紙の本
私もこのくらいパワーがあったらな・・と憧れました。
2019/05/24 16:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あつりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わって作者さんは仕事も出来て、
元気いっぱいな人なんだろうなと感じました。
パワフルな登場人物たちは、
私とは真逆なんですけど、読んでて元気を
分けてもらえました。
投稿元:
レビューを見る
沿道での応援シーンは、なぜかグッときた
応援されたいと思っていたけど、人を応援することがこんなにも大事だったんだって気付かされた
投稿元:
レビューを見る
ランナーとしては、分かる、分かるな1冊。
アラフィフにして、会社を辞めざるを得なくなったかすみ。
友人高橋さんとのマラソンの応援する姿が楽しい。
走る人を応援するのも、応援に応えるのも本当に嬉しい
のを私も一ランナーとして知っているから、よけいに。
知らない人たちが沿道で応援してくれるのに、「ありが
とう」と応える幸せ。
かすみの周辺の人が順繰り語り手になっていく中、
あの人の登場はびっくりした。
でも、だからこそのあのラスト。
爽やかな読後感。
おりしも、北海道も遅い春を迎えている。
さぁ、レッツゴー。
投稿元:
レビューを見る
女性が仕事を続けていくことの難しさを描いた小説はいくつもあるけれど、なんだろう、このすがすがしさと熱さは。
これは、頭にも、心にも、身体にも効く「応援小説」です!
会社のために、仕事のために、自分のいろんなことを犠牲にして一生懸命働いてきたのに、「女性」というだけで首を斬られる。
こんな理不尽なことがあるのか。あるんだろうな、きっと。
そんななかで「走ること」と「走る人を応援すること」によって変わっていく女性たち。
いつのまにか自分も一緒に彼ら彼女らを応援している。その「応援」がこんなに気持ちいいなんて。
鎧でさえない着ぐるみを着て孤軍奮闘する女性たち。彼女たちのしたたかさと明るさに、「応援」しているつもりがいつのまにか「応援」されている。あぁ、だからこんなに気持ちがいいのか。「応援」って最高!!
誰かを応援するときに腰を引いてうつむいて声をかける人はいないだろう。誰もが身を乗り出して前へ前へと声を、自分を押し出しながら応援する。
そうなんだよ、誰かを応援するときには自分自身も前へ進もうとしているってことなんだ。
応援することによって、自分自身も一歩を踏み出す。たとえ嫌いな人であろうと、許せない人であろうと、一生懸命になっている人を見たらなんだかちょっと「がんばれ!」て言いたくなる。自分自身が前に進めないときには誰のことも応援できない。誰かを応援することで得られる強さ。それが今、どこかで一歩を踏み出せない誰かの背中を押すんだ。
投稿元:
レビューを見る
タイトルからでも元気を貰えそうな感じがする印象ですが、
読んでいくとどんどんとストーリーに引き込まれて、
誰かを応援したくなり、走りたくなったりと
何かを一生懸命にやりたくなってくる
勇気と元気が湧いてきました。
仕事が好きで勤続二十五年になったのにもかかわらず、
リストラになってしまった女性が主人公となり、
東京マラソンの応援をきっかけとして人生の新たなる一歩を
踏み出すという人生再生の物語です。
リストラだけでなく、自らの意思で仕事を辞めたとしても
何か毎日の生活にメリハリがなく鬱蒼としている登場人物たち。
人それぞれ悩みがあるけれど、その悩みを解消することが難しくても
この作品のような東京マラソンの応援という
今までの自分の生活とは無縁の所から新しい人生が開けて
自分にも自信が持って前に進めるという気持ちになるのは
とても素晴らしいことだなと思えました。
読んでいると主人公と同じ気持ちになり、
どんどんと心が爽快になっていき、
何か自分でも些細な変化から未来が
変わるかもしれないかと思えてきました。
今までたかが応援と思っていましたが、
この作品ではいかに応援ということが凄いパワーを
持っているのだなと実感しました。
文中にもあるように
応援してくれる人が一人でもいれば、
人はがんばれるじゃないかって。(中略)
自分がやってきたことを認めてくれる人がいたことがわかって、
自信が持てたって・・・
(中略)
だから
がんばっている人には「ここに応援してくれる人がいるよ」って、
しっかりと伝えることが大事だと思って
この言葉が凄く心に沁みて、
例え辛いことがあっても、この言葉を思い出して
地道に努力をすれば報われるというのが結び付くような気がしました。
そして人生は走り続けなければ分からないことだらけ、
だから人は走り続けるのだと。
という言葉に思わず納得してしまいました。
今まで凄く頑張っている人に頑張ってというのは
おこがましいということも考えたこともありましたが、
この作品を読んで改めて声援を送ることの大切さが分かったので
なるべく声を出して伝えてあげたいと思いました。
心が疲れてしまったり、
人生につまずいてしまった時に
そっと背中から押してくれて、心も温まり、
そして明日へのパワーに繋がりそうな作品なので
また再読したい一冊になりました。
投稿元:
レビューを見る
まさに応援小説!
フルマラソンに挑戦する初心者を鼓舞し、働く女性がぶつかる悩みにも寄り添い、大嫌いな上司や理不尽な出来事に挫けそうな心を癒やしてくれる。
最後は思わずうるっときてしまった。
何かを頑張ること、誰かを応援すること、働くこと、生業、そして持つべきは友!
今、読書感想文書くとしたらこの本で書ける。
投稿元:
レビューを見る
仕事や家庭の悩みなんて走ればノープロブレム、そんなランニング推奨小説。
女性陣のキャラが同じような人がいるのでわかりにくいのが難点。
爽快でササッと読めるお手軽作品。
投稿元:
レビューを見る
走ることにまったく興味のなかった人たちが、つきあいや暇つぶしで行った応援ですっかりマラソンの虜に。
私も自分で走る気は皆無。本作を読んだからといって、走ってみようかなとは思いません。だけど、メドックマラソンにだけは釣られそう。生ハムや炭火焼ステーキにかぶりつき、ワインを飲みながら走るって、すげぇ。正気かよ、よう走れるなと思うのは、その状況下では私が酔っぱらって走れなくなるほど飲むこと前提だからですね(笑)。
人事課長をぎゃふんといわせてやりたかったけれど、そんな人も応援。マラソンは、きっと人の器をデカくする。
投稿元:
レビューを見る
女性のリストラ、これがリアルな人事なんだなぁと思うと心の底からムカムカする。
本文中、小6男子の言葉にズキュンときた。これだけ言えたらスゴイ!自分を認めてくれて応援してくれる人って必ずいる!いて欲しい!
女子4人のランチトーク、心に響いた。さすが、女性は強し!!
スッキリ読了感♪
投稿元:
レビューを見る
ラグビーのW杯が終わってとても寂しい今日この頃。
世界一流レベルのぶつかり合いはとても見どころがあったが、何よりジャパンの闘いぶりが素晴らしかった。
それに加えて、日本各地での“おもてなし”が、思いがけずも世界中の人々の心を打ったことが嬉しい。
キャンプ地での街をあげての歓迎、一緒に異国の国歌を歌うエスコートキッズや観客、台風にも負けず試合開催に持ち込んだスタッフ、ジャパン以外の各国のユニフォームを着て会場やファンゾーンに集まる人々など、それらを紹介する記事を見るたびにジンと来た。
試合をする選手だけでなく、多くの人の力が積み重なって、大会が素晴らしいものになったことを実感する。
さて、この本、ラグビーじゃなくて、マラソンの話で、それも走る人ではなく、応援する人たちの物語。
年を取ってどうにも涙腺が緩くなってきているが、読んでいて随所でウルウルさせられて困った。
大して深みを感じる話でもないし、小説の上とは言え出てくるセクハラやパワハラは時代遅れだし、あの程度の練習でフルマラソンを走れるとも思えないし、柳沢を応援するところにはもっと葛藤があって然るべきだし、色々とほじくり出したいところは多い。
にもかかわらず、応援する人される人の心情を描く文章に触れると、そうしたことは関係なく、ホロッとさせられる。
ここでも、スポーツの素晴らしさは選手だけではなく周囲の色々な思いがあってこそという感じだし、アマチュアであってもそれぞれがそれぞれのレベルの目標のために“色々なことを犠牲に”してきた人生の山あり谷ありを感じるからかな。
世間は東京から札幌に変更されたオリンピックのマラソンコースのことでかまびすしいが、本当に選手ファーストでやってもらいたいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
自分もマラソンしてますが、応援側の経験は無かったのでとても楽しく読むことが出来ました。
マラソンしてなくても元気になれるストーリーかな?
職場での女性の扱いなど、腹立たしいところもありましたが「ほっこり」するような暖かい言葉などあり、サクッと読めました。
これから何かしてみたい、もしくは走ってみたいという女性が読まれたらいいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
高橋さんの
ここに応援している人がいるよって思いを届けたいんだよね
って言葉がすとんと。
ほんとにいろんな面で友達、家族の応援があって乗り越えられたことがたくさんあるから、改めて自分の環境にも感謝できた!
できれば苦しい思いなんて誰でもしたくはないはずだけど、そんな時こそ周りの人の存在、力を実感するんだよね。
意味のない頑張りなんてないんだな!
投稿元:
レビューを見る
あっという間に読み終わった!
全力に取り組む姿勢は
その周りの人を心の底から動かす力
になるんだと思った。
私も、高橋さんに会って
学びたいと感じた。笑
1つの目標に向かって
仲間が一致団結して取り組むことは
なによりも
楽しいだろうなと素敵だなと思った。
あさりの佃煮のおにぎり、食べたい!
私はフルマラソンは走ったことがないし
応援もしたことがないが
この本を読んで一度どちらか
挑戦してみたいと思った。
誰かを応援すると、それが
自分自身も励まされているように
感じるのは、たしかにと思う。
誰かを想っているとその分
自分のパワーになると感じる。
フルマラソンもきっと
完走するのは大変なことなんだろうと
想像し、人生も辛いことが
沢山あるんだろうが
しんどくても辛くても
走り続けることで
予想しなかった景色に出会えるんだと思い
日々を全力で走りつづけようと
感じることができた。
シンプルな内容だったが、
そんな事を思うことができた
素晴らしい本でした!
読んで良かった!
投稿元:
レビューを見る
応援することによって、自分も力を貰える。
応援する側も、応援される側も、懸命に生きる人は美しい。応援してくれる人がいれば頑張れる。
投稿元:
レビューを見る
不当なリストラにあったヒロインが走ること、応援することを通じて新しい道を切り開くまでのストーリー。自分も走りたくなってしまう。中高年にランナーが増えるのもわかる気がする。ラストの大会では、柳沢に沿道で声援を送るという行為によってかすみ達は最大の復讐をした感じになり、それでいて自分達は清々しい気になり前向きになれたような気がする。読後感は良かったー