばかり思っていたのに、途中から大掛かりな組織の存在が見え隠れしてきて、少し、否、結構心配しながら読み進めていたのですが、意外や意外、いざシリーズを読み終えてみれば、上手く収まった!という感想です。荒唐無稽な方向へ行くところまで行くかと思っていたんですが、最後は意外とすんなり受け入れられました。
センターの存在が最後までSF感拭いきれなかった要因じゃないかとは思うのですが、人体実験なんかは、倫理感さえ無視すれば、今の現代でも十分可能なんじゃないかと妙に現実味を覚えてみたり。キャラの描写が、比奈子だけでなく、他メンバーも一人一人丁寧に描かれていて、最終巻の今作でもそれぞれ活躍があって、面白く最後までのめり込んで読めました。
最後の内藤先生の後書きを読むと、デビュー作の1作目の時点ではシリーズ化を想定していなかったと。最終作にして、あれが伏線だったのかと、シリーズを通した伏線が上手く回収されていると感じるところがいくつもあったので、そこが一番の驚きだったかも。シリーズが長期化されると、最終作では力技で収拾して破綻するパターンもありがちだと思うのですが、本シリーズはお見事な完結の仕方だったと思います。
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ついにスヴェートのトップであるミシェルと対峙する時が。
追い詰められる猟奇犯罪捜査班のメンバーたち。
センター内にいる保や永久、金子を守れるか…
ついに厚田班にも終わりがきてしまった。
シリーズの終わりはいつも寂しい。
2020.11.21