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あっという間に読み終わった。断捨離の役立つのではと読み始めたが、全く違った。だんだんと姑の暮らしむきを知ることで、新たな一面を見る事ができ、心温まる感じ
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あっと言うまに読み終わった。アクシデントの起きる間隔や伏線の回収の仕方が連ドラになりそうな仕立てのあらすじ。きれいにまとまってるな、という印象。
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ぷっと吹き出してしまうようなタイトル。
いつもわかりやすく現実味のある作風ですね。
参考になる?かどうかは…
望登子の姑が急になくなり、マンションの部屋が遺されました。自分で遺品整理をすると決めたものの、よく知らない土地、あまり来なかった部屋…
しかも、エレベーターなしの4階という。
なぜこんなに、よくもこれほど溜め込んだと呆れるほどの物が大量にあったのです。
途方に暮れつつ通っていましたが、なぜか誰かが部屋に入っているような気がする…?
そんな小さな謎もありつつ、ご近所の人との出会いもあり、思わぬ助けを得ることも出来るようになっていきます。
実母はすでに亡くしている望登子でしたが、自分で身の回りのことをすっかり片付けて逝ったことを思い出しては、姑はだらしないと感じます。
ところが、姑の部屋に物が多くなりがちな理由や、おせっかいだけど温かな人柄を知ることにも。
そして実母のほうも、通り一遍ではないのですよね。
ユーモアと物語性、現実に起こりそうなことをうまく混ぜ合わせ、大仕事を乗り切る力を応援してくれそう?
老人の部屋にはこういう物が多い、あるある!な現象には笑えます。
私の場合、大きな物置と化した家で実の親が捨てなかった物に囲まれ、「でも汚宅にはしない!」ように「倦まず弛まず」「一度に一つずつ」と自分に言い聞かせながら、少しずつ何かやっていますので。
あ~、思わぬ手助けが欲しい!(笑)
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姑が亡くなり、働く一人っ子の夫に代わり遺品整理をする主人公の望登子。
パートの時間を削り、都心を横断する片道1時間半の移動、エレベーターが無い団地の4階。
「安物買いの銭失い」だった姑の3DKの部屋は、ずっと昔に亡くなった舅のスーツ、着なくなった洋服、古紙、空き箱、未使用の食器、レトルト食品などなど、物が溢れていて途方にくれる。
実母は正反対のタイプで、上質な物を好み、物持ちも少なく、自ら身辺整理をして亡くなったため、望登子は一向に減らない遺品、膨大な粗大ごみを前に、姑への苛立ちを募らせていく。
そんなとき、団地の隣人、自治会仲間が親切に手伝いを申し出てくれ、生前の姑とのエピソードを聞くにつれ、姑の生前の暮らしぶりを初めて知ることになる。
今度は逆に少なすぎる実母の遺品に寂しさを感じ始め、実母の生活や思い出に想いを馳せる。
姑と実母、タイプが違い、どちらが正しいというのは無く、それぞれがそれぞれの信じる価値観、信念で生きていたことをまざまざと感じる。
高齢の夫の両親、物が多い実家を想像して他人事では無くぞっとした。業者に頼んで思い出の品もまとめて処分してしまうような遺品整理にしないためにも今から少しずつ断捨離をさせなくては!
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図書館で借りたもの。
独り暮らしの姑が亡くなった。嫁である望登子はなんとか自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかりで…。
垣谷さんはやっぱり面白い!一気読み!
『要らないものは普段から捨てておいて』
まさにその通り!!!!
うちの実家とか考えただけで目眩がするよ…
一番の壁は夫!
『いろいろ見てみたんだけどさ、何もかも懐かしくて捨てられる物はなかったよ』
はぁー??だよ
父親の給料明細を全部とっとく必要あるか!!
そんな物で溢れた部屋だけど、その分姑がどんな人だったかがよく分かる。
遺品整理は望登子と姑が向き合う時間だったのかも。
でも、やっぱり私は業者に頼むし、その分のお金も予めもらっておきたい…
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遺品整理って大変なんだなー。その人がどんな人生を歩んだかって、死んだ後によく分かるんだね。恥ずかしくない生き方をしようと思った。。
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面白かった。
遺品整理は、人ごとではなく、自分も、それをする人にもさせる人にもなりかねない現実。
小説ではあるけれど、粗大ゴミが一度に出せないとか、土産物のこけしやクマやおきあがりこぼしの山、それを捨てるなんてとんでもないという夫の存在とか、あるあるが満載で、リアルで生々しくて、主人公のように、もういい加減にしろと叫びたくなる。
ではモノは少なければいいのかというと、そうとも言えないのでは。と考えさせてくれるストーリーで、結局中庸が大事。程度問題。コミニュケーションや人間関係が生きやすさや人生の豊かさを左右する、など考えさせてくれました。
ありそうでないこういう小説を、もっと読みたい。
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ほんといって、大したこのないだろうなんて思って読んだ。
自分も同じ経験したことある。舅の
軽トラ何杯かのゴミを処分した
どちらかといえば、整理整頓は好きだし萌える
さあ今度は自分の番だ!我が身もいらないものは整理しないとね、「読後結構片付けた」
結構整理して捨てるほうだが
最後の最後まで生活があるので
それでもかなりのものはある、それが暮らしだから。
姑と実家の母「亡き」との対比
あまりの多さに腹を立てるがー
生存中のエピソードも踏まえ
最後には胸が詰まった、
出来ることできないことはあるけど
1行くらいの日記とまでいかないが
覚書程度には記しておくのはいいなとおもった。
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最初は、遺品の整理なんて本当に苦痛でしかないけど、どんどん捨てるのは楽しそう、と思いながら読んでいた。でも、義母のこれまでの生き方故に近所の方が片付けを手伝ってくれて、義母の人となりを知れて、遺品整理も悪くないんだなぁと思った。さらに、最後のくだりでは涙も出ちゃった。
幸いにも、実家は数年前に大断捨離をしてくれたので、ほぼ遺品整理は必要なさそうでありがたい。それも、ご近所の方が亡くなり、息子さんが遺品整理にとても苦労したのを見たのがきっかけとのこと。この本に限らず、遺品処理の大変さは日常茶飯な話題なのかもしれない。
私もそろそろ残された人のためにも物を整理せねばならないし、両親、義両親ともっと会話しなくっちゃと思う、アラフォーです。
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*独り暮らしの姑のマンションを、嫁である望登子がなんとか自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかり。「安物買いの銭失い」だった姑を恨めしく思いながら、仕方なく片づけを始めるがー。誰もが直面する問題をユーモラスに描いた長編小説*
姑に対する恨み節が長いー!(笑)まあ、それもあとで見事に回収するわけですが。登場人物を上手く絡めて、小説としては面白いものに仕上がっていると思います。確かに、遺品整理って遺族の心の整理でもあるわけで・・・着眼点もさすがです。
ただ、このお話は、残される側だけではなく、残す側に是非読んで欲しい!モノは全てガラクタなのですよ、本人以外には・・・!!
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設定がうまく生かされ、そして救いがある。両方の「母」の遺品から生き方まで理解していき、どちらが幸せだったかと考える。
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この作家さんは 題名と 本の 結論は 逆になることが 多いです。
でも 良い意味で 逆になるから 読むのをやめられないのですが。
読み終わって こころが ほんわかになるのが たまりませんね。
今回は 旦那も 良い人になり 男としては 良かったです。
次回作 楽しみです。
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姑の遺品整理に疲れて悪態を吐きまくる豪快な嫁ストーリーかと思いきや、読後は心がホッとする、心地よい読了感で一気読み。
自身の身辺整理について、考えるきっかけになります。
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図書館で予約して、その後本当に姑さんが亡くなってしまった。しばらくして順番が回ってきて読むことに。
ダンナにお義母さん亡くなる前に予約してたんだよ!と言っときましたが…
急死したお姑さんの部屋を片付けることになったお嫁さんの話。いやー、世代だわー。わかるー。
3DKの団地に一人暮らしだったので、業者は高いし、夫は仕事が忙しいし、とにかくパートの合間を縫って片付けに頑張る嫁。
物を溜め込む義母と、何もかもスッキリと逝った実母を比べて、実母の素晴らしさを噛み締めていたけど、手助けしてくれるご近所さん達から義母の様々な話を聞くに付け、義母の良さを発見して、この超絶大変だったけど、遺品整理をして良かったと思えるように。
ラストに胸がほっこりして、温かい気持ちになる一冊。
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前半は主人公の姑への愚痴と不満が満載で、読むのを止めようかと思うほど読むのがしんどかった。この山盛りの不平不満は、伏線というか意味があるのだろうと我慢して読了。他者への思いやりが少ない主人公設定で、ただただタイトル通りの内容のお話だった。