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雨にも負けず 小説ITベンチャー
高杉良、得意の実名経済小説。
主人公はITベンチャー企業「イーパーセル」の社長、北野譲治。イーパーセルはインターネット上で大容量データを安全に送信する技術の特許を持つ。技術力は優れているが、従業員は10名にも満たない。北野社長自らセールスマンとして日本全国を飛び回る。
そんな小さな会社が2011年、巨大IT企業、グーグルを特許侵害で訴え、事実上の勝訴を勝ち取り、イーパーセルと北野社長は一躍注目される。本作品は、ここまでの北野社長の過去を小説化。
保険代理店経営者として抜群の成績を収めていた北野譲治は、イーパーセル創業者より勧誘され、入社。しかし、入社後、創業者のビジネスマンとしての欠陥、会社組織の稚拙さが次々と明らかになる。資金繰りの悪化、人材流出、米国法人との対立など、会社は倒産寸前に追い込まれる。
新たなビジネスを創造する能力と、創造されたビジネスを普及させる能力は全く異なる。いかに優れた特許を持った会社でも、その特許を使ってカネを生み出せなければ、経営は行き詰まる。イーパーセルの場合、優れた創業者と優れた経営者、北野譲治がギリギリのタイミングでスイッチできたことが救いだった。
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久々の作者さん。損保会社の契約社員を経て独立起業、そしてITベンチャーで電子宅配便を扱う「イーパーセル」に転職した北野が主人公。ストーリー方が雑、人物が描かれていない。見方が一面的…。経済小説の第一人者だと思っていたし好きだったが肩透かし
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読みやすかったです。
ただ深みはあまりなかったです。ベンチャーに起こる問題もわりとあっさり乗り越えているように見えてしまいました。
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若くして出会った人がジュンちゃんで、その花屋でアルバイトしながら商才を磨き、社会人としての基本と人付き合いを学び後々見事に発揮している。
ジョージは何でも嫌がらずにやる。そこで出来た人脈を活かしてどんどん出世する。しかし財津と出会い人生を狂わさられる事になる。そんな時でも悩んだ時はジュンちゃんに会いに行く。ジョージにとっては社会のオアシスのようでもある。誰でもそういった場所や人がいるのだと思いました。僕ならジョージコーポレーションで満足してたかな。