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この頃からナウシカの展開が面白くなってきたと思う。単なるトルメキアと土鬼の戦争を越え、戦争って結局…と不毛な争いについてを静かに語られ始めるのがねえ、いいんだ。
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「全然映画と違うじゃん!」というのがまず思うこと。
小説のファンが映画を見てがっかりするじゃない?
あれって尺が決められちゃってて、いろいろと削られてたり
一般受けするように設定が変えられてたりすることで
おこる弊害なんだと思うんだけど、ナウシカも
そんな感じでコミックスの方が全然良いんだよね。
テーマも結論も、映画で疑問だったところはちゃんと
語られているし、いいもん読んだなぁ、って感じでした。
圧倒的な悪のキャラクターだとか、憎いキャラクターが
いないのも、宮崎作品らしくて良かった。
そういえばウルトラマンガイアも
地球全体が大いなる意志や流れのもとにあって、
人間も植物も動物もひとつなんだっていう、
そんなお話だったような気がします。
最後は宇宙にまで話が及んだけど…
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漫画版ナウシカ4巻。争いの中ナウシカはクシャナ軍を離れ単身旅立つ。ドルクとトルメキアの戦は加速し、人の手に負えないものとなるなか、ドルクの粘菌が解き放たれ、事態はより深刻になっていく。この巻で何より印象的なのは、蟲たちの襲撃の中窮地に立たされ歌うクシャナ。ナウシカと出会ったことで開かれ変わっていく彼女は、いつしかナウシカのように、だがナウシカとは異なる道を歩んでゆく。
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映画版『風の谷のナウシカ』がいかに単純化して描かれているかがわかる、映画版の数倍長い1〜7巻。映画版だって充分に深い内容なのだけれど、何せこの7冊のうち2巻途中までの話しか語られていない。こちらの原作はあまりの内容の深さに溺れそうになる。
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驚いた。
宮崎駿は「ナウシカ」で全てを表現し尽くしているのだ。
この後に続く「ラピュタ」も「もののけ姫」も
結局はナウシカに対するセルフオマージュのようなものではないか。
彼は戦争に対する怒りのようなものを一巻の末尾に書いていたが、
それにしては銃器や戦車への好意的な視線が強すぎるのではないか。
いや、むしろそれを自覚していながら、「反戦」を掲げることで
自身を正当化しているように思えてならない。
「ナウシカ」が面白くないとは思わない。
よくできているし、面白いとは思う。
これで彼が一躍有名になったというのも納得がいく。
だが、彼の作風がアニメで成功したテクニックを
全て使った「ナウシカ」から少しの変化もないことに
愕然としてしまったのだ。
それなのにこの国際的な評価の高さはどうなのだろう。
鈴木敏夫氏の手腕は認めるが、スタジオジブリより
少ない予算ですばらしい作品を創っているところは
他にもある。
そのような作品が埋もれていき、
ジブリ作品だけが礼賛されているこの世の中に
わたしは疑問と矛盾、一抹の不安を感じざるを得ないのだ。
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映画でご存知「風の谷のナウシカ」の原作第4巻。
戦争という軍の戦いというよりも、腐海、蟲たちの戦いの話になってきます。腐海や蟲、菌を戦に利用しようとする土鬼軍。
テトと同様ナウシカをサポートするキャラクター、チククも登場。
世界が大海嘯へと向かっていく中、ナウシカがどんどん聖女のような存在になっていきます。
そして物語はここからまだまだ盛り上がります。
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そして物語は終盤へ。
4巻にもなると事態の全体像が
なんとなく浮かんできて話が
盛り上がってきますね。
ナウシカもどんどん神秘的な
魅力を帯びていきます。
中盤で死に際の僧侶と
出会うシーンは久しぶりに
鳥肌モノでしたもんね。
キーワードとして「風」を
盛り込んでいる辺りが
とてもいいですね。
宮崎監督ご自身が
こういうイノセントな感覚を持ち続けて
いる方だからこそ描けるマンガだと
改めて思いました。
さあ盛り上がってきました!
そして5巻へ
読むのにかかった時間:1時間
こんな方にオススメ:ナウシカファン必読
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2012 4/22読了。iiasつくばのヴィレッジヴァンガードで1-7巻セット(箱付き)を購入。
1-7巻一気読み。感想は7巻にまとめて。
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物語のレビューは嫌いである。どうやってネタバレを避ければよいのだ。
この物語は、自分が生きるということは誰にも支配されてはいけないこと、すべてのものに許しを与えること、すべてのものとともに生きること、やってくる死を受け入れることを教えてくれる。
7巻で一つのストーリーなので全て読まないとわからない。
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お姫様が死んじゃう!!(悲鳴)ということで、既刊よりもスリリングな展開が収録されている4巻。
結局お姫様は死なないし、ついでにその部下も死なないというファンタジーの世界の中でファンタジーな展開を迎えるわけなのだが、美しく哀れに死ぬよりも、生き残って国を引っ張っていったほうがのちの国のためにはなるよなあ。というかこのお姫様いないと、残りの親族が屑ばっかりだから国が亡びる……
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面白い!
オリジナル版の方が奥深い。といわれる所以を、
強く感じる一冊。
こうした色んな人の想いが交差してて、
かつ、映画には出てきていない魅力的な人物がこんないるのね。
ナウシカの面白さを感じたい方は、
ぜひ読んでほしい一冊。
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腐海で世界が滅びるかもしれないというのに、その腐海さえも兵器化しようというこの酷さ。人は同じ過ちを繰り返す・・・まったく。
そして、ナウシカもますます物語全体のひとつのコマとして動いていく。コマということではユパさまたちも全体の大きな流れの中で動いている。今後、どんな展開になるのだろうか。
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人間の欲望は抑えられないもの、ナウシカでさえ生きることへの拘りを隠せない。
あまりにありきたりの結論で少々情けないが、結局どこまでの欲望を良しとするか、どこまでが許されるのかということに尽きる。
現代社会に生きる私たちに問われているのは、この疑問自体の自覚とそれに対する結論と責任・覚悟なんだろう。
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国家・民族・宗教の入り組んだ協調・対立構造と文明・環境破壊というテーマが浮かび上がってきた印象だが、なんか盛り込み過ぎで、理解していくのが結構大変なような。漫画では説明不足でよくわからん。絵も見にくく判別がつかないし。小説にした方がいいんじゃないかと。
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「滅びは必然です」
と語る上人さまに
「わたしはあきらめない!!」
と返すナウシカ。
ナウシカの強さはもう私の想像をはるかに超えていて、ただただ驚くことしか出来ない。
なんて優しくて、強くて、きれいな人だろう。
彼女のこの瞳をずっと心の中に留めていられたら、こんな私でも変われるような気がする。
ナウシカによって変わっていくあの人達のように。