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熱い物語だった。
のれんはあるが、ジリ貧の零細企業。
それが新規事業のシューズ業界に打って出る。
山あり谷ありの展開。
随所に仕事観が述べられる。
最後の茂木のレース。
茂木とこはぜ屋との関係。
マラソン。
ドラマの方が感動的に描かれてきたように思う。
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さすが池井戸さん、読みごたえありました。いつものように読後感がよいですね。人の心の大切さ。もの作りへの情熱が伝わってきました。ビデオを借りて見てみようかなと思いました。
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小さな町工場の新たなる挑戦を描き、
チームとは何か、人生を賭して実現するものは何かを考えさせられる一冊。
場面ごとに直面する危機のリアリティ、池井戸さんならではの血生臭い取引関係の描写に久々に触れることができて、懐かしさと居心地の良さに一気に読み進めた。
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ドラマ化もされた池井戸潤原作の長編小説です。あらすじはドラマにもなっているので割愛します。文庫本で700ページを超える長編ですが、池井戸氏の過去の作品からの期待を裏切らないストーリーの展開と伏線の張り方に、どんどん引き込まれます。
ち密な業界リサーチを経た状況設定や、苦境に立たされる中小企業vs世界的な大企業という対立構図、主人公となる足袋製造会社の社長とその従業員、その社長を助けるかつて倒産を経験した経営者や、超ベテランシューフィッターなど魅力的な登場人物も満載です。
苦境に陥った主人公が経営する中小企業が、いずれは逆転するんだろうと分かっていてもハラハラして読み進みました。
世の中すべての中小企業がこの小説のように逆転してチャンスを掴めるわけではないということは分かっているけれども、でもそういう希望を持たせてもらえる小説だなと感じました。
某スポーツメーカーの厚底ランニングシューズの競技への使用可否をめぐるニュースが報道メディアで取り上げられています。シューズの技術開発をめぐる世界を舞台にしたこの小説が実際の世界を先取りしている印象で、池井戸氏の着眼点には驚かされます。
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今月初めに読み始めました。凄い分厚いので、自分の読書ペースで年内読了は難しい、と思っていました。それが今日、読了です。
通勤の行き帰り、昼休みが主な読書時間でしたが、こはぜ屋の危機をどう乗り越えるんだろう…と、ページをめくる手が止まらなかった結果です。
今後のこはぜ屋発展と陸王のさらなる飛躍に期待大です。
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先細る零細企業の経営者の苦難がこの本からみえました。
本業で縮小する売上、新規事業を立ち上げなくてはこの先に未来がないという差し迫った状況で、事業資金繰りや競合大手企業のブランド力に翻弄され、最後の最後まで落ち着くことのない展開でした。
この本から特に学んだのは、ビジネスは人と人とのつながりによって成り立っているということ。
危機迫る状況の中でも、人とのつながりによって、活路を見出していくこはぜ屋。
最後に残るものは人とのつながり、信頼だということを学びました。
また1から頑張ろう!!
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久々の読書。
念願の池井戸作品一冊読破。
「読破」というにふさわしい読み応えである一冊。
感情移入をしすぎて、こばせ屋の辛い局面は読むのに気が進まなくなるくらいだった。
本を読んだ後に、ドラマの方も見て、自分がイメージしていたキャラクターやシーンとの「答え合わせ」を楽しみたい。
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ある知り合いの
零細企業の社長をしている人から
「私は下町ロケットの佃製作所をめざしています」
との言葉をもらったことがある。
きっと この「陸王」を読んだあとは
「私は こはぜ屋を!」
と おっしゃっていることだろう
読む人の熱量を上げさせてしまう
池井戸潤という書き手は
やはり凄い
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泥臭さ、人との出会いの大切さを改めて感じることができた。失敗を経験したからこそ強いと言う言葉は印象に残る言葉だった。池井戸さんの作品は下克上のスカッと感だけでなく、学べることが非常に多い。
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何をするにしても「実績」があるのとないのとでは大違いなのか。知識だけじゃなく、気持ちの面でも自分の仕事に活かせる言葉が多くあった。
長かったけど、良い読書時間をもらえたな。
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日曜9:30ごろにそれまで読んでいた50ページあたりから読み出し、途中で止められず夕方まで読み続けてしまった。次々と展開がありおもしろい。人とのつながりが熱かったりするところとかで、途中少し涙ぐんだりして。
できれば最後、茂木選手も含めて苦労した人たちが集まるパーティー?みたいので盛り上がるシーンがあればよかった。くさいかもしれないけど、そこまでやって感動ドラマにしてよかったと思う。
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足袋屋が靴を作る話。
この本は750ページで厚さが3センチもあるから8月はずっと読んでいた。1冊ではなく3冊くらいカウントしたい。
このままでは衰退してしまう職種だとわかっていても新規事業に踏み出すのはすごく大変なことだと思った。
AIに仕事を取られてしまうと言われてる職種も足袋屋と一緒だと思った。
下町ロケットもそうだったが、敵が大企業なのが面白かった。大企業の言い分が現実的で一理あるなと思ってしまったが「敵=間違い」ではないのが良い。
徹夜とかプライベートの時間まで会社のために使うとかをイキイキ楽しそうに描かれているので社畜も悪くないかな…と洗脳されそうになる。
更に洗脳されると、社長やってみようかな…と根拠なく思ってしまう。
分厚いから持っているのが大変だったが、面白くてサクサク読めた。
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テレワーク増加で読書時間(通勤時間)が激減し、ようやく読了。
ドラマを先に見てしまっていたので、展開に驚きは無いが、省略されている描写も多々有り、池井戸潤のウマさを再認識。
で、トータルの評価はと言うと、胸が熱くなるシーン、グッとくるシーンはあるも、うーん、そこそこ、といったところ。
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安定の池井戸さんのビジネス本。
今回は、伝統ある地下足袋メーカーが
ランニングシューズ業界に参入するというストーリー。
毎度のことながら、イヤミったらしい悪役が出てきたり、
一癖・二癖ある脇役たちのおかげで、
楽しく読み進めることができました。
中小企業あるあるの、次から次へと舞い込んでくるトラブルも
臨場感があって面白かったですし、
最後はまぁハッピーで終わるんでしょ、という安心感もあって、
個人的には大好きな類の小説です。
タイトルが似ている「民王」より、はるかに面白い!
(あっちは、池井戸さん的にはいつもと違うテイストで、
本人なりの新領域へのチャレンジだったかもしれませんが。。)
※民王
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4167728060#comment
700ページを超える対策にもかかわらず、
上下巻に分けないのも、ちょっと読みにくいかもしれませんが、
お財布には優しい親切設計。
自分的にはこっちの考え方の方が好きですね。
好印象なまま、あっという間に読み終えた一冊でした。
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2022年初読書
ドラマを見てから読みましたが、ドラマも小説も良かったです。
会社の看板に胡座をかく人間になりたくないと思った。