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面白かった
長いけど普通に読める
ピクサーのどん底時代から復活するまでをど真ん中で追体験できる
まさかこういうエッセイ風の物語とは思ってなくて、エッセイ好きな僕はとても面白かった
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ビジネスを舞台にした冒険譚、
今自分がやりたいと思っていることにシンクロしたため、すぐに読みおわってしまいました。
登場人物全員、理知的で、道徳的。
読んでいて気持ちのいい実話。
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企業のサクセスストーリーの中でも読みやすいと思う。
それなりのページ数があるもののサクサク読めました。
子供の頃から慣れ親しんだトイストーリーの制作までにこんな裏のストーリーがあったとは!
どんな企業も大きくなるまでには色んな経験があるんだなぁと改めて思いつつ、とても夢のある内容なのはさすがピクサーだなとおもう。
この本を読んだ後にピクサーの映画を見るとなかなか感慨深いものがある。
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20/01/03読了
ピクサーのIPOからディズニーによる買収までを、当時のCFOが記したもの。
IPOの駆け引き、ディズニーとの契約交渉も面白かったし、スティーブ・ジョブズについても興味深く読んだ。
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財務のローレンス氏がジョブズに引き抜かれて映画参入前のピクサーにジョインし、IPOとヒット作の連発、さらにDisneyからの大型買収を成功させた(小が大を飲み込んだ!と称された)までのヒストリー。
彼がPIXARを去って後に以下の気づきを得るところ(95%辺り)が印象的だ。
それは、PIXERの成功の鍵が「中道」のバランスを保ち続けたことにあったという気づき。
クリエイティブな才能と環境は彼がジョインした当時から整っていたが、財務やビジネスモデルなどの現実と向き合うための責任やスキル、努力、経験が足りていなかった。
中道とは「秩序と自由の舞であり、官僚主義と精神の舞、効率と芸術の舞である」と筆者は記す。
これはかつて「商品」に偏重してユーザーと社員をないがしろにしてAppleから追い出されたジョブズが「復帰後の快進撃で魅せた見事な舞」に重なる。
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トイストーリー他の大ヒットで、S.ジョブズの奇跡の復活を支えたピクサースタジオ経営再建のサクセスストーリー。
CFO(著者)がどこまで経営に貢献できるのかを探ると同時に、見たことのない気弱なジョブズの姿を垣間見ることができるのも興味深い。
「#PIXAR〈ピクサー〉」文響社、L.レビー著
Day46
https://amzn.to/2QJz5sH
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エンターテイメント事業のファイナンス面や交渉面、そして制作サイドとのマネジメントにフォーカスした内容で、
・映画ビジネスの事業モデル
・ディズニーとの交渉
・3D映画ならではの自由度と管理の難しさ
・IPOに向けたVCの探索
など、詳細が生生しく書かれており、ハラハラしながら読めた。
大株主スティーブ・ジョブズとの関係や交渉も見過ごせない。そして、ファイナンスを見通せないトイ・ストーリーにジョブズが既に数億円レベルで事業投資し続けていた事にも驚き。彼のピクサー株のディズニーへのExitは成功劇として語られるが、彼も相当にリスクを負って投資していたのだと痛感した。
また、エンドロールへのバックオフィススタッフや制作中に誕生したベビーの名前を入れる事を通した著者には拍手。アナ雪2でもFinance、HR、BABIESの記載がありました。
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著者とピクサーはビジネスにおいてもプライベートにおいても切れないような密接な関係であることが感じられた。
起業後の苦悩や転職後の壁の大きさ等が描かれていたが、1番は著者の人柄があったから乗り越えられたように感じる。
もちろん、美化された表現もあることも承知しているが、非常に心温まるビジネス書であった。
帰国したら、ピクサー映画をぜひ見にいきたい。
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ピクサーのクリエイティブな部分ではなく、組織の実務的な観点から描いた著書。
文章に当時のスティーブ・ジョブズ、エド・キャットムル、ジョン・ラセターと錚々たる面々のやりとりが躍動感ある文体で描かれており、いまだかつてないことを成し遂げることへのワクワク感からその世界観にのめり込んであっという間に読めてしまった。
著者は“中道"について語っているが、この著書によってピクサーの中道を理解することができたし、まさにその通りだと思った。
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①20分で37%
シリコンバレーはストックオプション方式。報酬は山分けという考え方。
新しいことをやらない、やれないのはのはその企業の文化にないから。クリエイティブが必要な大手映画会社がほとんどそうだった。彼らはクリエイターを支配したがる。ピクサーはそれではだめだと感じ、自由な文化を作っていった。文化なしにイノベーションは起こせない。
アニメーターの仕事がない時の莫大な持越し費用の問題。仕事がない時にはアニメの研究をさせた。
②20分で77%
ピクサーを上場させるために奔走する作者とスティーブ・ジョブズ。かなり、手に汗握るストーリー(さすが、ピクサー)
大手銀行にipoを断られて、失意の中、ピクサーについてくれた銀行は、ピクサーが気がついていない強みをしっかりと見極めていた。ハリウッドではなくシリコンバレーから生まれるコンピューターアニメーション。ストーリーテリングに長けたストーリーチーム。エンターテイメントはテクノロジーによって前に進むことが出来る。トイストーリーの成功でジョブズはビリオネアに。
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面白くて一気に読んでしまった。
リスク隣り合わせの、でも最高にエキサイティングなビジネスの冒険譚。しかもなんとあのスティーブ・ジョブズとの。これが面白くないわけがない。
舞台はピクサーという今では知らない人はいないであろうCGアニメの大手。そのピクサーがどうしようもなく困窮している状態から一転、大成功を収めるサクセスストーリーだ。サクセスストーリーは楽しい。ワクワクしながら読んだ。
以下、個人的に面白かった点
著者がすごい!
さすがハーバードのビジネススクールを卒業し、素晴らしい経歴を積んできただけある。
素晴らしい人脈もあり、この方の人柄が想像できる。
リスクの分析もしつつ現実的な落としどころを見つける判断力、定量的には分析できないような人間関係の関係改善など、バランス感覚が非常に優れてる方だな、と。
ジョブズが意外
彼の当時の状況のせいもあるかもしれないけど、穏やかで素直な面もあるんだなぁ、と。
ワンマンで譲らないというイメージだが、専門外の場合は専門家の話に耳を傾けることができるらしい。
近所の散歩
著者とジョブズはとにかく近所を散歩しながら話をする。ビジネスのことから世界情勢、技術の話や家族のことまで。普段最前線にいるような人は、静かな環境のほうがアイデアを練りやすいのかも。
オールドパロアルトは散歩するにはもってこいの素敵な街並みなんだろうな。
日々思索にふけったり、アイデアを考えたり、議論したりするのに住む場所は重要なんだな。
人間性、品格
著者がこのストーリーの中で出会う人がほんと良い人(好感度が高い人)ばかり。ピクサーの社員にしても、ビジネスパートナーにしても。まぁ、ビジネス上に対立はあるとしても、人間性ができている人ばかり。
良い人しかストーリーに登場させてないのか、この人の人柄のせいで上ブレしてるのか、そういう人が集まってくるのか。。。
私の考えでは、おそらく一流と呼ばれる仕事をする人はみんな人格者なんだろうという結論。
頭がキレるのはもちろん、教養もあり、社交的で、あたたかみがある。だからこそ組織のトップに上り詰めたり、すごい成果をあげたりしてるんだろう。
そして組織のトップにつく人、信頼を与えたいと思う人は、服装にも気を配るようだ。オシャレとか洗練されてる、というほどでなくても、似合うものや上質のものを選ぶ。やはり第一印象も大切にしているのだろう。
話はそれるが、このストーリーには著者含めユダヤ系の人が多く登場する気がする。シリコンバレーとはそういう土地柄なのかもしれない。
情熱
困窮しているピクサーを突き動かしていたのは情熱以外の何者でもない。経済的に保証もされておらず、クリエイターとしての名声や尊厳も与えられない。それでも今まで誰も見た事のない凄いものを作り上げるという気概、情熱があったからこそ成し遂げられた成功だろう。それも数人のクリエイターが、ではなくチーム全体として。
情熱は感染すると思う。
リスペクト
こ��著者の素晴らしいところは、常に一緒に働く仲間やビジネスパートナー、家族をリスペクトしているところだ。エンドクレジットのために戦い、新しい文化にしてしまったくだりはとても感動的だった。
中道
著者は中道という考え方を高く評価、支持している。簡単な説明を付けてくれているが、理想と現実をうまくバランシングする、という考え方らしい。確かに高い理想を持って突き進むことは大切だし、できることならそうしたい。けれども多くの場合は関係者が多岐にわたったり、調整が必要な場面もあるたろう。中道では理想をもちながらもプラクティカルに前に進む道を模索することを良しとしている。
著者がこの教えに出会ったのはピクサー退職後のようだが、学ぶ前に自らこの中道を実践していたというのだ。ピクサーで様々な調性をし、まさに中道といえる判断をしてきたのだ。さすがのバランス感覚。
その後この教えが気になったとのことだが、既に実践しるんだからそりゃ当たり前だわ。
効率や経済性、合理性ばかりを追求すると、行き過ぎた資本主義となってしまい、昨今の世の中はどんどんそんな傾向にある。定量的にはかれないことは全て切り捨てて良いわけではないと思うし、今後この考え方はもっと広がっていくだろうしそうなってほしいと思う。
おばあちやんがすこい!
著者のおばあさんは50代半ばになってからデリを開いたそうだ。それまでは専業主婦だったのに。家族皆が驚いたらしい。
良き妻で、良き母であろうと振る舞って来たけれど、ずっと内なる情熱を燃やして来たのかもしれないし、ほんの思いつきかもしれない。だが女性が起業するなんて勇気も覚悟もいるだろう時代に、大胆にもそんな発想ができること自体がすごい。
引退して、老後は悠々自適な生活を。多くの人はこう考えるかもしれないけど、人生の最後まで攻めの姿勢で新しいことにチャレンジする、自分の人生を切り拓く、というこのスピリットが素晴らしく、多少なりとも著者に受け継がれているのだろうと思う。
そう考えると挑戦というのは自分自身にも良い影響を与えるし、周囲にも必ず何かポジティブな影響を与えるものなんだなと思った。自分の生き様を見せつけられるってカッコイイ!
読書メモ
・駒がいまどう配置されているのか、それを変える術はない。大事なのは、次の一手をどう指すか、だ。
・文化は目に見えないが、それなしにイノベーションは生まれない
・行きすぎた階級秩序と官僚主義が広がるとイノベーションは死ぬ
・トップスターは、みな、ただ物じゃありません。仕事はもちろん、ビジネスの才覚もすごいのです。(スキップ・ブリッテンハム)
・中道のイメージをつかむには、自分のなかに人がふたりいると考えてみればいい。ひとりは官僚、もうひとりは自由な精神のアーティストだ。官僚は、時間どおりに起きる、払うべきものを払う、いい成績を取るなど、物事をきちんとやるのが仕事で、安定や規則を好み、効率や成果に価値を置く。対して自由な精神のアーティストは、深いところでつながり!生きている喜びや愛、冒険、のびのびとした活力、創造性、気持ちを大切にする。我々が気づかぬうちにどっぷり漬���っている習慣や期待という海を突き抜け、その先に行こうとするのだ。
これはいずれも極端なあり方であり、どちらを選んでもうまくないというのが中道の考え方だ。機能や蓄積、成果ばかりを追い求めると、そのうち、自分は本当に生きているのだろうかと疑問を覚えたりする。逆に、情熱のまま自由に生きると、そのうち失速したり、支えるものがなくてつらい思いをしたりする。だから、どちらにもかたよらず、両者の折り合いをうまくつける中道が一番いいというわけだ。そうすれば、現実を無視することなく、前向きな本質や精神、人間性を活用できる。ただし、そのためには、今我々が当然のこととして従っている習慣や因習を乗り越える勇気が必要になる。
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ピクサーの知られざる苦節や成功までの道のり、スティーブジョブスの(私はよく知らなかった)人となりみたいなところがつぶさに語られていて、まるで追体験してるみたい。
夢みたいな実話なので読み物として純粋に面白い。ぜひです。
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訳者あとがきにあるように、これまでにないSteve Jobs、PIXAR像が描かれている。登場人物は客観的に見て誰も彼もスーパーマンではあるものの、本書では悩みながらも情熱を傾ける等身大の人間として描かれている。
これまではJobsの手腕がPIXARを導いたものと捉えていたが、むしろPIXARの社員の情熱と能力がJobsを動かしたように思える。もちろん視点が変われば見方も変わる訳だが、前述の通りにこらまでにない形であることは間違いない。
翻訳がややカジュアルよりなのは臨場感があると見るか、雰囲気を壊すと見るかで好き嫌いがあるかもしれない。
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【1.読む目的】
・誰もが知るピクサーの裏側を知りたい!
・半分娯楽目的の読書
【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
・ピクサーを支えていたのは文化と情熱
・それに、筆者(当時のCFO)の戦略が加わって意図せず中道になり成功した
・映画製作中に生まれた子をproduction babiesとしてエンドロールに載せるの最高にいいな。それが誇りになるなもいい。
【3.感想】
・めちゃくちゃ面白いの一言。
・エッセイ調でかかれているので、非常に読みやすい。
・ディズニーの子会社、くらいにしか思っていなかったが、ジョブス復活の立役者で、かつ、シリコンバレー屈指のIPOだったとは。。
・あまりに良い本だったので、すぐに「トイ・ストーリー4」を観た結果、いろんな想いがわいてきて、泣いた。笑
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とても読みやすく、スティーブジョブスとピクサーの関係性もわかりやすく記載されている。
総じてピクサーの技術力、スティーブジョブスの財力、ローレンスの取りまとめ力が窺える本であった。
その三つがなければここまで組織拡大しないし、素晴らしい作品が世に出されることもなかっただろう。
ピクサーの社史を学ぶ上では良いが、簡単に実践、再現できるものでは無いと感じた