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http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000276020 ,
https://ocw.u-tokyo.ac.jp/course_11402/
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この宇宙は特別と考えている人や特に意識していない人向けに、人間原理(この呼称は気持ち悪くて仕方ない)やマルチバースの考えを伝えようとした本。
個人的には類書を読んでいたこともあり新たな知見は無かったけど、この宇宙や世界はより大きな何かに内包されていると考えるのはやはり自然かと思う。物理法則から違うというのは面白いけど。
感覚的にも現実と夢の区別はつけるのは難しいし、微生物には人間サイズのものは認識できないし、観測者の理科の範囲で世界の全てを知ろうとするのは土台無理な話だし。
内容全般においては素粒子関連や宇宙論の基礎知識がない人にはちょっと説明不足な感じがしたけどどうなのだろう。
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宇宙の果てとか始まりなどなどを、物理学の最新知見で真剣に考える本。マルチバースなど難解な概念を、こんなにわかりやすく解説できるなんてすごい!宇宙テーマは研究がどんどん進んでいるので、読むたび「へぇ〜」となりますね。
2021年1月の読書ブログはこちら!
https://hana-87.jp/2021/02/15/2021jan/
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お経の中には宇宙を思わせるところがある。
三千大千世界
この本には、わたしたちがいる宇宙は一つなのかということに関していろいろな角度から説明がされている。
「我々のすむ宇宙は必然かあるいは偶然か」という問いから、私たちの宇宙がたまたまあるのではなくて、他にもこういう環境があるのではと考えていく。すると、我々が他の宇宙を確認することが出来たら、それはすでに我々の宇宙になってします。そのところは知る術がないのだ。
というところを読んで、真如の世界のことを思うのであった。
宇宙はすべて法則に支配されているということも、相依性のこと思い出させる。果てがあるのかどうかもわからない宇宙について考えるときに、自分の側にあるものを手がかりにすることだって出来る。すべてはつながっている。
宇宙のひとつひとつが仏国土なのかな。それが集まってのマルチバースかな・・・と最初考えていたけれど、そのうちに人と人が集まっていることがマルチバースでもあるという風にも感じた。無明の殻の中に入っている私たちはそれぞれの世界=宇宙から抜け出ることが出来ず、他人の宇宙も本当に知ることが出来ない・・・。
本当に正真正銘の科学の本だけれど、自分を突き抜けた世界を思うときに、こういう本を読むのもありかと思う。文系仏教徒の立場から。
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最新の宇宙論の紹介。セーガン以來だったので随分変わっていることに驚き。ほとんどSFとしか思えないし、全く実感できない。こうなると一般人には宗教の宇宙論と同じに思える。進んだ科学は魔法と同じと言ったのはアシモフか。
全体にとてもわかり易い。シュレディンガーの猫がようやく理解できたのが嬉しい。
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読んでいて大きい気持ちになれる。
マルチバースという概念は、自分が想像していたスケール の、10の何億乗もでかいような概念だった。何億乗とか言ったけど、億とかいう単位でしかスケールを表現できない時点で、もう自分のスケールの小ささを痛感する。
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https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000086330