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面白そうな内容に惹かれて読み始めたけど、そう遠くない先の自分がだぶっていたたまれなくなった。
一億総活躍社会というのは、歳をとって嫌でも働き続けなければならないってことでもあって、この不条理な組織であと何年働かねばならんのか、と思うとやるせなくなる。読み進めるのがしんどくなってくる本でした。、
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知らない仕事を知れるのは嬉しい。会う警備員さんに親近感がわくようになった。なーんてね。それ以上でもそれ以下でもにゃいのだ
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先日、親戚の葬式に参加した。
葬儀場から火葬場に向かう時、たいていタクシーと自家用車で連なっていくことになったが、たいてい、こうした場合、先頭(霊柩車)についていく、という判断がなされる。列が途切れたらどうするだ、、と思っていたら、葬儀場を出てすぐ先の工事現場で私の乗った車だけ止められた。
そりゃ、いわんこっちゃない、という思いと、葬儀場から出てくる、霊柩車を筆頭とする車列を、信号でもないのにわざわざ途中で別れるように止めるか?この交通誘導員は!と思ったりしたのだが、、、
この交通誘導員という仕事は、現場の作業員からも底辺の人間と思われつつ、一方で、高度な判断力とコミュニケーション力を要求されるという、奇異な仕事だということが、本書を読む事で伝わってくる。
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・交通誘導警備員は警備員の40%。
・著者は73歳
・所属警備会社の警備員の8割が70代
・有給休暇、賞与、退職金制度の整備、雨天中止の際の金銭的補償など一つずつ解決していくだけで優秀な警備員の安定的な確保につながるはずだ。
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交通誘導員の状況をリアルな経験から示した本。
普段道路で交通誘導員の方々を見て大変そうだなあと思っていたが、この本を読んで想像以上に大変な環境だなぁと思った。
とても自分では耐えられなさそうだ。
世間は本当に知らない事がいっぱいあるなあと、身に染みて感じる事が出来た一冊だった。
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新聞広告で話題!
「誰でもなれる」「最底辺の職業」と警備員自身が自嘲する交通誘導員の実態を、悲哀と笑いで描き出す一冊。
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新聞の書評で読むことになった本だが、実際手に取って見たら、表紙の絵にすごく魅了されてしまった! その絵の左斜め上には「当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます」との言葉。それを読んで、また絵を、その初老の人の表情を見る。。見る度に、甘いも辛いも全て舐め尽くし、そしてまだ未来に目を向けている表情。う〜ん、オトコの人生を感じる〜。内容もさることながら、この絵の魅力に圧倒されてしまった私だった。
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工事現場なんかで誘導灯片手に自動車や歩行者の誘導をする人が交通誘導員。そういう人を派遣する警備会社があって、そこから様々な現場に派遣される労働者が、最近は高齢者の方が多いなぁと感じている人も多いと思う。本書は長年、出版編集に携わってきた末に借金も嵩み、やむなく会社を整理した70歳を超える著者が、警備員として5年程勤務した記録。全て実話のようで日記風に書かれているけど、基本はこの業界で関わるいろんな人びとの記録になっている。好きな人、嫌いない人、困った人、その人々や自身に対する軽妙な文章がなかなか味わい深い。もちろん、警備員として働くというのがどのようなことなのかを知ることもできる。人手不足の昨今、高齢で貧困に落ち込みそうになっても、身体が動くなら警備員として働くのは悪いことではなさそう。健康は大事。著者は未だ現役警備員のようだが、先日の朝日新聞の一面にも登場し、この本の印税が入れば少しは楽になるのかも。
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交通誘導員は底辺の仕事か⁈そこまでとは言わなくても、誰でも出来そうな(天候により大変だけど)と思っていた。
否!そして、ここにもプロフェッショナルはいるんだなぁ、と実感。
自己破産者はつけない仕事、というのも初耳。
作者の本業は作家なので、そういう目で工事現場から世間を見ている視線が面白かった。
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73才でもこのような大変な作業に従事しなければならないなんて本当に大変な世の中だ。交通誘導員は時間が経つのが遅そうなので、せめて体を元気にして土方がしたい。それか何か重機のオペレーターならなおいいし、ドライバーもいい。とにかく警備員じゃない肉体労働がいいし、どうやら警備員はその後でも採用してもらえそうなので、最後の選択肢にしたい。年金なんて当てにならず今後未来はますます暗くなっていきそうなので貯金と健康だけは死守すべきだ。
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普段よく目にするし職業柄もよくお会いする交通誘導員の方々。これまでその内実は全然知らなかったけど、この本を読むとその一端がよくわかる。
どこの職場でも理不尽な上司や同僚、客はいるもの。とはいえ、交通誘導の場合はそれが結構すごいのかなあと感じてしまう。大事な仕事ではあるけど雇用環境は決して良いとは言えなそうだし作業内容も決して楽とは言えないけど、なんとなくこういうところに日本社会の縮図みたいなものが見えてくるんじゃないだろうか。
それにしても著者の職場の8割が70台以上って、かなりすごい。ますます、この仕事を知りたくなった。
実情がわかるとても面白い本でした。ぜひご一読!!
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喜びも笑いも涙もすべて路上にあり。
「誰でもなれる」「最底辺の職業」と警備員自身が自嘲する交通誘導員の実態をうかがい知れる書。
著者はもともと出版業界の方のようで、読みやすかったです(^v^)
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大学時代に友だちと正味2年ぐらいやっていた警備員のアルバイト。
この本に出てくる交通誘導員もやったし、パチンコ屋やスーパー、特殊なとこでいえば
車のオークション会場などの警備員もやりました。
大学では、春休みや夏休みは2か月ぐらいあるので
1か月のうち25日ぐらい働いた月もありました。
毎日現場が違っていたので、楽しみな面もありましたが
何より、当時で1日働くと9,000円という学生には破格の日給が魅力的でした。
並行して家庭教師やコンビニのアルバイトもやっていましたが
時給が低かったり、たくさんの時間ができなかったりと不都合があったので
一気に稼ぎたい時には警備員というのはとってもよかったです。(残業が1時間つけば10000円越えでした)
この本では、筆者が出会ったちょっと変わった人たちや体験が書かれていますが
確かに一緒にやる警備員さんや作業員の人たちは一クセ、二クセある人たちが多くて
僕も文才があれば、本にできるぐらいのおもしろ&つらい体験がありました。
アルバイトとしては稼げるけど、これを一生の仕事しようとは思えなかったです。
その後26歳の時に、公務員の勉強と並行してアルバイト生活をしましたが
警備員はキツイと思っていて、その時は手を出さなかったですね。
善人ぶるつもりはないですが
今でも道路で片側交互をしている交通誘導員さんやスーパーで駐車場で誘導している
警備員さんを見るとかならず会釈したり、止められても笑顔でうなずくようにしているのは
この仕事の大変さを知っているからだと思っています。
多少おもしろ脚色があっても、こうやって誰でも読めるような内容の本になっていると
警備員の仕事への理解が進むのかな、と感じました。
とってもよい本で、娘たちにも読ませたいです。
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ちゃんとした真面目な交通誘導員の日記でした。タイトルやカバーイラストから、勝手にユーモア感満載を期待していたので星2つですが、内容がダメ、ということではありません。
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話題になっていたので、図書館で予約待ちしたのだが…
意外と読み進めるのに時間がかかった。
奥さまとのやりとり、あとがき、はちょっと面白かったかな。
著者本人もあとがきで書いているように、「ちょっといい話」的なものが何もなかったので、ただ「大変そうだなぁ」という印象。