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人情居酒屋ぼったくり文庫版シリーズ5巻目。4巻目から続くショッピングセンター問題。こういうことなんではないかと思っていましたが、その通りになりその安心感たるや・・・
この巻もいつもどおり常連さんを中心としたまったり風味なお話が続きます。しかし、ちょっと毛色の違うお話が最後に2つ。今回はシリアス系とロマンス系のこの2つが5巻の中心なんじゃないかな。
ロマンス系の方はあの人とあの人ですよ。もうもどかしく見守っていた二人。このシリーズを読んでいるうちにただの読者である私も常連さんと同じように思えているのかもしれません。
芯の強い人だって、頼りになる人(たち)は必要なんです。この二人は本当にお似合いですよね。
今までもそりゃ地域に根づいた問題なんかは取り扱われてきました。ただ今回の話としてはずばり『供養』について。今の日本は超高齢化社会なので、この問題は避けては通れません。お墓を買うにしても、将来無縁仏(墓)になってしまうリスクは伝統的な生活スタイルが変化している今大いにありえます。
考え方はフレキシブルにと思っても、当事者である人たちはもうご高齢。中々変化を快く思わない方も多くいます。もちろん伝統をつなげていくことは重要です。
葬式や供養は誰のためにするのか。この問は真理だと思います。
ほっこり系から様々な話題がでる5巻。とてもおもしろかったです。
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連投という形になってしまいますが、、、
東京の下町にある居酒屋ぼったくり。。。
名前に似合わずお得なその店には美味しい料理とお酒を通じて人々の義理人情に触れられるこの物語。
基本的に全国の銘酒だったり、おつまみのことだったり、お得に役立つ情報もふんだんにある。
ただ、この巻においては、日本酒ではなく、それ以外のお酒にフォーカスしたものになっている。クラフトビールだったり、カクテルのことだったり、、、
それに呼応するように、物語の展開においても、これまでカウンターを挟んで構築されていた「店主」と「客」の関係、捉え方から、少し味を変えて同じ料理を出されたように変化していく。。。
微妙な味の変化と物語のバランスが絶妙で、いつの間にかやみつきになっていく物語。。。
続編も楽しみです。
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ショートカクテルは三口で可及的速やかに飲み干すって、そうなんだ。そんな俺向きのマナーがあるとも知らず、勿体つけてチビチビやって飲んだ気しなかったけど、無知で無駄な遠慮であった。さて、ショッピングセンター進出で不安を募らせた商店街の面々も、スーパー呉竹の入店、屋上に市民農園の設置などやけに都合のいい計画が浮上して胸をなでおろす。ほのぼの人情小説だから無理に事を荒立てず、みんなが幸せになりゃいいんだけれど、それじゃあ刺激がなさ過ぎる。てことで、美音と要が急接近だ。あの二人、どうかなぁ。どちらも相当に自我と独占欲が強いから、カウンター越しに気になる関係にとどめ、密を避けたがよろしいかとオジサンは思うのよ。
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いやーここまで長かったですね!要さん売りのストレート炸裂(笑)
お墓の話は難しいなと思いました。残された人のためっていうのは間違いないと思いますが皆が納得する形というのは難しいですね。
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専業主婦の再就職って年齢からしても難しかったりするんですよね〜
でもソウタさんラブならではの話しでぼったくりらしいなぁと思いました
お墓問題も今や社会問題とも言えるので改めて考える機会ですよね
やってくっついたんですね~!
要さんのモヤモヤ感わかる〜!
恋ってもどかしいですよね〜
でも無事くっついて良かったです!
次はアキとリョウかな?
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いやーようやく来ましたね。春。
バーのくだりはもうニヤニヤしながら読んでた。かと思いきや、次章ではお墓のことが出てくるし…
緩急の付け所が凄い。もう振り回されっぱなし。
今まで露骨に出てなかった分、「好き」と直球で表現されるとニヤニヤが止まらない。いいねえ。
雰囲気のあるバーで素敵な男性とお洒落にカクテルを呑む、そんなことやってみたいなあ。
そして東光!
あまりにも身近なお酒でビックリした。これ、そんなに良いお酒なの?
正直私は味があんまり好きではないし、値段も別に張る感覚が無いから紹介されてる文を読んで違和感だらけだった。
なんかまったり、というかヌテッとした感じが苦手なんだよね。ま、でも美味しいと感じる人もいるんだな。
もうすっかり居酒屋ぼったくりの世界にハマっちゃってるなこれ。
追加。お葬式やお墓が残された人のためのもの、という考えは完全同意。亡くなった方の気持ちなんて分からないんだし、残された人達はその後も生きていかなきゃいけないんだから、心の行き場をどうにかしよう、ってんで生まれたのがお葬式やお墓なんだと思うよ。
世代ごとに考えが違うのもどうしようもなくて、やっぱり優先すべきはお祖父さんなんだろうなぁ。一番身近にいた人だもんね。
家族といえども、というか家族だからこそ、距離が近すぎて「みんな自分と同じように考えてくれるはず」と無意識に思い込んでしまう。それがすれ違いや喧嘩の元になるんだよね。
今まで出てきたお話の中で、一番リアルな問題が最後にぶっ込まれたから、衝撃を受けつつも私はこんなことを思いました。
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今回も楽しかった〜
やっとやっとくっついた〜!
もどかしかったけどだんだん胃袋を掴んでいく様子が凄く好きだった〜
この先も楽しみ!!