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異星人ロボットSFとして読んでいたけど、人種(に入ると思う)差別や排斥が大きなテーマになるとは…面白かったです。思考停止で異なるものを排斥、というのは恐怖の裏返しなんだろうけどそれにしても疑心暗鬼が攻撃にすぐ結び付くのは怖いです。
ローズに始まりローズに終わったな…と思いました。エヴァとヴィンセントも重要だったけれど。
カーラからエヴァへのお手紙、ジーンとしました。
インタビューや私的な文書のみで構成されてたシリーズだったけれど、それで充分何が起こってるかわかるのは凄いです。思ってたより骨太でした。
エヴァがダリル推しなのも嬉しい。
しかしこれ、「計画」と「覚醒」はともかく、「降臨」は各方面にアレなので映像化難しそうです。「覚醒」も、マドリードの顛末がセンシティブだけれど。
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巨人のふるさとへ飛ばされた4人は9年後に戻り、アメリカとロシアに分かれてテーミスとラペトゥスに乗り戦う。最終的にはまた巨人が千近くが全世界に現れ、全ての国が巨人に降服又まとまりのある国連のようなところで再度統治する事に。 さてこの話本当にロボットが出てきて戦うのかと思いきや、チョットは戦うが本質はどのようにして世界の平和が保てるかと言う事につきるのではと思った。しかし話はあんまり盛り上がらず終わる…
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今回は異星でローズたちがもろに関与してしまった反乱事件の顛末と地球でのテーミス対ラペトゥスの決着が描かれている。
これで3部にわたる長い物語が終わったんだけど、正直、話の収め方が(悪い意味で)なんだこりゃ?!だったので、自分的に「残念な作品」として分類することに
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三部作、ついに読了。人類はまだ幼い状態にあり、圧倒的な力は持て余す、というのはその通りと思う。
いつの日か、国という概念もなくなり、極端な富の偏重もなくなり、宇宙などの調査に英知を集結するところまで、人類は進化できるのだろうか?
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三部作が無事に終了。最初の巻からは、予測のつかないところに収束したけれど、なるほどという終わり方だった。家族の話というのも納得だし、最後はほろっとさせられた。家族を焦点にしたために、中途半端になってしまった話もあるし、ともかく戦いが終わって良かった。(親子レベルでも世界レベルでも。)
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3部作読了。
読み始めた2020年1月から本日(3月28日までの期間に、現実世界でコロナウィルスのパンデミックが進行中という事象が発生しているために、前作ほどはストーリーに没入出来なかった。
将来、平穏な時に改めて読みたい。
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モキュメンタリー文体で描かれたSF、第3部。
SNSの実況に通じると看破した解説に、さもありなんと頷く大作だった。文句なしの星5つ。
ただ、解説にて(意図的に書かなかったのか?)書かれなかったことだが、地球で起きた『収容所をめぐる一連の、非科学的極まりない差別』は『遺伝子』だけでなく『宗教、民族』もそこにふくんでいる。
主人公の一人に「わざと」自国の自主独立を主張させたり(少しぐらいそういう事を言わないと、という計略)。
サイコパスのようで実は切れ者の女性キャラに、ボスニア・ヘルツェゴビナの話をさせたり。
作者シルヴァン・ヌーヴェルは間違いなく、SFを語っている。
もちろん、オタク小説にありがちな、そして読者が期待する趣味に走った部分(エヴァの名前の由来とか!)も盛り込んでいる。
それと同時に、私たちを取り巻く世界にはびこる不平等、意図的に愚かであることを選択する愚行を描いている。
SFとしての芯の太さ、オタク向け小ネタ、そして現実の世界に対する作者なりの考察(を、決してお説教にならないように書く力量!)。
この3つが密接に絡みあい、本作は魅力を増している。
唯一お気を付けて頂きたい点:読みはじめると、読み止めるのが難しい。食事や水分補給を忘れずに読むことをオススメする!
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巨大ロボの発見、起動実験、異星人の侵略者との人類存亡をかけた戦い、と王道を進んできたのにいつの間にかただのチープな親子喧嘩に。
異星人の文明が悪い意味でスペオペ的で、マンネリだったのもマイナス。大いに中弛み。
すげえラスボスとの死闘とかド派手な世界大戦とかエンタメに完全に振り切っても良かったのでは。