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ホラー小説にハマるきっかけになった1冊。
怖さを引き立てる為に最も必要になってくる風景描写が
秀逸で、髪の毛の1本までも文章化されているような
感覚で怖さも助長される。
ラストの余韻もホラーならではの醍醐味のように感じる。
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深い。
最初に読んだときはそれほど面白いとは思わなかったけれど、二度三度じっくり読み込んでいくとじわじわと怖くて面白い。ラストの突き放したようなような終わり方も、流れからしたらいいじゃないだろうか。
いい意味で後味が悪いのがいい。ホラーはこうじゃなきゃ。
原作を読みこんだあとに映画を見た。とってもよかった。俳優陣がみなさん演技派だし、あおり文句が下世話な感じがしたから不安だったが、雰囲気は原作のイメージ通りで、全然いやらしくなかった。ラストは原作の後味の悪いのと違って、こっちのほうがきれいな終わり方だった。
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なじ■いや~~もう悲しい話だった…。
坂東さんの作品は高知を舞台にしたものが多くて、県民としてとても親近感がわきますが、どれも本当に土地の空気の描写が凄いと思います。
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最後まで展開読めなかった!
なんか日本の古来風習とか、日本人っていう生き物を考えてしまった。
映画化もされているようで、今度見てみたいと思いました。
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怖くはなかった。ムラ社会の中での出来事。最後の展開が地域伝承とかあまり関係なくなってたのが残念かな。
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こういう幻想的な空想作品にはこれといった感想が・・・無い!
けれど、別のところ、日本の風景が色鮮やかで、美しくて、風の音とか土の匂いとか、
春の感じとか、四季に移ろいとか日本人だからわかるのかなと思って、嬉しくなった。
作者は物凄い五感が冴えてる。それも研ぎ澄まされた感じで好み。
私は、もともと映画もドラマも好きじゃないけど、本書を読んで、
与えられた活字から自分の頭の中で再現する世界がやっぱり一番美しいと思った。
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内容と反して風景描写が美しく、色鮮やかだった。
展開はわかりやすく、ファンタジー。
しかし、主人公さん、いくらいなか育ちとはいえ保健体育くらい授業受けなかったのかなぁ。
高校生ならまだしも…
と、思っていたら内容に入り込めなかった。
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う~ん…救いのない話だなぁ。
これだから伝統を重んじる土地の雰囲気は嫌なんだよね、っていうところもある。あまり感情移入せず、民話にすぎないと割り切って読めば面白いでしょう。
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横溝作品のどろっとした部分を抜き出してモチーフにしたような作品。
憑き物筋という家系に一生を翻弄される女性の諦観や情念がわかりやすく・でも情感たっぷりに描かれていて面白かった。
最後まで血筋に振り回され、ついに幸せを手にすることができなかった主人公・美希の無念さに涙。
「死国」に比べると大風呂敷を広げないし視点が主人公に固定されてるので話を集中して追えて、こっちの方がのめりこめたな。
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坂東真砂子の土着モダンホラー。
おなじみの自立しているが孤独なシングル女性と、謎のある男性。横恋慕する過去の恋人や、秘められた過去。閉鎖的な田舎の人間関係など。
ヒロインの血の因果はもの悲しいが、この人の作品はクライマックスでいきなりファンタジーになるのが…。狗神というよりも、恐ろしいのは人の憎悪だと思った。田舎の窮屈さがわかる人には共感できる。海外で亡くなった作家の心境を投影したものだろうなと察する。
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ある人物の登場で、穏やかな村の人々が、ギクシャクしてくる。毎夜の悪夢の原因は狗神筋の一族。狗神筋とは?多重近親婚、鵺など、キーワードがめぐる。閉塞した村人の復讐。狗神筋の再生。
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血の物語。ホラーというよりも、巡る因果と近親相姦のお話。兄と関係して生んだ息子と、さらに知らずに関係を持ってしまう王道。これで胎内の赤子による母親との性行為がプラスされれば三代達成だったのに。歳の差を考えるとこの主人公は女性としてとても魅力的なんだろうなあと思います。
日本の山村の閉鎖性やおどろおどろしさを堪能したい人にはぴったり。
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強烈でした。本来は読まないジャンルの本かもしれません。
怖いものみたさと興味から読んでしまいましたが、とても印象に残る作品です。
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ホラー?と言うより、何だかちょっと気持ち悪い恋愛小説みたいな。
しかし犬神伝承は面白いー!
日本には本当に沢山の神様や、その他言い伝えがあるのですね。
こう言う本を読むと、実際の土地へ行ってみたくなる。
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和製ホラー。
美希に降りかかる恐ろしい出来事たち。
それでも幸せをつかもうとする彼女に、災厄は訪れてくる・・・。
とりあえず、やっぱりこういう伝説とか怖いものが多いですね。この犬神伝説以外にも色々な怖い伝説は日本各地に残っていると思います。