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丁度、天気の子を見たばかりもあり、新海誠の他の作品や彼が同郷の長野出身と言うことに興味を持って手にしました。
「君の名は。」以降の売れっ子のイメージがありますが、それ以前の作品はあまり知らなかったので、サラッと見るには丁度よい一冊の感じがしました。ちなみに彼の作品の中で気になったのが、「ほしのこえ」でした。ひとは忘れる生き物なんだと実感。でも話としては切ない。最後に残る気持ちのしこりみたいなものが余韻として残ります。
作品を通じた聖地巡礼やそれを通じた東京と地方の対比などで、筆者が感じたことを記した入門的な位置付け。新海誠さんのことを全く知らないというひとには読みやすい一冊だと思います。
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2019年9月27日読了。「天気の子」公開直前、新海誠デビュー作「ほしのこえ」から聖地巡礼の観点に着目し、著者が作品の舞台となった各地をめぐりつつ新海作品の独自性およびその変遷について論じた本。彼の作品は一通り見ているが、美術の緻密さ・構図の大胆さなどは自分的にはあまり印象に残っていない、もう一度見直してみようか…。新海誠は実際の風景をそのままアニメに写し取るのではなく、彼独自のフィルターを通して魅力的な背景を作り上げているのだ、という説は実際にその場所に行った人の意見だけになるほどと思うが、作品のテーマや舞台、作風の分析などは薄く踏み込み不足に感じる。新書だから仕方ないか…。新海誠は宮崎駿のような存在に、なれるのかねえ。
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新海誠は「ほしのこえ」が出た時から注目していて、すべての作品を見ていたので、この本のタイトルをみて興味を持った。
彼の作品は暗く停滞した世界を映像美て澱ませない作品がほとどだったが、「君の名は。」「天気の子」と、希望の未来とハッーピエンドを用意してくれるように変化した。
この本は聖地と思われる地への旅に、新海の思い、テクニックなどを推測したもので、さくさくと楽しく読めた。
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映像は見ていましたが実際のモデルなど細かい背景については知らなかったので、借りて読んでみました。時系列に沿って、新海誠監督の作風の変化も辿りながら、紹介されていたので、作品についてより深く知れてよかったです。
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君の名は。公開から随分経って東日本大震災との関連に言及した新海,映画は生き残った人々,震災の現実を背負ってその後の主人公を描くことを避けたのか?
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https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00032359/
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新海誠作品に縁のある場所を訪れる。
旅行記よりも作品に関する考察の方が多い。
「天気の子」公開前までなので、「すずめの戸締り」が公開された現在の段階の話も読みたい。
ただ、「ほしのこえ」の解釈が私は違った。