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社会人生活で、初めてチームとして動くことを任命された時に出会った本。
何度も読んで、チームスタート時に非常に参考とした。
本当に出会えてよかった思える本。
しかし、チームは一筋縄では行かなかった。
チームを構成するのは人。年齢もある、人々にはタイプがあり、好き嫌いがあり、向き不向きがあり、見ている方向も違う。一筋縄ではいかない。
だからこそ、これからも何度も何度も読み直し、日々自分とみんなをアップデートしていけたらと思えるような、元気の出る本でもあった。
↓ こんな時に役に立つと思う。
-チームのリーダーになった時
-チームとしての存在意義、目標意義を皆で再確認したい時
-メンバーを選ぶ時
-チームの円滑なコミュニケーションを考える時
-意思決定、方向性の決断に悩んだ時
-メンバーの共感、シンパシーの深めたい時
-リーダーとしての自分を振り返る時
-みんなと読んでいくことで、チームとしての団結力を深めたい時
とっても読みやすかった。
事例も多く、学術的視点もシンプルかつ豊富に述べられていて、常に新鮮な感覚で読み進めることができた。
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チーム=「共通の目的」がある集団
共通の目的と共に、目標を適切に設定する
目的=動機(motivation)、目標=目指すべき指標(goal)
・目標設定には3分類ある
①意義目標
「OKR(objectives and key result)」
②成果目標
③行動目標
チームに行動目標のみが設定されていると、時にメンバーは「作業」の奴隷になる。成果目標のみが設定されていると「数字」の奴隷になる。意義目標を持つ事によって、メンバーは自らの生むべき成果や取るべき行動について、意思を持つことができる!
communicate
p.118
中国の故事「士は己を知る者の為に死す」
→自分を理解してくれる人のために何かをしたいという人間心理
=それぞれのメンバーは「自分は理解されている」と感じることが効果的
同じ内容を伝えたとしても「自分のことをわかっていない人が伝えている」のと「自分のことをわかってくれている人が伝える」では受け取る相手の感情が全く違う。
そのためにメンバーの「経験」「感覚」「志向」「能力」を理解する必要がある。
decision
チームとしての意思決定を迫られるのは、メリットが51%・デメリットが49%
しかしそれよりも迅速に意思決定した方が良い →ファーストチェス理論:チェスにおいて「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」は実際のところ86%が同じ手なので、できる限り5秒以内に打った方が良いという考え方。
また意思決定はその意思決定よりも、選択肢をどれくらい着実に実行して、正解にできるかどうかが重要。
チームのメンバーの意思決定への態度は、意思決定者がこれら5つの影響力の源泉を持っているかどうかによって大きく影響をうける →「専門性」「返報性」「魅了性」「厳格性」「一貫性」を有したメンバーを意思決定者にする、意思決定者がこれらの影響力の源泉を持てるように自分を成長させることで、意思決定の成功確率を上げる。
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「意義目標」
「成果目標」・・・「数字」の奴隷に
「行動目標」・・・「作業」の奴隷に
「何をやるべきか?」だけでなく
「何故やるべきか?」が分かれば
新たな「何をやるべきか?」が見つかる
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私の人生で最も誇れるもの。
それはメンバーたちと一緒につくってきたチームです。
私たちのチームはどんなに高い目標でもあきらめません。
私たちのチームは誰かが苦しんでいたら、誰かが支え、助けます。
私たちのチームは自分たちが世界を変えると、全員が本気で思っています。
(引用)
THE TEAM 5つの法則、麻野耕司著、株式会社幻冬舎、2019年、15
本書は、著者自身の経験やコンサルの知見をもとにまとめられたチームの法則
私は、A(目標設定)、B(人員選定)、C(意思疎通)、D(意思決定)、E(共感創造)と進んでいくうちに、最強のチームになることを知った。
まず、チームとは何か。
2人以上集まり、「共通の目的」を目指せば、全てチームだ。
チームとは、家族にはじまり、小学校の通学団、町内会やPTA、民間事業者や非営利組織に至るまで、私たちの身近にも多く存在する。
本書は、普段、関わっている身近なチームを念頭に読み進めていくと良い。
「なるほどな」と思われるフレーズに幾度となく、出会えることができる。
また、この本は、チームの法則ではあるが、リーダーのためのものでもある。
まさに、AからEに至るまで、リーダーによる役割は非常に大きい。
さらに、本書では、著者自身がAからEまでを職場で実践し、チームの強化を図った事例も掲載されている。具体的な手法も掲載されており、成果をあげていることから、説得力も増している。
チームの法則、
つまり、「ABCDEの魔法」は、あらゆるチームを最強にすることが分かった。
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割と一般論。期待して読んだ分だけやや迫力に欠けた。とは言え、会社と個人の二項対立になりがちなここ最近の議論においてチーム運営にスポットライトを向けたのは新しい着眼点。
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・コンティンジェンシー理論
・プロジェクトにはオーシャンズ11のような人材の流動性と多様性を
・モチベーションタイプごとの褒め方: アタック(達成支配型欲求)→すごい、レシーブ(貢献調停型欲求)→ありがとう、シンキング(論理探求型欲求)→正しい、フィーリング(審美創造型欲求)→面白い
・影響力の源泉: 専門性(すごい)、返報性(ありがたい)、魅了性(すてき)、厳格性(こわい)、一貫性(ぶれない)
・正しい独裁 シンガポールのリー・クアンユー
・モチベーションの4P: Philosophy (理念)、Profession (成長)、Peaple (人材・風土)、Privilege (待遇・特権)
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ビジネスの力の源泉は、業種→企業→個人へと移り変わる
だからこそ、個人をチーム化する能力が重視されるようになってきた
「週の半分は1on1に使った方がいい」
第1章 Aim
チームの目標を正しく設定することが重要
・目標には意義、成果、行動の3つのレベルがある
- 意義レベルはアクションは起きにくいがブレイクスルーは起きやすい
- 目標設定のトレンドは行動目標→MBO→OKR
第2章 Boarding
チームメンバー選定(in/out)はチームタイプにあわせて実施すべき
・チームタイプは環境変化の度合い×人材の連携度合いで四つに分かれる
- 駅伝型(小×小):工場生産
- 柔道団体戦型(大×小):生命保険営業
- 野球型(小×大):飲食店
- サッカー型(大×大):スマホアプリ開発
・環境変化の度合いが大きい場合はメンバーの流動性を高めてoutを重視すべき
→なぜ?具体例?
・人材の連携度合いが小さい場合は、似た能力を持つメンバーが必要(⇔多様性)
- 個々の活動に最適化された能力
第3章 Communication
チームタイプによってルール化とコミュニケーションのバランスを決める
・環境変化が大きく、人材の連携度合いが小さいほどルールは不要
・コミュニケーションには、ルール化できる効率化のほかに、感情面のコントロールが必要
- モチベーション
- 心理的安全の確保
第4章 Decision
判断するには、選択基準と優先順位を決める
誰が意思決定者なのかも重要
・正しい独裁は、強くて速い意思決定
・多数決:個人の損失が少なく、軽いもの
メンバーを決定プロセスに入れるメリット
・決めたことを正解にする
・決定者の影響力:専門性、返報性、魅了性、厳格性、一貫性
第5章 Engagement
モチベーションは理念、成長、人材・風土、待遇に左右される
Will,Can,Must
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目標を適切に設定するのが良いチーム
選択基準に優先順位をつける→選択基準を満たす選択肢を複数出す→優先順位の高い選択基準に合致する選択肢を選ぶ
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第2章は人選に関することだから人事が読んだらいい章。飛ばしていい。
チームとしての売上、目標を達成させるための考え方が載ってる本。
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偉大なチームには、偉大なリーダーがいる、のではなく、偉大なチームには、偉大な法則がある、ということが分かる本。
チームを「学級」や「職員室」「学年団」に置き換えて読んでいたが、なるほどと思う部分がたくさんあった。経験や勘に頼っていたものを、学術的背景などをもとに法則化している。
何より、「終わりに」で著者が「組織を変えるのはあなただ」と強い思いをもって訴えかける部分があり、心を動かされる部分があった。最初に「終わりに」を読み、著者の思いを受け止めてから読み進めるのもいいだろう。
再読して、少しずつ実践していきたいと思えた良書。
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よりよいチームをつくるための5つのメソッドの紹介
目標設定、人員選定、意思疎通、意思決定、共感創造
メソッドとそれにまつわるエピソードが分けて記載されているので、とりあえずチームをどうにかしたい!という場合にメソッドだけいったん読んでやってみることもできそうなところがいいなーと思った。
従来通説と言われているようなことをすべて否定するわけでもなく、新しいメソッドを提示し、それが当てはまる条件やなぜその方法がよいのかの説明が記載されている。
これ系の本はよく読むので前半部分はよくある、どこかで読んだこと、聞いたことがあるような話が簡潔にまとめてあるなーという印象だった。
が、後半の意思決定、共感創造の法則は改めて簡潔に言語化されていると、納得感や気づきも多く、読みながら思わず頷いてしまっていた。
また、チームの落とし穴として紹介されていた内容も、耳が痛いことも多かった。
今まで、法則部分で記載されていることを実践しているにも関わらず、なんでうまくいかないんだろうと思うことも多かったが、
この落とし穴にはまってたのかもしれない、、、と感じるものも多かった。
最終章で、著者がチームの法則を実践してチームをどう変革させていったかが書かれているが、
その中の「Engagementの法則は全力で走る力を与えてくれた」という言葉に特に感銘を受けた。
序章にも記載されているが、チームのリーダーだけでなく、チームに関わるすべての人に読んでほしい本だと思った。
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うまくいかないチームを変えるにはどうしたらいいかのヒントがもらえる本です。
自分のチームがどういうタイプかをまず知って、それに合った方法で再生していくといった内容です。
とても読みやすくてあっという間に読めました。
職場の自分の部署も問題山積みなのですが、平社員の自分一人でこの本を読んでもどうにもできないので、リーダーに読んでもらいたいと思いました。
まずは自分が周りのメンバーを知ることや、できることから働きかけていきたいです。
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フィロソフィー
プリビレッジ
ピープル
プロフェッション
このエンゲージメントの話は必読。
学生も社会人も、ここをしっかり考えて組織やチームと関わるべき。
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サクッと2時間ほどで読了
チームを取り組む業務ごとに「環境の不確実性」と「メンバー間の連携の要否」で四象限にマッピングしてそれぞれの特性と取り組み方を説明
個々の要素は馴染みのものばかりだけれど、それをチーム特性に合わせてどう適用して行くべきなのかが整理されているので、新たしいチームのマネジメントの最初に知っておくと、試行錯誤の時間をかなり低減できそう
マネジメントの本というよりも、チームプレイのやり方の本なので不確実性の高い分野のチーム(四象限の上側)ではチームメンバー含めてみんなが読むのが良さげでした
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評価
目標設定(意義・成果・行動)
コミュニケーションにルールを作る
お互いの過去や特徴を理解する機会を作り、その元にコミュニケーションがされているか
感情報酬が作れているか
良いチームを作るには、様々な側面であらかじめしっかりと設計をする必要があることを強く感じた。
目標、評価、コミュニケーション、報酬など、いまのチームには足りていないことが多く見つかった。
いま自分は部を作る立場にないけど、仕事をする以上多かれ少なかれチームは作るので、活かせることから始めていきたい。