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この本は使える。
ゆるいつながりとあるが、そこが主眼ではなくて、人とのつながり方について、相当実用的なことが書いてある。
リーダーとか課長とか、なって少しした人が読むととても役にたつと思う。
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小さな食堂を経営する独創的なビジネスモデルをつくりあげた筆者による著書から、感じ入った文章を3つ。
「<既に世にあること>を徹底的に学習することによって、<新しいこと>が成功する確率が上がる」
料理のスキルを徹底的に上げければいけないと、チェーン店等でのアルバイトでマニュアルを習得するのは当たり前として、図書館で料理本を棚にして6棚分くらい読んだ。何万種類の料理の写真を見ていると、どんな盛り付けがあるべき姿かが分かってくる。
「知らないことは思いつきません」
ネーミングやコンセプトメッセージを考えるときに、図書館の辞典コーナーで何十冊も辞典を引いて、単語を見つけていく。 何万という単語から、これだと思う一言ひとつを見つけるだけ。
「自分が提供したい内容の5倍の価格のものに慣れ親しむ」
提供するランチは800円なので、その5倍の4000円ランチの店に通って、レシピやサービスを学ぶ。800円のサービスを真似ても、800円以上の価値は望めない。4000円を真似た800円だから価値がある。
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リーダーは常に向上しないと見限られる。この一行が好きだった。それはともかく、仕組みの作り方について色々書かれていて参考になる。
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エンジニア的な数値制御は"人間味"を排除した仕組みに見えるが、人に関わる"無駄や不幸"の殆どは人間味に起因している。そこに幸福があることも確かだが、幸福は慣れ忘れ易く、不幸は常に新鮮で忘れ難い。/ 『崇高な思考/理念は何の役にも立ちません。具体的な仕組みをどれだけつくったかで、働きやすさは決まるのです。/ 倫理や理論を振りかざして相手を動かすのは最も効率が悪いやり方。最も大切なポイントは"人の欲を見る"こと。感情・快楽、つまり"欲"を満たせるときに、人は心から進んで行動します。人が喜ぶことを見抜く。』
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少し違った時点でリーダー論
3章「自分を保つ」の内容は良かった。
自分のコストの高さを自覚する
イライラする原因
相手が成長しない時の、
やることやったら、あとは相手の責任
成長するペースは相手が決める
相手を伸ばす仕組作り
崇高な思考理念は何の役にも立たない
人と距離を取る
1章
良い組織とは、目的が明確、誰でも戦力、良さを補完し合える。
リーダーに必要なのは熱量
リーダーが進まないとみんな進まない
リーダーの空気以上に全体が良くなることはない
2章
教えるではなく一緒にやっていく
教えるのではなくフォロー、回数を決めて
モチベーション上げるのではなく潰さない
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50分働くと一食タダになるまかないさんを受け入れている未来食堂の店主が書いたチーム構築論。
論理的に整理されているので分かりやすいです。
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未来食堂には「50分働くと一食無料」という
「まかない」と呼ばれる仕組みがあり、さま
ざまな人が日々食堂運営を手伝うらしいです。
今流行のシェアリングエコノミーの食堂運営
版かな?と思いきや違います。
実はその中身は組織論なのです。
期間の長短はあれど、実際に一緒に働くので
あればチームメンバーです。
そのチームメンバーが絶えず入れ替わります。
さらにそのメンバーのスキルは必ずしも皆
一定のレベルには達していない場合がありま
す。
そんな時はリーダーはどうするべきか。
毎日新人に仕事を覚えさせていたのでは、全く
追いつきません。どうしているのか。
チームを動かすリーダーこそ必読の一冊です。
題名からは想像もできないビジネス論があふ
れています。
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今まで読んできた自己啓発の本とは少し毛色が違ったように感じた。精神的な事を言ってる感じもするんだけど、その根拠が食堂での実際の経験から抽出された事だから、不思議と納得感もあるし、それをリーダー論として書いてる所が面白かった。強いチームとは、から始まるくらいなのでチーム主軸の書き方をしてるんだけど、結局は人と人との繋がり、これをどううまくやるかがメインの内容。
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お休み中の仕事本ですが
正式な店員を雇わず、「まかない」という方法で
毎日お店を手伝ってくれる人を募るなどのユニークな仕組みで
「未来食堂」を運営する小林せかいさん
彼女の組織論や人材育成論について書かれていますが
決して奇抜な考えではなく、とっても地に足がついた考えで
かなりうなずける部分や新たな刺激をもらえる部分がありました。
ビジネス本として、とっても読みやすい1冊です。
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未来食堂系が気になっていたので購入。
これを読む前に読んだ「未来食堂ができるまで」は、ブログ記事の書籍化ということもあって、ちょっと独特だった。対してこちらは、いい意味でビジネス本然としていて読みやすかった。何より、内容が非常に興味深かった。
「まかない」という独特なスタッフシステムを用いる未来食堂。これまでの飲食店の常識ではありえない、非効率とされた方法論が、なぜ成立しているか。その秘密を明かすとともに、成果を出す「チーム」とは、どういうものかを語る。
例えば「晩ご飯何食べたい?」と聞いたとき、なぜ「なんでもいい」と答えてしまうか、例えばリーダーがミスしたとき、なぜ部下が自分も不手際があったと言ってしまうのか。恐らくは誰もが経験して違和感を感じていながら、誰もがそれが「なぜか」を考えもしなかったことの「なぜ」について、随所で言及している。
リーダーは成長し続け、追い付かれてはならないこと、リーダーという巨人は細心の注意を払っていても、アリであるメンバーを踏みつぶしてしまうことがあること、責務を果たせない相手を責めるのではなく、相手が活躍できる仕組みを作ってない自分の責任を考えることetc…。
非常に腹落ちするメッセージだった。
未来食堂が特殊だから、というのではなく、すべての職場はもとより、家族やサークル等の「チーム」におけるリーダー論・組織論として、大変参考になると思う。