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表紙のイラストを見て、ライトノベルか…と思ったら、光文社文庫で驚きました。連作ミステリーということもあり、本作品は三話収録されていましたが、読んでいて疲れる様なこともなく、楽しく読めました。
主人公の香月都(こうつきみやこ)が、さばさばした性格なのも良い。
個人的には、第一話「多摩川に現れた龍の謎」が好きです。
作者は別シリーズの作品も書いているようなので、読んでみたいと思います❗
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面白かった!あやかしを扱うネット番組で怪奇現象を謎解く連作もの。ヒロインの女性ADの視点がやさしい。やる気なさそうで実は敏腕なDや、知識人だけど恋に奥手そうな妖怪漫画家、調子のいいイケメン声優、バブル感のあるPなと、登場人物たちのやりとりが楽しい。そして、どの怪異にも人の強い想いが秘められていて、最終的にウルっとくる。特に「墓場に揺れる怪火」が泣ける。続きが楽しみ!
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あやかしを徹底調査するネット番組のAD都ミヤコが主人公の同じお話。
龍や人玉、化け猫などを絡めての人情話。もっと妖かしを追求したファンタジーかと思いきや、結構真面目にフェイクだったり、ちゃんとしたオチをつけている。
とはいえ、ネット番組内では真相は藪の中…ということでロマンを持たせているらしい。意外とシンミリな人情話。
都と漫画家の妖海太とのロマンスもありそう☆続編あるの⁇
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ネットで放送が始まった番組のADをしている主人公。
今日もお菓子片手に、人の証言を集めていく。
龍、怪火、化け猫、の番組の短編。
協力者にお菓子を渡しているようですが
普通の番組もこんな事をしているのでしょうか?
なかなか色々なお菓子が出てくるので
そこも楽しいです。
投稿された竜は、本物なのか、な1話目。
4階から見えた、下のお墓に浮かぶ火、の2話目。
化け猫が出たと噂の公園、が3話目。
どれもこれも、視聴者に、真相は闇の中! で
誤魔化しきれるものです。
何せ番組自体が、あやかし、ですから。
しかしその実態は、どれもこれも言われて納得。
何故こうなったのか、の説明がしっかりしています。
一種、推理ものっぽいですが、ヒントがある話と
調査して出てくる話とあるので、ただの番組もの?
解説者の漫画家の、頑張り具合が気になりますw
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不可思議な現象やスポットを紹介するネット放送「あやかしTV」のお話
巨大不明生物、墓場の妖火、猫の集会所に現れる幽霊などを取材して判明する真相と、そこに隠された人情系のオチ
「この世に不思議なことなど何もないのだよ」と言う京極をかなりマイルドにして温かみを付け加えた感じ
不思議現象にはそれが起きた理由がちゃんと存在するけど、取材の過程で偶然や気のせいで片付けるにはちょっと苦しい要素が判明したりと、すべて完全に説明されているわけではないところに若干のロマンを感じる
実際に判明した真相を放送するのではなく、追加取材をしたけど謎は謎のままというスタンスはちょっとなぁ…
むしろそっちの内容の方がウケる気がするけど、番組のコンセプトはそっちなので仕方がないよね
この手の番組は30年以上前なら地上波のゴールデンによくやってたけど、いつ頃からかなくなってしまったねぇ
コンプライアンスに厳しくなったのか、ただ単に視聴率が取れなくなったのか
素人でもそれなりの画像、映像加工をできるようになってしまったため、視聴者にも驚きが無くなったというのもあるかもね
妖怪マンガの作家・妖と都さんの今後も気になるし
匠の現実主義的でその洞察力というか真相を探り当てるその能力はどうやって培われたのかも気になるところ
シリーズものらしいので、次の作品に期待
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あやかしの正体はそれほど意外なかんじではなかったけど、さらりと楽しめた。もっとキャラも人間関係も事件もほりさげた続編が読みたいな
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さくさく読める軽めの物語。
テレビのバラエティ番組のようにうっすい内容。
肝心のあやかしの内容の説明もちょいちょい挟まれるグルメ描写もうっすい。
作者経歴を見ると放送作家とのことで妙に納得。
1話目は自分が属していた業界のことなのでちょい楽しめた。うっかりさんは開○さんのことやろか?
2話目子供に動物、ど直球すぎ。
3話目、二人で並んで座っていて立ち上がる時にどうやったら頭がぶつかるんやろ?
どれも謎解き部分が無理ありすぎ。
これはしばらくすると忘れてしまうやろなぁ。