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GAFAについては以前読んだ。当然今度はBATHについて知るべきであろう。
まずはアリババ。会社のコンセプトは社会的問題をインフラ構築で解決するという大義があるという。中国には社会的問題となれば大量にあろうが、それらをITで解決するというのは実に共感できる。中小企業の事業支援インフラの構築を使命に基づいて行っているとのこと。だからこそ”金融事業においてはアリババがAmazonを完全に凌駕しています。”という事になるのであろう。個人的にはアマゾンは既存小売業を壊滅させることを使命としているように感じる。
アップルで興味深かったのは、アップルウォッチによるヘルスケア事業への展開であろう。特にアメリカでは医療費が高額らしいから、このようなツールで予防医療が簡単にできるの有れば、広がりが大きいかもしれない。
また、無人化もやるなら徹底的に整えるべきだ。日本ではコンビニやスーパーでレジの無人化が増えてきたが、結局自分で袋に詰めて支払い手続きしており、これはただ店員(企業側)がやることを客がやるだけというものである。Amazonゴーや中国の自販機などは既に人的な支払い行為がない。ただ商品を持って(自販機は取り出すだけ)外に出るだけで、支払いは自動的にカードや××ペイ払いとなる。このような支払いという実務が省かれた自販機を置いておけば、買うことを躊躇しない人が増え、売り上げが大きく増えるのではないだろうか。
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米中のメガテック企業の比較や分析が凄い本。
アメリカのGAFAはよく耳にするので知っている人は多いと思う。アメリカ企業のそれぞれの頭文字を並べてGAFA。
- GAFA (ガーファ)
G グーグル
A アップル
F フェイスブック
A アマゾン
それに対抗するBATHは最近聞くようになった中国メガテック企業。
- BATH(バース)
B バイドゥ
A アリババ
T テンセント
H ファーウェイ
GAFAについてはそれなりに知っていたことが多かったが、対するBATHについては目から鱗でした。というか目から涙でした。
涙の理由はそれなりには凄いテック企業と思っていた、BATHがどれも想像以上に凄いところまで来ていること。
時価総額でいうとアリババ、テンセントは最近は常に世界TOP10位内だし、バイドゥの自動運転の商用可についてはすでにバスを走らせており世界一進んでいるだろうし、ファーウェイは非上場ながらアメリカからの同盟国に対する規制がなければ世界一のハードウェアメーカーになるだろうし。
それともう一つこのBATHの現状の快進撃を読んでしまうと、日本のテック企業の周回遅れ感に涙。太刀打ちできないどころか中国テックメーカーに比べれば無に等しいくらいの圧倒的な差。
4章までは米中それぞれ似た分野の企業を『孫氏の兵法』を参考にした5ファクターメソッドを使いながら比較している。これが面白い。
第1章
アマゾン×アリババ
「経済圏」
第2章
アップル×ファーウェイ
「プラットフォーマーとハードウエアメーカー
」
第3章
フェイスブック×テンセント
「SNS」
第4章
グーグル×バイドゥ
「検索サービスから事業を拡大」
5章では総括と最近話題ニュースになっている米中の新冷戦について。
最終章でGAFA、BATHを知ることで日本はこれからどうあるべきか?について。
無人レジが例に書かれていたが、確かに日本の無人レジは顧客がピッピとレジを通してかったるい。。AmazonGOレベルの商品を持ち去るだけのレジレスを2020年までにある程度実用化させないと、諸外国から馬鹿にされることは想像できる…。
第一段階としてキャッシュレス化を急に促進しだしたが、それも乱立する○○payによって逆にわかりにくいものになってきている気がする。政府は現状の中国との差を認識してグランドデザイン持って推進していってほしい。
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書き手目線でいうと、フレームワークの用い方と、構成が美しい。とくに田中先生が「孫子の兵法」を援用して編み出した「5ファクターメソッド」が秀逸で、このフレームに照らすと各社の戦略的違いが浮き彫りになる。
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GAFAとその中国版であるBaidu, Alibaba, Tencent, Huaueiの経営戦略の対比。特に既出の情報と違うところはないがコンパクトにまとまっている。
e-commerceおよび信用管理が進んでいる中国では、AlibabaとTencentの浸透度が高く独自のサービス展開まで踏み込んではい流が、基本はアメリカのアイディアのコピーに現状では見える。グローバルな広がりを持たす事ができるかが今後の鍵ではある。
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GAFA、BATHの8社のビジネスをわかりやすく解説した1冊。孫氏の兵法をもとにしたという5つの切り口(道・天・地・将・法)で分析しているのが独特で秀逸と思います。ICT業界にいて、日ごろから8社の動きに注目している人には、それほど新しい情報はなく、やや物足りないかもしれません。
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米中メガテック8企業を様々な角度から分析した一冊。所々で著者の「〜と思う」が入ってくるので全てを鵜呑みにするのは危なそうだけど、明快に整理されていて分かりやすい。特に中国について変に煽らない冷静な分析を読めたのは良かった。孫子の兵法を基にした道・天・地・将・法による5ファクターメソッドも興味深い。会社のミッションやカルチャーが大切という基本はここでも効いてくるのか。
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2018年末くらいまでの中国BATHの最新情報踏まえてまとめられているのでこの1冊読めば直近の中国市場の概観、対極がつかめると思います。
事業内容から各社の経営者特徴など、それぞれ対応するGAFAと比較して分析されているので内容も頭に入ってきやすく良書でした。
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19年をトキメク米中メガテック各社の競争戦略を、筆者が提唱する「孫子の兵法」の文脈に置き換えて説明した本。メガテックをズラリ並べてサラッと比較したい、という目的は満たされるのでは。
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情報の切り取り方、5ファクターメソッドが秀逸。
ともすれば、独り善がりになってしまいそうな企業比較ですが、私にはしっくりきました。日頃からもっと8社をウォッチしてる方にはもの足りないかも。
しかしいつの時代にも孫子だな。プログラム教室とかもいいけど、寺子屋復活させて論語と孫子を教えるとか。断片化社会での日本らしさが強化できるのでわ。
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Amazon
地球上で最も顧客第一主義の会社
ジェフベゾス
amazon本体xAWS
アリババ
to make it easy to do business anywhere
ECサイト タオバオ、Tモール
アリペイ、アリババクラウド、アリOS 都市のAI化
ジャックマー ダニエルチャン
apple
iphone, iOSによるプラットフォーム
ティム・クック
ファーウエイ
5G
レンジンフェイ
facebook
making the world more open and connected
マーク・ザッカーバーグ
テンセント
improve the quality of life through internet value-added services.
QQ,ウィーチャット、Qゾーン
ポニーマー
AIx 医療画像
ミニプログラム ウィーチャット
Google
ラリー・ペイジ スンダービチャイ
バイドゥー
中国国内の検索
ロビン・リー
デュアーOS (AIアシスタント)
AI都市計画 AIx自動運転
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期待した内容では無かった。
ビジネスを分析しているようで、実際のビジネスはしていない感があり、ネットなどでかき集めた情報をもとに独りよがりにもまとめたようにも思えてしまう。何故だろう?
ただ、昨今のキーワードは網羅されているので、そのチェックには良いかな。
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何かと話題のGAFABATHを孫子の兵法、道、天、地、将、法で比較した興味深い作品。
道は、グランドデザイン
天は、外部環境を踏まえた「タイミング戦略」
地は、地の利(戦地の環境分析)
将は、リーダーシップ
法は、マネジメント
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』が負の側面を扱っているのに対して、本作は真正面から対象を捉えている。前者は文学的で後者は分析的。
どちらも面白かった。
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GAFA(Google、Apple、 Facebook、 Amazon)
BATH(Baidu、Alibaba、Tencent、HUAWEI)
世界の産業を握っているこれらの8つの企業を分析し、わかりやすくまとめたという形の本。
本書は5ファクターメソッドという手法で企業の概観を説明している。この手法は孫子の兵法を著者が現代版にアレンジしたもので、従来のフレームワークでは捉えられない巨大企業の分析に向いた手法だという。
はじめに対象企業の最近の注目サービスを列挙した後に、この5ファクターメソッドによって掘り下げていくという形をとっている。特に難しいこともなく、スムーズに楽しく読み進めることができた。
しかしこの手法に則って作られたと思われるポンチ絵はなかなかわかりずらかった。配置や形に必然性が感じられず、注釈の言葉もやや無理矢理感がある。格好良さを追求した結果わかりやすさを犠牲にした感があり、読者の理解を助けるとは思えない。
米中のメガテック企業の概観を掴むのにはとてもいい本だと思う。個人的には、特にBATHについて詳しく知ることができて満足。
事業間の関連性や、企業方針と合わせての分析など、ニュースだけを見ていてもあまり見えてこない部分もしっかり解説されている。
この本の真新しい点として、5ファクターメソッドという独自のフレームワークを示している点が挙げられる。
ただ、正直私はこの5ファクターメソッドのどこが良いのかがピンとこなかった。この手法の有用性は、他の分析手法についても学んでみて初めてわかってくるのかもしれない。
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既視感があったが『the four GAFA』と非常によく似た内容&構成だ。(異様のAppleの分析が薄かったりする点も似てる)GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)は有名で関連書籍も多いが、BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)はその全容や事業概要を概括した纏まった文書も少ないのでBATH理解のとっかかりによいかもしれない。
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GAFA関連の情報は書籍になっているし、既知のことだと思うが、BATHのことはあまり情報が出ていないので、非常に勉強になりました。
アリババとテンセントがこれからもっともっと知られるようになると思う。