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表紙を見た時、小説かな?と思いながら手にとった。
読み始めると小説ではなくて。アアルトコーヒーというコーヒー屋さんが書いた本だった。コーヒーのおいしい淹れ方や焙煎のこととか店主の視点で書いてある。熱い想いを感じるのに重くなくスッキリ読めて楽しめた。
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コーヒーを飲めるようになったのはいつ頃だろう。もういいおっさんなのでなんですが、25歳過ぎるまではほぼ嫌いなものにランキングしていたような気がする。
ブラックで飲んだ時妙に美味しく感じた事が有って、それからちょくちょく飲むようになりいつの間にやらコーヒー愛好家と相成りました。
今では読書のお供に欠かせない飲み物となったコーヒー。実際本とコーヒーは相性いいですよね。何がって言われたらわかりませんが。
本書は徳島で「アアルトコーヒー」という焙煎所を営んでいる庄野さんが、前半コーヒーについて語り、後半は人生論のような短文をたくさん載せています。
コーヒーの淹れ方は沢山あるのでどれが正しいのかさっぱりわかりませんが、最初基本に忠実に淹れて、好みによって少しずつ自分の方に寄せていけばよいようです。大切なのは笑顔笑顔!
脱サラして焙煎職人になる。しかも結婚して子供が生まれるというのに。もし成功しなかったらと思うとひやひやですが、こういう方は自分の信じる道を邁進できる強さが一番の武器なんでしょうね。僕も喫茶店や本屋に憧れますが、結局失敗が怖いので憧れのままで終わりそうです。
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徳島のアアルトコーヒー店主のエッセイ。私は、豆を買って自分で挽いて、ハンドドリップで入れるくらいにはコーヒーが好きなのですが、この店主の肩に力が入りすぎない加減が、とても好きだと思った。好きな味のコーヒーを見つけて、気軽に飲めばいいのよね。徳島在住でありがら、まだお店に行ったことないので、ぜひ行ってみたいと思う。それから、これは本の内容とは全然関係ないんだけど、この本、尾道の素敵な古本屋で買いました。尾道出身で徳島在住の私が、里帰りした先で徳島の人の本を買う、というその巡り合わせがなんか楽しくて、この本を見るたび、ちょっと嬉しくなります。
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2020.2
おいしいコーヒー。自分でちょっと丁寧にするだけで全然違う。そういう手間をかける毎日にしたい。庄野さんの仕事への向き合い方がシンプルでいいなと思った。ブレンドのんでみたいな。イベントあるときはいってみたい。
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何か読みたいけれど、教示されたいわけでもないし小説でもない、みたいなときにぴったり。エッセイだったりおいしいコーヒーの淹れ方だったり。庄野さんの人柄がよくつたわってきてこんなひとはどんな豆をつくっている(つくっているという表現は適切ではないけれど)のだろう、わたしもアアルトコーヒーの豆を買ってみたい。ここから逃げ出したいと思ってはじめることも、実を結ぶことがあるのだなあとはげまされました。
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すごく、すっごく良かった。
庄野さんの人柄が滲み出てる言葉と文章で、
気取ってなくて、正直で、
とても読みやすかったです。
コーヒーは、嫌いという訳では無いのですが、
飲むという習慣を持っておらず。
最近になってコーヒーに興味を持ち始めました。
その矢先にこの本と出会って、
きっとこの本が私のコーヒーの入口になるに違いないと心踊らせながら読み進めました。
いつか徳島へ行ってアアルトコーヒーで、
庄野さんの淹れるコーヒーを頂きたい。
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徳島でコーヒー専門店を営む店主によるエッセー。
コーヒー豆の話から、コーヒー器具、そして美味しいコーヒーの淹れ方、味わい方、さらにはコーヒーで繋がってきた人たちとの交流も描かれている。
特に後半は、短い章に分かれていて、店主の生活や人生観、家族に渡るまで、いろいろな話が紹介されている。同じコーヒー豆でも気象条件や作業者の手加減で味や香りは微妙に異なるように、それぞれの章がちょっとずつ雰囲気が変わって面白い。
味わい深く、ほのかな苦みもあり、柔らかくもあり時には力強くもある店主の人柄が伝わってきて、不思議だけれども心地よい時間を過ごすことができる。
是非ともコーヒーを飲みながら読んでいただきたい一冊。
いつもの通勤電車の中で読み切りそうだったが、著者に敬意を表して、最後の20ページを残しておき、仕事上がりに静かなコーヒーショップで読了。今日のストレスを発散することができた。
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20230223
徳島のアアルトコーヒーの主人。
本好きなサラリーマンが会社を辞めて、コーヒー豆を焙煎しながら、文章を書く。
そのコーヒー豆は常連じゃなければ買えないぐらい人気で、その文章は読めば人柄が伝わり、とにかく面白い。
本好きで趣味がコーヒーの自家焙煎の自分にとって最も羨ましい生き方を実現されている。
始めなければ何も始まらない。
理屈じゃなく、ただひたすらコーヒーを焙煎し続ける。好きな事しかやらない。
目指すべきカタチが見えてきた。
あとは始めるだけ。
明日の朝目覚めなくても後悔の無い人生にするために。