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評価は最大で★★★3個です
例外はあります・・・もっと面白かった時
ここ数年で一番面白かった本が小説ではない!
意外過ぎてビックリ、今朝起きて2時間で完読
今から朝ごはん食べます(笑)
考えてみれば書店シリーズとか好きだよな
(高校図書局にいたけど意識低い系でした)
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まちの書店の役割、そこで働く書店員の心構えが理解出来た。書店は厳しい状況下にあるだろうが、本屋が大好きなものとしては絶対に頑張って欲しい。私も自分にとっての一番の書店を探しているところだ。
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私が住む街の書店は昨年春になる前に営業を終えました。欲しい本はそのお店で購入し、無い物は注文したりネット書店で購入分をお店受け取りにしたり応援しましたが、閉店。町の本屋さんがなくなるのは本当に悲しいことです(/ _ ; )岩手県で頑張り続けた著者の思い溢れる言葉は、他業種で働く人間の心にも響きます。
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ブク友さんのレビューで。
☆話は東日本大震災からはじまる。
〇店を開けると、お客さまがなだれ込んできたのだ、と現地のスタッフは話してくれた。(p11)
☆私も、本はおやつみたいなものだという感覚があった。毎日食べられなくても困らない、まあ、食べたらおいしいよね、という。でも、違ったんだな。なんだかそれが、びっくりでもあり、うれしくもあった。
日本も捨てたもんじゃない。
〇一方で、父は小さいながらもしっかりとした本屋をやろうと考えていました。(p17)
☆目的を持った品ぞろえ。小さい規模の本屋は、品ぞろえでは大型店に勝つことはできない。だから、個性で勝負する。作者のお父さんは、地域づくりをテーマに本を選んでいた。
〇「それで、これをいつ売る?」(p26)
☆面白かったら、素人はすぐこれを紹介したい!と思ってしまう。でも、本来はそうではない。いつ売るか、という視点で、自分の中にストックとして持っておく。でないと、自分が枯渇するんだという。自分が売りたいタイミングではなく、お客さんが出会いたいタイミングでもってくる。なるほどなあ。そこら辺の空気感は、現場に立っていると分かるのだろうか。
思考の整理学のPOPもこのさわや書店からでたんだなあ。あのPOPはすごい。人を引き付ける力があるよね。
〇僕が意識したのが、本屋を「耕す」ことでした。(p41)
☆お客との関係。お客さんとほんをめぐる会話をして、関係を耕す。本を詰め込んだ棚も、手を加え変えることで、耕す。
売れる本を自分たちで作っていく。面白いなあ。人との関係がなければ、結局、ネット書店と同じだもんね。そう考えると、ブクログも似ている部分があるかも。こういう本の好きな人の、おすすめのこの本、読んでみたいなあ、みたいに。
〇本屋にとっての図書館流通センターの出現は衝撃でした。(p48)
☆本屋が図書館に本を入れることがなくなったのかな。入札があるから、小さな本屋は介入できないのか・・。
〇本という「知」の結晶を、「血」に例えるなら、大型店は静脈と動脈であり、まちの本屋は毛細血管です。どちらの血管がすぐれているということを論じる人はいないでしょう。
☆すごい比喩。秀逸。まさしくそうなんだろうなあと思った。でも作者自身、この思いに行き着くまでに、長い試行錯誤があったんだそう。
〇著者にも地域にも出版社にも喜ばれるタイミング(p134)
☆著者に来てもらう時、地元ラジオで紹介し、新聞の書評コーナー、地元の読者との交流イベント、いろいろ組み合わせたらしい。素敵。こういう札をいくつもって、展開できるか、ということなのだろう。図書館では、どんなイベントができるだろう。ちょっと楽しくなってきた。小さい子は、折り紙とか喜ぶよね。
〇さわや書店の場合、赤澤社長が一貫していっているのは、「いかにして地域のためになるか」ということでした。
☆これは図書館でも同じことがいえる。で、大事なのはこれを、まわり���人と共有することだ。そのためには、「口に出す」
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私が子供の時分に慣れ親しんだ地元の書店はここ数年で全部姿を消してしまった。この時代に本屋を経営する困難は想像に容易い。著者はカリスマ書店員として名を馳せた方らしいが、勤務先の書店が大型書店も参入する熾烈な立地環境にありながら、如何にして地元密着型の本屋で在り続けるかを模索し続けた試行錯誤の歴史が綴られている。娯楽の選択肢が格段に増え、ネットで情報が容易に手に入る現代において【まちの本屋】の存在意義は揺り動いている。地域社会のハブという大義の役割と、収益を追求する企業の役割、双方の両立は果てしない茨の道だ。
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「売らされている」から「自分で売る」へ。主体的に動かなければ、良い結果を得ることはできない。これはどんなことをするにも当てはまることだと思います。
直接的には利益につながらなくても、回りまわって利益になることもある。これも多くのことに通じる考え方だと思います。
本屋の仕事を知ることができるだけでなく、人生の教訓も感じられる一冊でした。
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本、そして本屋への愛が伝わってくる1冊。
大磯で話を直接聞かせてもらって、田口さんの本読まねばー、と思って買った本。
いろいろ参考になるので読み返す。
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田口幹人さんの著書は気になりながらも読んだことがなく
好きな書店、名古屋の「七五書店」を訪れて目に留まり購入。
(残念なことに2023年1月31日閉店)
P 43
〈本屋を耕す〉
確かに、大型書店でも街の本屋さんにしても
足を踏み入れた瞬間から、お店の色のようなものが見える。
耕されている書棚もすぐにわかる。
心惹かれる一冊との出会いを求めて書棚を巡る。
ただ、ただ、本屋さんが好きで本が好き。
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本屋に生まれ、別会社の書店員として働く方が書いた本
本屋のあり方、本屋を訪れる意味を考えさせられる
ご当地スーパーのように、ご当地本屋にも注目していきたい
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本屋さん系の本は何冊か読んだことはあったけど、私的には1番よかったです。本屋さんに行きたくなったし、本の並びとかまちの本屋さんならではの店員さんがどういう気持ちでその本を置いてるかとか。色々考えながら本を選ぶのが楽しみになりました。本屋さんになれるかはわからないけど、「少数派に寄り添うこと」なんか響きました。
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本屋不況、出版不況、この業界は衰退しているというイメージしかなかったが、そこにこれだけ考えて動いている1書店員がいるということが衝撃。世の中を変えられるかもしれないと思ってもやっぱりそれを少しでも実施している人は少ないのだろうと思う。
本書の扉でいわゆるまちの本屋の写真が載っているが、POPや店内の詰まれ方め面白そうですぐ読みたいリストに書き込んだ本がたくさん見える。そこだけでもみる価値あり。