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筆者は、「双方向的」な作文を提唱している。作文を読む相手も能動的に読める文章が良い作文というわけだ。一番印象的だったのは、「枝葉切り」のテクニックである。自分の書いた文章を読み、この一文の役割は何か、浮いている、不必要な文はないか、推敲することで、必要なことだけが書いてある作文を書くことができる。営業日報やブックレビュー作成の際に、一文一文を意識して書くようになった。社会人、学生におすすめです。
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たまたまプレゼンが近く、いくつものヒントを貰えた。
逆から辿る大切さは目から鱗だった。
また、読者は著者が思うほど頭が良くない!と言うのも笑えたし納得だ。
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文章術を体系化してくれている。
以下の要点押さえる
文章の目的
•主張•目的の型(感情•要望•共有•警鐘)
文章構成
•3つの型(同格•因果•対比)
+α
説明力•会話力
→主張(ツッコミ)(断言すること大切):まじ?
→譲歩:確かに•••しかし!
→インパクト:主張+譲歩
これからは読書する時、自分で文章を書く時含め、文章と接する機会がある時には、文章の目的、構成を意識して接する。そうすることで文章力を向上させる?
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文章書くのが苦手ってありませんか?私はありました。その悩みを解消する本がありました。その内容は読者を意識するということ。当然って思うかも。けれど、読者がどうなって欲しいか考えてなかった。共感なのか?警報なのか?私は伝えることのみ考えてた。なので読者がどうなって欲しいのか意識したい
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東大生による作文の書き方の本。
主張を作る…「感情型」「共有型」「要望型」
「警鐘型」のどれか1つを選ぶ
それぞれの方の目的と手段
「感情型」…理解、共感
「共有型」…理解、納得
「要望型」…変化、共感
「警鐘型」…変化、納得
文のつながりに気をつける
P49の「本についての作文」が私にとって必要な
情報なので該当部分のみ抜粋。
1、自分の「書きたいこと」から、型を選ぶ
2、感情を具体化して列挙する
3、列挙したものから「これがいちばん
言いたい!」というものを選ぶ。
内容はわりと散漫な印象を受けました。
うーん...
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作文をする機会は万人が持つと思うが、指摘されたことや、自分で上手くかけているとは思えない、と言った経験はある人が多いと思う。西岡壱成さんが書く著者は、すぐに実践できる内容ばかりなので、こういった学校では教えられなかったことを1から教えてもらえるのは本当に助かる。
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装丁読み
伝える力と地力頭が高まる
ムダなく書き、相手に正確に伝わり、相手を引き込む文章術が身につく。
メール、SNS、企画書、報告書などあらゆる場面で使える。
東大生がみんなやっている「書き方」について書かれている。
目標
ムダなく相手に伝わる文章術とは何かが分かるようになる。
→論理が飛躍していないこと。まず主張と目的を明確にし、相手に何を求めるかによって型を使い分ける。論理を同格、因果、比較のどのパターンで展開するのがベストなのかを見極め、読者との会話を意識した文章作りを心がける。
正しい文章術を身につけることで、自分の思考力を高める。
→相手に伝わる、相手を動かす文章を書こうと思ったら、深い思考をせざるをえない。
作文だけではなく、相手に伝わる話し方も身につける。
→この作文の方法はコミュニケーションの場でも応用可能である。主張と目的、アプローチ方法など通ずるものがある。
要約
作文は自分だけでなく読む人の立場に立って書く必要がある。
相手が分かってくれるように意識して文章を書くことは思考力や地頭を良くする。
まず結論を考える。結局自分は何を言いたいのかというゴールを最初に決めて、それに向かう必要がある。自分が言いたいことを自分が分かっていなければ相手にも伝わらない。
相手の話を聞く時も、結局何が言いたかったのか自分でまとめる必要があるのだ。
相手にどうなってほしいかという目的に合わせて4つの型を使い分ける。共感を手段に相手に理解を求める「感情型」と共感を手段に相手に変化を求める「要望型」、納得を手段に相手に理解を求める「共有型」と納得を手段に相手に変化を求める「警鐘型」である。
複数の型を含むと主観と客観が混ざって主張が伝わりにくくなるので注意する。
相手に変化を求めるのか、それとも理解を求めるのか。その目的のための手段として論理的に訴えるか、感情に訴えるかを型に合わせて使い分ける。
論理とはつながりである。
読者が作者の主張に対してどれくらいの位置にいるのかを判断し、それぞれに合った型で論じていく。
1つ目は同格型である。主張と同じような内容を表現を変えて繰り返し述べていく型である。これは主張と距離の近い相手に使う。
2つ目は因果型である。主張と距離のある相手に使う。客観的事実から主張に繋げる型である。
3つ目は対比型である。主張に対して疑問を持っている相手に使う。複数のものを比較しながら自分の主張に帰結させる型である。
読者を記者に変える方法
主張を断言することが大切だ。断言することは間違えられないというリスクがある一方で、責任感が生まれ正しい文章にしようと努力することにつながる。
断言することは読者からの批判を生む。
その批判(ツッコミ)を予め予想して反論を準備しておくのだ。読者がツッコむポイントはその主張が証明できるかどうか、例外はあるか、弱点はあるかである。ツッコミポイントを見極めた後、次に譲歩について考える。譲歩の後には譲歩を否定する主張がくるからだ。1度譲歩することでギャップが生まれ、主張にインパクトを与えることができるのだ。
人は客観的な意見や、信じてもマイナスが少ない場合、あるいは信じることで自分にプラスになる場合に、意見を受け入れる傾向にあるのだ。
読者がつい質問したくなるようなトラップを仕掛けることが読者を文章に引き込むためには不可欠だ。読者が質問するだろうことを予測し、答えを準備して反論する。違う視点からも物事を見ていることを読者にアピールすることで読者は納得するのだ。
相手をトラップに掛けるためには随所に問いかけを作る必要がある。
相手との距離が近い場合は「これ疑問に思ったことありませんか」型を使う。相手との距離が遠い場合は「相手の言葉を先回り」型を使う。相手の疑問を封殺し納得感を与えることで、文章への興味を引き出すことができる。「正解はどれ」型を使い、読者が間違えるように誘導することで、読者に本を深く読むように導くこともできるのだ。これらの型は読者と会話をするための方法なのである。
相手から質問してもらうためには自己紹介のような自分の主観を語ることも必要である。主観的な表現は相手との距離を縮める。
ポイントはどのポジションから自分が話をしているのかを明確にすることである。自分の立場が相手にとって上なのか下なのか、あるいは横(対等)なのか、それ以外の外(そと)にあるのかを見極めて話す必要がある。
注意すべきことは横(対等)になれるポイントを探すことである。人間は対等な相手との会話以外入ってこないのである。
相手に興味を持ってもらうためにはどうやったら相手と自分を対等にできるのかを考える必要があるのだ。
最後に体裁を整える枝葉切りを行う。
文章は木と同じである。文章の根幹にあたる目的や主張は木の根や幹にあたる。幹には主張を方向づける型、木で言う枝が付いている。型の中には読み手が興味を抱くようなインパクトや相手を引きつける問いかけがある。これは木で言う葉や花である。文章を整える際にはそれぞれの文がどのような役割を担っているのか見直すことが大切である。
役割のない情報や長すぎる例、よく似た例など、省いても主張に影響しないものは極力省くようにする。
いらない文は再利用できないか考える。主張と繋がるように変化させられないか考えるのだ。
人間は他人の長話は不快に感じるのに自分のことに関しては長々と語ってしまいがちな生き物である。他者の目線に立ち、短く簡潔な文章を書くことを、心がけるべきである。
実践編
メールやチャット
主張を明らかにする。目的は要望型、共感を手段とし相手に変化を求める。
同格型で主張を言い換えて伝える。
報告書
目的によって共有型と要望型の2パターンを使い分ける。情報を共有したい場合は納得を手段に相手に理解を求める。相手に変化を求めるなら共感を手段にする。
企画書
求められるのは説得力である。背景、内容、メリットが論理的に繋がっている必要がある。
警鐘型で書き、納得を手段に相手に変化を求める。論理の型は同格型でも因果型でも対比型でもOK。
SNS
ポイントは共感。
要望型で共感を手段に変化を求める。
ポジションを対等にすることを忘れずに。
相手との距離が遠ければ因果型で書く。
謝罪文
双方向性を最大限に求められる。
相手のツッコミを予想し、主張の論拠となるポイントを含めることが大事である。
要望型を使い、共感を手段に相手に変化を求める。同格型で主張を言い換え続ける。
帯コメント
作文とは一方向に書くものではなく双方向で書くものであった。
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全体的に内容が薄く、特別な方法論も書いていないように感じた。
結論から決める、結論を論理で説明する、質問される内容を想定して書いておく、などが主な内容としてあったが、これは他の似たような本にもあったものだった。
主張を明確にする。
主張の型は感情、共有、要望、警鐘の四つがある。
主張に対して、相手がどうなってほしいのかの目的を明確にする。
目的は変化、理解、納得、共感の四つがある。
主張が未知であるか既知であるかで目的が決まる。
論理で繋げていくために、ツッコミ、譲歩、インパクトを作る。
ツッコミは、証明できるか、反論はあるか、弱点はあるかの三つを考える。
質問される罠を作り、それに対する回答を先に書いておく。
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文章の書き方、構成の本質は理解出来る箇所はあったが、書いてあることを意識して読書するのは、覚えることが多く全てを頭に叩きこんで実践するのは、なかなかハードルが高いので、必要な箇所を要所要所で引用し、自分のモノにしていきたい。
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☆双方向的な文章が読者を引きつける
分かりやすく、伝わる文章とはどんなものか?論理展開に対して敏感になってレポートやプレゼンを作っていたが、自分の相手の共感を呼べるものとは言えないものが多い気がした。そこで自分の文章を振り返ると、一方的なものが多いと感じた。著者によると、双方向的な文章を前提として作らないと、そもそも読者は読んでくれないし、読者は論理の飛躍に対して対応できないようだ。そのため、自分の文章の主張、目的、自分と読者の立場など様々な事を考える必要がある。一つ一つの文の役割を自分で把握しながら書くことでよりムダのない、伝わりやすい文章が作れる。レポートやプレゼンのスクリプトだけでなく、普段のノートやSNSでの文章作りもここで解説されてるポイントを一つ一つ実践しながら作ってみようと思う。より多くの人に読んでもらえるように。
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「作文で伝わる文を書くには、相手(読み手)を常に意識して書くこと(双方性)が大切ですよー!」と書かれており、伝わる文の具体的な書き方を教えてくれる本です。
たくさん方法が、論理的に書かれていますので参考になりましたー。
ぜひぜひ読んでみてください
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文章を書くことの基礎が分かりやすく書かれている。
書く時だけでなく、プレゼンや人に何かを伝える時にもこの基礎は役立ってくるだろう。
当たり前のことしか書かれていないと書評している方はしっかりと文章の書き方を学んできた人だなぁ。
この当たり前をどう伝えるかが教える側としては難しいところ。
中高生に読んでもらいたい。
いや、
中高生を教える人が読むとより良い本だと思う。
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他人に伝えるための文章を書く際に考えるべきことを改めて整理してもらえる。
要領よく文章を書けない人はこのスキームを試してみるとよいだろう。もし、自分はできていると思う人でも改善に使える要素は見つかりそう。
もちろん普段の会話にも十分に応用できる話なので、あまり文章を書かない人にも役立つだろう。
と、そのスキームを無視して書いてみた。いずれスキームに沿って直してみよう。
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書き始める前に、最後に何を書くかを決める
主張は未知のことを短く
主張の型は感情、共有、要望、警笛の4つしかなく、必ず1つに決めなくてはならない
説得力はツッコミ作り、譲歩作り(確かに、もちろん、なんじゃないか)、インパクト作りから生まれる
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『自分の文章が、相手に伝わっているかわからない』そんな人にオススメです。
この本は、主張したい目的によって文書の構造『型』を決め、論理的に書く技術がまとめられています。伝えたい相手との距離感や文章の種類に従って型の選び方まで書かれており、すぐ取り入れやすいです。
慣れるまでは型を意識する必要があると思い、自分で本書を参考にフォーマットを作ってみました。今後は、それを用いて文書作成を楽しみたいと思います。
個人的に、あとがきの著者とお父様のエピソードにぐっと来ました。『伝え方を変えようと努力することで、自分の道が拓けることも、たくさんある』、私もそう思います。この型を自分のモノにしたい、モチベーションにも繋がりました。