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昭和30年、有名女子高の教師として働いていた十希子の元に、旅先で母が年下の男性と無理心中をはかったとの連絡が来る。
十希子は結婚を控え、それを誰よりも楽しみにしていた母が無理心中なんてするはずがない。そう思った十希子は、母の死の真相を探ることにした。
時代背景が好み。
そして、大人しいお嬢さんがしたかかな女になっていく姿に魅了されました。
事件の真相は、いつの時代も起こっている贈収賄絡み。保子の無念を思うとやりきれない気持ちになります。
ラストは壮絶でしたが、その後の十希子が気になります。
20年位あとの十希子の話が読んでみたいです。
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親娘が片寄せあって生きて来た。娘は亡き父親が勤務した学校で英語教師として働き、母を少し楽にしてあげられると思った矢先、母は見ず知らずの音と心中してしまった。謎を探る娘の復讐ストーリー
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ゆるい。構成、展開、キャラ設定、すべてゆるい。母の死の真相にせまるため、仲居として花柳界に身を置き諜報活動をする娘。そして、見事に政財界の暗部をさらして目的を果たす。のだけれど、黒幕をはじめ闇の面々がおマヌケ過すて危機管理がなってない。元婚約者も、料亭のボンボンも、検察くんも、赤新聞記者も、とにかく登場する男どもはどいつもこいつも薄っぺら。反して、白樺学園長も、大家のおばさんも、スナックのママも、女たちは懐深い。主人公十希子は毅然としてスキがないかと思えば、人を欺くにせよ身を売るにせよ踏ん切りが良すぎて、どうにも心を寄せられない。いくらなんでも、最後の糸魚川への告白はヘンでしょ。ま、著者はほのぼのおばちゃんシリーズの方がいけるんじゃないかな。
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作家読み。山口氏(の人生)が好き。
やさしい語り口、ゆるい設定、一気に読めます。
「この時代、この感じ。(山口氏お得意な感じ)」
が好きであれば、そこそこ楽しいと思います。
んー・・・
「テレビの単発2時間ドラマ」な感じです。
今回のは
ラストが好みではありませんでしたが
主人公のその後を読んでみたい、そんな物語でした。
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最初は結婚に夢見る初な娘だった十希子が、母が心中したと言われた日から、ガラリと芯の強い女へと変貌を遂げたのが驚きでした。そして、自ら母の死の真相を追う為に火中に飛び込み、ラストは本当に格好良い女になっていました。元婚約者とあのまま結婚していても、きっと上手くいかなかった気がしますね。ジェットコースターの様な話で一気読みでした。
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著者は、食堂に勤務していた経験を持つ、松本清張賞受賞作家。母の死に疑惑を抱いた主人公が、料亭の仲居として渦中に入り、事件の真相に迫っていきます。
昭和30年代の料亭の様子が、細やかに描写されている本書。人々の感情や生き様が交錯する中で、人生の奥深さや切なさを表す隠喩的なものとして、“塩”や“塩の味”が作中に登場します。
このようなサスペンス・ストーリーのタイトルに“塩”という言葉が使われるのも、塩と人間の関わりの深さと永さを表しているのかもしれません。
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著者の「食堂のおばちゃん」シリーズが好きで、この作品も読んでみました。
「食堂のおばちゃん」のほのぼの感とは全く異なる世界観!
ミステリーは面白かったけど、ラストが・・・。
物語の流れ的には良い終わり方だと思うけど、悲しくなりました。
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21すっごく古典を読んでいるような気分。今では流行らないかも知れんけど主人公の覚悟が感じられてある意味スカッとした。フェミニストには不評やろうけど。202211-1(142)
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昭和30年。名門私立女子高で英語教師として
働いていた十希子の母が、汚職事件に関与
していた商社の男と心中したという。母は事件に
巻き込まれたのか。謎を解くため、十希子は
母の勤めていた高級料亭で仲居として働き始め…。
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一気に読みました。
山口先生の著書は、食堂のおばちゃんシリーズが一番好きだけれど。
こういうミステリーもいいですね!
ミステリーでも食べ物のことが登場するので、食べることが好きな私は読んでいて楽しいです。
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ずっと昼ドラを見ているようだった。
時は昭和30年。
名門私立女子校で英語教師として働いている十希子が主人公。
ある日、十希子の母が、汚職事件に関与していた商社の男と心中したという知らせが入り、その謎を解くため、十希子は母の勤めていた高級料亭で仲居として働き始める。
料亭「千代菊」でスパイの様に真相を探る十希子の様子が絶えず脳内映像で動いていた。
事件の真相は途中で大方予想が付いてしまうが、サスペンス要素に恋愛要素も加わりラストに向かっては怒涛の展開で飽きずに読めた。
愛情と復讐、まんま昼ドラマの原作になりそうな作品。