投稿元:
レビューを見る
ドラマ化と同時にしれっと発売された感が否めない「トップリーグ」の続編。
いきなり文庫で発売されたのと、前作の終わり方が非常に残念だったので、発売から読むまで少し時間がかかった。
その結果…
公式なあらすじでも、レビューでも見受けることが出来なかったのだが、前作と今作の間に「KID」の話があるようで、「KID」を先に読んでいたので、大畑の成長、それから大畑と阪との関係がより良く分かった分、さらに面白さも増した。
前作から5年。
前作で刺された酒井は京都で学習塾を開いていた。
そこに現れた、パワーアップした大畑。
5年前に酒井を裏切って、出世の階段を順調に上がっている大和新聞の松岡に復讐しようと持ち掛ける。
一方、大和新聞では社会部でスクープを連発して、政治部へ異動して来た女性記者・灰原が不穏な動きを見せる。
前作の終わり方には、同じように不満を持った人がたくさんいたみたいだが、私も次作での逆転劇を祈っていたが、まさしく今作で完成した形。
前作からの伏線がきちんと回収されていたし、複雑に巡らされた過去からの思惑も見事に収まり、2作読み終わって、納得。
前作で酷評して、申し訳なく思った。
そして、このレビューを見た方に一言。
「KID」の読むと、さらに面白い!
投稿元:
レビューを見る
先月読んだ「トップリーグ」に続きがあるとは知りませんでした。「トップリーグ」が不完全燃焼な終わり方で、がっかりしていたのが「トップリーグ2」で凄い展開になって予想を上回る興奮と満足感で読み終えることができました。
前作から5年後の設定になっており、酒井と大畑を裏切った形で政界疑獄事件を記事にしなかった松岡は、総理番のトップリーグ記者となり、新聞社の特別編集委員に出世していた。一方命を取り止めた酒井は週刊誌記者を辞め、京都で小学生相手の塾をやっていた。
裏切った松岡を許さない大畑は復讐に燃え、松岡の新聞社に入社した大学の後輩、灰原美樹を取り込み、政界の暗部に食い込み暗部を暴き、松岡の失脚を狙う。
話はどんどん複雑に絡んでいき、若くして亡くなった松岡の父親が大物政治家の秘書をしていたことが判り、同じ政治家の先輩秘書が現在の官房長官。そして死亡原因が交通事故で処理されていたのが殺人の疑惑が出てくる。
松岡は政界と対峙することを決心し、再度酒井と大畑と組む。
今度も現在の政界そのままの人物をモデルにしたと思わせる登場人物と松岡のせめぎ合いが面白い。今回は前作と違って結末にスッキリ満足感を得られた。
投稿元:
レビューを見る
本作は少し前に読了したばかりの『トップリーグ』の“続篇”である。『トップリーグ』の物語の「5年後」ということになっている。“令和”に元号が変わった、「極最近」という舞台設定になっている。
本作では『トップリーグ』の主要視点人物であった松岡、酒井という記者達のその後、そして彼らが取材していた政治家達のその後が描かれている。
正直なところ、前作の『トップリーグ』は「少し煮え切らない結末?」と思わないでもない面が在ったのだが…そういう部分が本作でスッキリするような感ではある…
「何が在っても変わらない?」のか、「何かが世の中を変えて行くことが出来る」のか、少し考えさせてくれる一面も在る小説だ。本作は「大長篇の下巻」という感じだ。『トップリーグ』を未読の方は、本作と合わせて一気に愉しむのが好いように思う。
投稿元:
レビューを見る
前作のモヤモヤをスカッと決着させた本作。前半は少々冗長だが、450頁にも及ぶ紙面をあっという間に捲らせるスピード感が中盤以降に出てきて一気読み。ただ、記者を美化し過ぎている点は...。記者はこうあって欲しいという著者の思いではあるのだろうが...。国民一人ひとりが政治をどう考えるかにかかっているように思う。
投稿元:
レビューを見る
まるで漫画。自際に起きた疑獄事件? もっと勉強して書いて欲しいね。随所にデタラメがあるし、新聞記者を美化しすぎ。実際の記者はそんなに有能じゃありません。
投稿元:
レビューを見る
1を読んだ時点では相場君らしいキレが無く、評価もしづらいなぁと思っていたが、2でようやくモヤモヤ感払拭。まずまずだね。でも2分冊にする程長編にする必要あるんかいなあ。
投稿元:
レビューを見る
現政権に対する挑戦と思わずにはいられない内容。そして現在のマスメディアに向けたアンチテーゼなのではなかろうか。1作目よりかなり骨太になっており、最初から最後まで満足できた。記者たちには自分が日本を動かしてるなどとは絶対に思って欲しくない。エピローグにあることは実際にやっていただきい。
投稿元:
レビューを見る
大和新聞の政治部で、官房長官のトップリーグとして活躍し、史上最年少で特別編集委員となり、順風満帆な人生を謳歌する男と、大手出版社の週刊誌で立て続けにスクープを連発していた男、5年前のある出来事で、二人の道は大きく異なることに。昭和、平成、令和と時代が変わるなか、深い闇は綿々と続いている。5年前に掘り起こした一大疑獄事件がここまで深いとは・・・。
驚愕のラストに、開いた口も(^^)
投稿元:
レビューを見る
トップリーグを読んで、阪/菅義偉の手法があからさまに
明らかになった。
続編のトップリーグ②は、その後に松岡がトップリーグとなり、
酒井が、京都で塾の先生になっているところから始まる。
松岡は、郷里に戻って、松岡の父親のことを知ることになる。
松岡の父親は、政治家の私設秘書であり、
その時の同僚が、阪だった。それは、クラスター事件の収賄のお金を
清廉潔白な森山議員ももらっていて、もみ消そうとした。
松岡の父親は、それを告発しようとして、自動車事故を装って、
殺されることとなった。そのことを知った松岡は、
阪の企んでいる仕掛けを全面的に告発することだった。
上司の阿久津専務の所業も暴かれることになる。
マスコミの中で果たす役割を、物語として実現する。
長期政権を続ける芦原総理そして嫁の淑恵の奔放さと
極東重工、極東商事が、戦闘機のエンジンを製作することを
斡旋するという疑獄だけど、まぁ。実際エンジンが、
日本の企業では 作らせてもらえない状況にあるから
余計 フィクションとして成り立つのかもしれない。
とにかく 菅義偉の存在感から、生まれた作品で、
このような作品が生まれるのは、嬉しい限りだ。
投稿元:
レビューを見る
前作から5年後。昭和の一大疑獄事件に再び迫ることが出来るのか、5年前の踏み絵を再び踏むことになるのか。
投稿元:
レビューを見る
読み進めるにつれて、前作の記憶が蘇る。尻すぼみで終わった前作の伏線をしっかり回収した。できればもう少し早く今作が出てくれると記憶が新しいうちにより一層楽しめた。完結するのは勿体無い。続編に期待!
投稿元:
レビューを見る
シリーズ2弾。官房長官坂とヤマト新聞の論調を決める阿久津に、タッグを組んだ松岡と酒井が挑む。政治の中枢に 食い込むトップリーグの記者たちは真実を伝えることができるのか…。
投稿元:
レビューを見る
「トップリーグ」のその後。
トップリーグに上りつめた松岡は、社の方針に従って記事を書き続ける。政治について語る講演会なども開催し、注目を浴びている。地元に帰ればヒーロー扱いだ。だが、政治部に異動したばかりの頃に持っていた記者の魂は捨てたも同然だ…元・同僚も裏切り、心に鉛を抱えているようだ…。でも彼の本質は完全に変わったわけではなく、どんなに偉くなってもハイヤーの運転手にも礼儀正しく接し、奢ることはない。まだ記者としての誇りが残っている。
そこにいくつかの偶然が重なり、若くして亡くなった自分の父親と永田町との因縁がわかってくる。また、同じように深い事情を抱えた後輩記者がトップリーグ入りを果たし、自分と同じ道をたどろうとしている。自分には何ができるのか、松岡は葛藤し、今度こそ正しい道を選びたいと覚悟を決める。
やっぱり文章(文体)は気に入らないけど、内容は面白いです。
夫がWOWOWでドラマ全部録画してるから、見たいけど、そんな時間あるかな私。
ちなみにドラマでは、小説中の重要人物が一人省かれてます^^
投稿元:
レビューを見る
前作は政治記者独特の職務を紐解く為に頁を割く必要性があり、何処か形式ばった窮屈さが拭えなかったが、本作にはその肩の支えが取れたかの様な奔放さがある。設定の後付け感は顕著に表れているものの、前作で積み上げた物語の基盤をフル活用出来るのが続編ならではの醍醐味。松岡と酒井が共同戦線を張り、記者対官邸の総力戦へと雪崩れ込む様相を呈する中盤戦で思わず胸が高鳴る。結末は相場作品では中々お目にかかれない晴れやかな幕引きで、エピローグの展開は著者の思い描くジャーナリズムの理想像なのだろう。前作と併せて存分に楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
松岡が反転するまでが長く
焦れったい
安倍晋三政権が4選してはいけない
大きな理由としては
自己点検能力の欠如、他者評価とのズレが
あまりに肥大しすぎていているからで
自己満とも違う 1人相撲感はもうみてられないし
存続することだけが生存理由なのは末期症状
安倍昭恵のわがまま、構ってもらえないことの
当てつけは目も当てられないが
何とかそれを暴くメディアが現実にも
現れてきて欲しい