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◎本書で解説する5Gの影響
-キーワードはB2B2X、「センターB」争いが激化
-360度VR/ARなどのコンテンツ配信がスムーズに
-エンタメ会場での「マルチアングル」配信で、さまざまな視点から楽しめる
-これまでとはちがう広告・レコメンデーションや購買体験を実現
-高精細カメラと組み合わせることで、建設機械の遠隔操作が可能
-遠隔診療サービスが進化、「遠隔手術」も登場
-コネクテッドカー、自動運転時代に欠かせない「低遅延・高信頼性」
-パーソナルモビリティも公共交通も大きく変わる
-セキュリティ、不審行動検知にも役立つ
-製造現場でのロボット制御、ローカル5Gの登場も
-ウェアラブル端末にあらゆる情報が送れるようになり、スマホが不要に -プライバシー問題はさらに深刻に
-地方都市まで基地局が行き渡るのか。地域間格差が広がる可能性
内容】話題の5G(第5世代移動通信システム)について、そのしくみから生活やビジネスにあたえるインパクトまでをわかりやすく解説しました。先端テクノロジーに強い野村総合研究所のコンサルタントが執筆。国内外の最新情報を盛り込んでいます。4Gから5Gへの変化は、「スマホが便利になる」だけにとどまりません。本書では、コンテンツ業界をはじめ、モビリティ、キャッシュレス決済、製造現場、医療、エネルギー産業など、5Gが広げるビジネスの可能性についてくわしく見ていきます。通信やテクノロジーの専門用語は極力かみくだいて説明しています。
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5Gとは何か、私たちの生活やビジネスをどう変えるのか。またそのリスクは。これから私たちは何をすべきか、をその道の専門家が教えてくれる本。一通り読むと、概要が掴めると思います。自動運転やVR、セキュリティの強化や企業の効率化など、様々なメリットがありますが、医療や介護の現場での活用、ロボティスクで支援というのが早く進むといいなと思いました。
セコムの実例は、伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」のポッドだわー、未来がもう来ているー、と感じました。技術は、人を幸せにするものであってほしいです。
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5G活用というと、自動運転がフィーチャーされるが、実は5Gに、なったからといってすぐにできるわけではなく段階があることがわかった。
我々エンジ会社にとっても、DXは不可欠な要素であり、5G、その後の世界でどのように活用していくのか考える上での基礎知識にはなった。
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5G時代の未来絵図をプロローグに移動通信の歴史的背景を紐解き、5Gを支える技術革新を解説します。5Gには、高速大容量通信、超信頼・低遅延、多数同時接続と三つの大きな特徴があり、それぞれの利用シナリオを展望します。もはや全てがデジタルツインになることは必然、このデジタルデータをどのように活用するのかが、人類にとっての大きな課題になりそうです。
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2G→3G、3G→4Gのタイミングで驚いてきた。これらは主に携帯電話での通信の進化だった。個人的な利用としては4Gで十分という面(スマホもこれ以上の差別化が難しくなっている)もあり、4G→5Gでの変化というのは、ビジネス面での変化が期待されている。この本では自動運転やウェアラブル端末など基本的な話が紹介されていたが、実際にどんな新しいアイデアが出てきて世界が変わるのかが楽しみ。自分も考えたい。
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※斜め読みしての感想です
5Gの概要やインパクトなどについて記した本。ざーっと大枠を押さえるのに適している。
ただ5Gの可能性を並べるのではなく、そのリスクや、何より「5Gは活用方法を開拓し、魅力的なサービスを生まないと普及しないおそれがある」という点にしっかり言及しているあたりに好感が持てた。
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言葉自体は聞いたことがあるものの、現在の4Gと具体的にどう進化し、どんなメリットがあるのか思っていたため購入した一冊。
本書では、5Gがもたらす技術革新として、①高速大容量通信 ②超信頼・低遅延通信 ③多数同時接続の3つを挙げていた。分かりやすい例としては自動運転が挙げられる。自動運転では大量の情報を瞬時に解析し、自動車へアウトプットしなければならない。一瞬の遅れは事故に直結する危険性があるため、超信頼・低遅延である5Gは、自動運転の実現への必須条件と言える。
また、これまではYouTubeのように情報を一方的に受け取っていたことに対して、端末から情報を送ることが飛躍的に向上するため、リアルタイムでの双方向通信が可能となる。これにより身体の不自由な高齢者や障害者がロボットを活用した接客業が行えるなど、雇用の拡大にも繋がると感じた。
特に印象的なのは、モノやサービスの対価としてカネではなく情報になることである。5Gは膨大なデータを蓄積し、活用することで自動運転を始め、マーケティング、広告戦略などに大きな効果を生み出すことができる。そのため、企業としては消費者の情報(行動パターン、性格、嗜好など)がとても重要な経営資源になる。既に自分の情報を登録するだけで電子マネーやギフトカードが貰えるサービスも登場しているなど、情報の優位性が高まっていることがわかる。
一方で、プライバシーの問題や地域格差の問題も生じるが、それ以上に人手不足や雇用の創造、犯罪・事故の減少につながる可能性が高いと考えるため、私個人としては非常に楽しみであり、5Gの活用方法を模索する必要があると感じた。
亀井卓也『5Gビジネス』(2019)日本経済新聞出版社
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ニュースで耳にしない日はないほど一般的なワードとなった「5G」
本書ではその仕組みに始まり、社会やビジネスをどう変える力があるかまで幅広く論じられる。
予備知識のほぼない状態ではあったが、一部の技術的なテーマを除いては問題なく読み進められた。これぞ日経文庫というべき入門書である。
説明調に終始し、いささか面白みに欠けるのが入門書の難しいところであるが、5Gが持たらす具体的な暮らしの変化を物語調でプロローグに差し込むことにより、本書はそのハードルをいとも簡単に乗り越えているように思う。
移動通信の発展の構造(移動通信の革新→大容量のサービスの発展→更なる移動通信革新への要求)、5Gビジネスの基本の型(B2B2X)、各国の現状(日本は意外にも技術開発でなく、活用面で他国に先行)を知ることができたという面でも満足度は高い。
本書で触れられていない点もあるが、以下の2点が気になった。
①優生学的な思想を助長することにはならないか
高速大容量通信を背景に、あらゆる情報が収集され、分析され、サービスに活用され得る。マイナスな情報が収集されることで、「弱者」が生き辛い、ひいては淘汰される社会とならないか。
例)ウェアラブル端末から健康リスクと見なされる数値が検出されると、婚活サイトに登録できない
②通信にエラーが生じるとどうなるか
5Gに限らないが、通信を前提としたシステムやサービスにとって、何らかのエラーで通信が寸断されることは致命的であろう。
(素人目では、自動運転が通信の問題で作動しなくなったら、、、と考えると非常に恐ろしい)
5GもIoTも不可避の流れで、実際に便益も大きいことは疑いの余地がないが、最悪の事態に備えることは重要と思う。
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読んだきっかけ:5G=通信量が増えて情報伝達のラグが解消されることから幅広いサービスが実現する、くらいの知識しかなく、自分の言葉で語れるようになりたい(未来のビジネスを見通す力をつけるために必要だ)と思ったため
感想:ほとんどがネットで調べれば書いてあることかつ著者がコンサルだからか概念的な解説に終止していたことからほとんど学びがなかった。さらに言うと解説がわかりにくく結局PCで調べながら読んだ。皮肉にも「現時点ではこの程度の内容がわかっていれば問題ないのか」とわかったことが収穫。
以下、メモ
・これまでは人口カバー率で定義されていた基盤展開率が、5Gではエリアカバー率になった。5Gでは対消費者だけではなく産業への活用が大きく期待されていることから、必ずしも首都圏を優先して広めることが望ましいわけではない。
・docomoとKDDIは産業向け、ソフトバンクと楽天モバイルは消費者向けの基地局整備を進めている。
・5Gは2020年末に全都道府県での利用が開始予定となっているが、カバレッジは段階的に進むため、いきなりすべての人が使えるようになるわけではない。また、「従来利用できないとされていた高周波数帯を利用する」というチャレンジのため、期待どおりの効能が得られるかはこれから。
・キーワード
◯エッジコンピューティング:ネット上のサーバーにわざわざアクセスせずとも基地局のエッジサーバーで処理を完了させることにより、通信量を抑制し通信速度を上げる仕組みのこと。5Gでは「C/U分離」といって制御系の通信(コントロールプレーン)とデータ伝送系の通信(ユーザープレーン)を分けた設計となっており、ネットワーク管理が用意になるため実装可能となる。
◯B2B2X:5Gの時代における通信事業の基本ビジネスモデル。通信業者は裏方に回り、エンドユーザーの間に入る「センターB事業者」(例えばモネとか)の働きが重要となる。5Gの成功はセンターB事業者の創意工夫に委ねられている。
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主体は通信事業者からセンターB事業者へと移行(B2B2Xの真ん中のB)
潜在需要は実際のところマーケティングしても顕在化しないので、小規模で良いから実証実験するほかない
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20200418
◆読んだ目的
「5Gになりビジネスや生活にどう変わるのか」
◆ひと言でまとめると
「点が線に、線が面に」
◆どういう事か?
①これまでは車なら車、ドローンならドローン単体の性能を高めてきた
②そうではなく、
◎単体→全体。
・車で目的地へ→目的地までのあらゆる移動手段,
・予測だけ→解析、早期発見、フィードバック
③あらゆるモノを包括し、今後のビジネスは
B2B2X
となり、センターのBの獲得競争に
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5Gになると何が変わるかが気になって読み始めた。超信頼、低遅延や多数同時接続といった要件を満たしたサービスが無ければ何も変わらないことが分かった。どうしたらセンターB事業のようなサービスを作れるのか、それを見つけたい。
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内容そのものに斬新さがあるわけではなく、「まぁそういうことだよね」という感じだが、分かりやすくは書かれていた。
5Gを使ってどう付加価値を出していくかということを、一企業人として考えていかなければいけないなと思った。
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5Gの特徴、エンドユーザー、企業をどう変える可能性があるかがコンパクトにまとまっておりわかりやすかった。
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第1/2章は知識がなくても、5Gがどのようなもので、どのようなことに活用され、どのようなイノベーションをもたらすのか、がわかりやすく書かれています。
一方で、第3章以降は踏み込んだ話になっている印象で、前提となる知識がないと少し難しい話のように思いました。