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キャッシュフローの考え方など会計の基本概念をまとめた本書。実際の会社を例にとりながら会計の概念を簡単な言葉で解説する良書。
特にキャッシュフロー・IFARSの説明が明確だった。
キャッシュフローは昨今では「キャッシュフロー経営」なんていう言葉すらあるぐらい注目されている経営指標。営業活動(本業のもうけ)、投資活動(設備投資)、財務活動(株式発行・借入金の返済など)の考え方を示した上で、トヨタやAmazonなどのキャッシュリッチ企業の事例や、ソフトバンクのように営業活動をはるかに超える投資を行い、フリーキャッシュフローが少ない企業の事例などは非常にわかりやすい。
IFRSも『CFO経営』で書かれていた内容が非常にわかりやすく書かれていた。契約の識別(取引するものはなにか)、履行義務の識別(顧客は誰か)、取引価格の識別(いくらで売るか)、取引価格の分配(値札をいくらで何につけるか)、収益の認識(いつのタイミングで収益を認識するか)がわかりやすい例を用いられていた。
本書は良い事例・悪い事例がたくさん散りばめられている。その為会計プロジェクトを行う上で、「経営の見える化」をどう測るかを検討する際、「どのような不正シナリオがあるか」を導き出す為の事例がたくさんある。
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会計を知りたい、勉強したいと思い読むに至りました。内容はまだまだ理解できていませんがこれからの勉強のきっかけになりましたし、2021年から会計基準が変わった時に今仕事をしている環境にどう影響が出るのか考えたいと思いました。
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「現場で使える知識」=「専門家にポイントを絞って聞ける10%の理解」という定義と理解したが、専門外の人間にとっては助かる。内容としては、現場の人間として押さえておくべき会計ルールやトレンドをポイントを絞って解説している。
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監査法人に勤務経験のある会計に精通した著者が現場担当者向けに書いた会計の知識をまとめた一冊。
キャッシュフローや連結、減損などについて東芝やLIXILなどの実例も多く掲載されており非常に勉強になりました。
キャッシュフローにおける運転資金の重要性や連結決算におけるダブりの消去の重要性やM&Aにおけるデューデリジェンスやのれんの関係性、評価制引当金や税効果会計、減損にらおけるグルーピングなど初学者では分かりにくい会計知識にについてわかりやすく学ぶとともに最近の会計で論点となる部分も本書で知ることができました。
東芝の不適切会計や日本郵政の大型買収など疑惑のあった事例も財務諸表から読み解くことができることも本書を読んで理解することができました。
IFRSや収益認識基準などの近年話題となっていることにも触れられておりそちらも勉強になりました。
本書を読んで目先のことだけでなく長期的に考えることが大切であり、専門家にポイントを確認できる会計に対する10%の理解を得ることができました。
会計の大きな骨組みを知ることができ、現場においてどのような心構えで取り組んでいくべきかも学ぶことができた一冊でした。
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ビジネスの世界で生きていく上では重要な会計知識をわかりやすく解説していておもしろかった。
CF会計、連結、M&A、税効果、減損、収益認識基準という経理系の業務をしていなければなかなかとっつきにくいテーマであるが、そこを端的にポイントをとらえ具体的な事例を交えながら解説している。
経理専門職の人からすれば、得られる知識は少ないかもしれないが、専門外の人に説明する時の参考にはなると思います。
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後半になるほど会計士的な要素が強く理解するのに苦労しましたが、今まで漠然としていた会計知識を補強できました。
実際の財務諸表からここまで読めるのかと目から鱗でした。企業の事業改変に伴うマネジメント層が押さえておくべき要点も理解できました。
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『現場で使える会計』
【動機・目的】
「会計」。社内および社外ともに重要なビジネススキルのひとつ。
とくに社外では、会計が「共通用語」となるわけだから。
バンカー、アナリスト、株主。
したがって、会計をタイトルのとおり現場で使える状態まで
仕上げておくのは必要だから。
【結論】
社内および社外でどのように会計を活用するのか?
<社内>
財務、経理部門の会計処理のみならず、営業/収益認識、
システム/仕入れ、買掛、在庫と妥当性の確認を行うこと。
<社外>
競合、ベンチマーク企業の財務諸表は、セグメント変更、注記を含めて観察すること。
なぜならば、PPT資料では説明がない重要な要素が含まれているから。
財務諸表は共通言語であるため装飾が不可である。
したがって、認知も比較もやりやすい。
【この書籍の魅力】
著者が監査法人、事業会社のいずれも経験がある公認会計士であること。
また、東芝にいたっては、内部にいたこともあり、どのような経緯で▲会計処理となったおのか?の記述は、具体性があって学びがある。
さらに、Amazon、GEの資金繰り、フリーキャッシュリッチな企業の分析も、ページが少ないながら記述がある。これが◎である。