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統計と自らの経験とうまくバランスを取りながら、インド、インド人を解説している。やはり経験の裏付けがある考察は説得力がある。
また統計からは以外な事実も発見できる。
インドは、訪れて、インド人に会わないと理解できない。それでもなお、奥深い国なのだ。
インド人に聞くと、アメリカの影響を受けている若い世代と古い世代のギャップが大きいとのこと。
この世代交代がインドを大きく変える(モダナイズ)原動力になるのだろう。
ジュガールが持つ要素
・小さい力で多くのものを得る
・自分の枠を超えた発想で考え、行動する
・やわらかい頭で考えてピンチをチャンスにする
・シンプルに考える
・決してあきらめない
・自分を抑えつけない
・自己効力感を大事に育てていく
自己効力感(じここうりょくかん)またはセルフ・エフィカシー(self-efficacy)とは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。 カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した。 自己効力や自己可能感などと訳されることもある。
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全人口12億人、最大の民主主義国
ムスリム1.7億人、世界第三位のイスラム大国(インドネシア、パキスタンに次ぐ)
不可触民2億人、IT産業にカーストの制約は少ない
英語話者1.2億人、世界第二位
ベジタリアン30%以上、3.7億人
世界トップレベルの牛肉輸出大国
酒を生涯口にしない人74%、女性では90%
だが、飲む人は飲む。
アンベートカル博士
不可触民出身 インド憲法の父
カースト制度廃止運動でガンジーと対立、仏教に改宗
ジュガール
伝統的な知恵と哲学と価値観
常識にとらわれない発想、生きるための知恵
プラナ・キラ
日本人強制収容所 3000人
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「おわりに」に書かれているように「私が味わったインド」が描かれている。
未知なる国、カオスの国、カレーの国、といった形容で表現されたり、好き嫌いが分かれると言われたりするインドだが、その様態を現地の目線から解きほぐす。
「ITの発展がすごい」や「市場ポテンシャルがある」といった抽象的な感覚的な内容ではなく、より具体的に、より感覚的に、インドがどのような国かわかる、良書であると思う。
ちょっとした旅行記のような感覚で、気軽に読みたい人に、おすすめ。
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インドは国と言うより大陸である。非常に多い人口を抱え、多くの民族、多くの言語がある。
その実態を著者の体験談を踏まえ解説した本。まさにインド”入門”であると感じた。