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加賀恭一郎シリーズを読んでいない方の感想として退屈だとか、つまらないという書き込みを目にしましたが、本作の背景を知らないまま読むとそのような感じるのかも。
個人的にはある意味東野圭吾作品らしい展開が心地よく、あっという間に読了しました。
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冒頭のエピソードが、どう事件につながると思ったら、
そういう展開になるとは。
加賀刑事のいとこ松宮刑事が主人公というのも面白い。
2人の会話もだけど、出生の秘密にびっくり。
まさか、松宮刑事に。
事件が解決したのも、彼の活躍が大きいよね。
有能な刑事であり、人としても誠実。
お母さんがいいお母さんなのも大きいかな。
映画で、子供の移植手術のために、もう1人子供を
作るなんていうのがあって、そういう感覚は受け入れる
ことができないので、あれは、どうにも、、、ね。
事件は、犯人の動機が切なかった。
なんて悲しいんだろう。
今度は、加賀刑事がメインの話も読みたい。
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なるほどね。タイトルの意味がわかった時、目頭が急激に熱くなった。血の繋がり。遺伝子上での繋がりと、物理的な繋がり。親子にしてもそうだし、夫婦という形でもそう。全部詰め込んでこんな綺麗にまとめちゃうんだなぁ。散らかってない、さすが。
加賀恭一郎シリーズのスピンオフって感じなのかな、従兄弟の松宮刑事がメイン。
いろんな人が複雑な感情でとにかく空回りななか、殺された弥生の元旦那・綿貫哲彦が一番可哀想に感じてしまった…報われなさすぎるよ。
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加賀恭一郎シリーズのスピンオフか。
従兄弟の松宮脩平が捜査する事件に隠された人間関係。
松宮自身の隠された真実も絡めて、さすがとしか言えない。
悪人がいないだけに、事件の真相が明らかにされた後に切なさが残る。
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「希望の糸」
まさかの展開。
「希望の糸」と言う題名から何となくストーリーは見えてくる。ある殺人事件に纏わる命の話。ここに、もう一つ希望の糸が関わってくる。二つのストーリーは別物でありながらも、メッセージは同じだ。どんなに細くとも希望の糸が繋がっていれば、生きていける。
前者に関しては誰が悪いとか断定しにくい。結果的に取り違えたことで生まれた命を、我儘と分かりながらも守ろうとした妻。妻に理解を示しながら、夫婦が蘇生する為には必要と感じながらも、葛藤を抱える夫。真実を知ることになり、同様し、怒るもう一人の夫。そして、巡り会いを大切にして、衝撃を受けながらも、希望の糸が繋がっていたことを喜ぶもう一人の母。どの立場にも、倫理的に言えば、首を捻るところがあるかもしれない。しかし、皆が共通しているのは、生まれた命を喜び、守ろうとしたことだ。
後者については、加賀恭一郎のエピソードを彷彿させるものがある。ある人物の行為は褒められるものではなかったかも知れないが、果たして何が正解なのか。彼は彼なりに責任を果たそうとし、彼女は彼女なりに理解をした。その二つを感じ取り、最後彼に会いにいく松宮。良かった。
命の大切さ、巡り会いをテーマにした作品。加賀シリーズに別切り口が出来た印象で、これは新たな境地が出来上がるのではないか?と期待が膨らむ仕上がりになっている。
一つあるならば、被害者は、あのような台詞を言わないのではないかと言うことだ。希望の糸を誰よりも大切に認識していた人が、あのような態度を取るようには思えない。あの台詞が無ければ犯行は起きなかっただけに、ミステリーとしては必要なのだが、別の要因で良かったと思う。言ってしまえば、ハッピーエンドに出来なかったのかと。
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久しぶりの東野圭吾作品はやはり満足できました。プロローグと本編との関係がなかなかわかりませんでしたが、相変わらずうまく纏めてくれています。
あと、シリーズではありませんが、加賀さんも登場したし非常に満足。
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11/3 読了。
加賀恭一郎シリーズは、2作目。
掛け違いというか、家族や好きな人を思うあまりに切ない小説でした。
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いろいろな登場人物の出生の秘密や過去の糸が絡みあって悲劇を生んだりもしたけどハッピーエンドで良かったです。
親子関係が上手くいってなかった父娘の誤解がとけてお互い気持ちが通じた朝の風景に感動でした。
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秘密ではモナミ今回はモナなーんかそんな名前がすきですか?東野圭吾さん
ナカヤタユコさんが気の毒で…しばらく引きずります
釧路にて完読
明日から読む本がなーいゲームするか( ͡° ͜ʖ ͡°)
とりあえず
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2019/07/14予約
とても複雑、あまりありえない状況だけど、それほど無理のない設定の話。
カフェオーナーが殺された、その事件から数々の事件が繋がり、もつれもつれをほどいていくと…
一番気がかりだったのは、身代わりとしての人生を強いられた萌奈。
親として、そんなこと、自分なら言わないけど。
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内容紹介 (Amazonより)
東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。
「死んだ人のことなんか知らない。
あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」
ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。
どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。
閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。
捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。
災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。
容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。
加賀恭一郎の従弟・松宮脩平がメインの家族にまつわるお話です。
読み終えて なんだか先の読めないストーリーだったなぁと思いました。伏線が散りばめられていて どうなるんだろうと思いながらずっと読み続けていました。
多由子が妊娠したと綿貫に打ち明けた時は良かったなぁと涙が出たんですが 次のページをめくったとたん嘘だと撤回したのでちょっと驚きました。
けれど綿貫が喜ぶ顔を見たかったんですね。
阿部寛さんと溝端淳平さんの映像化が観たいです♪
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読み始めたら一気に読み終えてしまった。
様々な人の気持ちが交差していた。
子供を持つことが全ての幸せではないのかもしれないけれども
親にしかわからないことはあるんだろうな
終盤あまりなか入り込んでしまい少々疲れてしまった。
でも日本のどこかにこんな風に心を痛めて過ごしている人いるのかもしれない
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加賀恭一郎シリーズ??
と思いきや、加賀さんの従兄弟、松宮脩平にスポットが当てられていて、とても新鮮だった。(もちろん、加賀さんも登場!)
どのような形ならば、「家族」と言えるのか。
家族の形が多様化する現代において、きっと様々な人が問うていることではないかと思う。
血の繋がり、共に暮らすこと、多くの時間を共有すること。。。出てくる答えはきっと人それぞれだろうし、きっとどれも間違っていない。
本作では、出てくる人たちがそれぞれ、理想と現実の家族の形に思い悩んだり、もがいたりしている。
先はよめる部分が多いが、人と人とのすれ違いにやきもきしたり、人が人を思いやる様子に心あたたまったりする。
「家族」、自分だけのことではないので、形が思い通りにならないことも、関係が思い通りにならないことも少なくないが、だからこそ、時間をかけて、言葉を尽くして、分かりあおう、共に乗り越えようとするのではないか、と考えた。
結婚を機に遠くになってしまった実家にいる家族とも、近くにいることができる旦那とも、見えないけれど、きっと太い太い糸で繋がっている。今後も大切にしたいと思った。
そして、やっぱり東野圭吾作品は最高!
これから、松宮シリーズが始まるのかな?
この作品も、是非、映画化してほしいなぁーと、期待が止まらない、大満足の最新作でした。
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途中まで「新参者」シリーズというか、加賀恭一郎シリーズだと気付かせないところが最初の仕掛けでしょうか。本作では加賀恭一郎も重要な役どころとして出てくるものの、主人公その従兄弟の若き刑事。新潟の地震で子ども2人を一度に無くした夫婦の話しから始まり、とある殺人事件を主軸としながらも、主人公を含めたいくつかの家族の事情が交錯して謎が解き明かされていく。終盤、ちょっと蛇足かなと思うところもあったけど、この展開はさすが東野圭吾。はい映画化決定!という感じかな。最近、東野圭吾はこういう家族をテーマに盛り込んだ作品が多くなってきたような気もする。
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運命的な繋がりは奇跡かもしれないが、それを本人たちはどう理解していくか、どう望んでいくのか、絆を問う。
プロローグからの事件への繋がりはさすがで、読み応え十分!