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「面白いものが作り出せる=面白い人生が歩めるというわけではない。しかし、何もしなければ、面白くなることは決してない。」
という問いかけから始まり、「面白い」という曖昧な概念を様々な観点から考察している非常に興味深い本です。
人生を面白く生きるためには、
孤独に自分の面白さと向き合うこと、つまらないと思うことを失くすなど、
普段の生活でつい後回しにしてしまいがちな、自分の感覚・感情・感想を大事にする必要があることに改めて気付かされました。
趣味や熱中できるものを探している方、
毎日やるべきことがいっぱいで疲弊している方、
人にはあまり言いたくない自分だけの趣味をお持ちの方
には特にオススメです。
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面白いということを多面的に分析する、本書前半部分はとても面白かった。ただ後半のアウトプットこそが面白さであるという論調には賛同出来なかった。またインスタグラム等の若者文化への考察は浅薄に感じた。
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自分の好きな面白さが他者の存在に依存しており、それがなくなったときに不安を覚えることがわかった。本当に面白いものとはインプットではなくアウトプット。私は筆者と同じように物を作ることが好きなのでそれを肯定されたようで嬉しかった。どのような本か知らずに読んだが自分のことを言語化されているような感覚。
本旨とはズレているが覚えておきたいと思った一文は
「やりたいことを実現するために、やるべきことをしてきた。」
楽しい本だったが人と大勢とわいわいすることが一番好きな人には不快に感じるかもしれない。
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この本は、「面白く生きるため」の考え方やノウハウを紹介してくれています。
ぜひぜひ読んでみてください
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【kindle unlimited】
題名で惹かれてなんとなく新書よんでみた
両学長のyoutubeで発信してたお金の減らし方の著者だとは知らず、、
言葉がスッと入ってきてとても「面白かった」!
この前会った人に、私はfunじゃなくてinterestingを求めてるって言われて、
あぁそうかと思ってたところで。
「面白い」ってたしかにいろんな意味を人包含してる日本語だなぁと。
刺さるフレーズはいっぱいあったけど、
自分でつくりだすから、面白い。
(誰かに薦められたものは面白いとはいえない)
面白いは発明するもの。っていうくだり、
誰かと会ったりしてなんか面白いことないかな〜って常に考えてた私には響いた。
世間的な面白さは、レビューとか評判、宣伝によってある程度つくられてしまってること、
面白さが他者に依存されている、っていうのもよく考えるとちょっと悲しい。
ひとりで、孤高の面白さを得ること(それを森さんは設計図とよんでる)が、面白い人生、面白く生きることに繋がっていると。
自由とは自分の思ったとおりに物事が進むこと、
面白さは自由へ向かう方向性を感じること(満足の予感)。
面白いっていう単語だけで、これは深い話!笑
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2021/3/13-14@メルキュール東京銀座
面白さについて
個人で完結する、かつ楽しめる、ということが
至高の面白さである、
という主張があったと思う。
読んだ時は、納得。
でも耳が痛い話だったこともあって、ずっと引っかかっていて考え続けている。
他人が介在するのは受動的だから本物の面白さでは無い??頭の中に他人がいる状態は??人間なんだから他人と交流することにこそいちばんの楽しさを見出してもいいんでは??
とか思ったけど、完全にひとりで楽しめることが見つかれば、大概の状況でなら自分を見失わずに楽に生きていけるよってことなのかな。
一旦終わらせとこ。
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相変わらずの森博嗣氏の天邪鬼ぶりになぜか安心した。このテーマで森氏が本を1冊書いたらやはりこうなるか、と納得の内容。大勢でいる時でしか楽しめない人々にとっては読まない方がいいかもしれない。
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面白さについて考察したエッセイ。著者は人気作家で、近年はこの手のエッセイを色々書いているが、これもそのひとつ。先日読んだ夢の叶え方の内容と似ている。 面白さには、おかしいと興味深いという意味があり、近年の世間での使われ方も踏まえて、著者自身の考えを紹介する。 理系出身の著者らしく、他の著作同様にかなり理詰めで、鬱陶しく感じるかもしれないが、自分自身は大変共感できる内容だった。 自分も若い頃から著者と同じように面白さを感じていたが、なんとなくそう思っていたけれど理詰めで実践できたわけではない。 面白い人生の究極は自己満足だ。 他人がどうであれ、自分が満足できるように生きることが重要。 彼の一連のエッセイは、そういう考え方で貫かれているように感じた。
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面白く生きていくために・・
著者に共感するのは、
・・よく「家族の理解」などという人がいるけれど、「理解」なんていらない。それぞれが好きなことをすれば良い、というだけ。・・
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「夢や希望」ではなく「計画と作業」
筆者の小説が好きなので、どんな人なのだろうと興味が湧き読みました。
面白さについて言ってることは最近良く耳にするようなこと(個の時代である、SNSで誰でもアウトプット出来るようになった、等々)でした。
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最近、日常の場面で
「今、めちゃくちゃ面白かったけどなぜ面白いのかがわからない」
状況によく陥る。
それを客観的に分析する手助けになればと思ってKindle Unlimitedにあった本を読んでみたが、めちゃくちゃ面白かった。
上記の「面白い」も自分なりに分析できるようになった。つもり。
タイトルのうち、面白いとは何か?の部分のみ知りたくて読んでみたのに、面白く生きるには?についての方がむしろ惹き込まれて走り抜けるように読み終えてしまった。
自分が最近考えていたことに凄く近いことが書いてあって励まされたような気がする。
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■面白かったところ
Amazonで評価が低いものほど、売れているのである。 どうしてこんなことになるのかというと、売れていない本ほど、熱心なファンが割合として多く買っているから、評価が高くなる
→売れてる本はファン以外の手にも届くので批判的な評価が多くなり、評価が下がる
→負の相関がある
→★面白い、、、星の数だけでは図れない理屈
・・・以下メモ・・・★は自分が思ったこと
■最近の面白さの流行りは共感
楽しさ、寂しさ、悔しさ、悲しさ、あるいは怒り、憤りのようなものが心に伝わってくる
評判が良いものが「面白い」と感じられる指標になるのだから、作る側は、「面白い」ものよりも、「評判を良く」する工夫を優先するようになる
→本当の面白さを見失うことになる
■意外性の面白さ
「それは思いつかなかった。でも、いわれてみれば、そうだな」というように、手が届くところに答があったけれど、ちょっと方向がずれていた、というような「ぎりぎり」の感覚
→★これはよくわかる、歌も同じ
■とっぴな面白さ
捨てられたガムのように寂しかった
相手に一瞬手を止めさせ、息を止めさせ、考えさせる
→予想さえさせない
■面白さは自由を目指している
自分が思い描いたものを形にする行為であり、自由の獲得が目的
自由は、自分が計画したとおり、自分が予定したとおりに生きることであり、それが人間の満足の根源でもある。
→★この考えはなかった。新鮮だ。
■面白さの種類
・言動や思考が面白い場合
・日常のネタを拾うことが大事
→そのおかしさに普遍性や応用性を見出せる思考力があってこそ、利用ができる
→★歌に出来ている気がする
■おかしさを一般化する
現実に起きたおかしさは特殊なもの
→どうしてそれがおかしかったか考える
言葉、理屈、誤解、反応、偶然
伏線になっていたから、など
→使える仕組みを抽出する
■面白さを維持するためには
「面白さ」を維持するためには、どんどん新しいものへシフトするか、まったく新しいものを生み出すしかない
■人間には、それぞれ違いがあって、向き不向きがあります。ですから、得意なものをアウトプットし、欲しいものをインプットする、という「交換」が行われ、これが社会の基本的な仕組みとなっています
→★なるほど、この考えは良い。アウトプットできた人が偉いのではなく、インプットしている側もどこかで得意なことをアウトプットしている。確かにそうだ。
■面白くないな、と感じるのは、面白いことを知っているから
→★大学最初の時は本当にこれだった。
■森さんがやってみたい「面白いこととは」と問われて
→生きることが、面白いことをやっている状態です。死ぬまでは、生きていたいですね。
■面白さの条件
→簡単には得られないこと、達成感にある
→→★US案件は何年もどこの会社もできなかったことだから面白いと思う
■面白さはアウトプットにある
→★だから二次創作ができるものじゃないと当たらない
■SNSの広がりから身近な指導者に従う習性が広がる
→先生の言うことは聞かないが、身近な先輩や兄貴的な人の言うことは行くようになる
■現代ほど個人主義の時代はかつてなかった。社会のあらゆるシステムが、一人暮らしをサポートするように機能してい
→ネット、携帯、コンビニ、ワンルームマンション
■面白くないのは「つまらない」ことだが、「寂しい」からというわけではない。
■面白いのジャンル
・可笑しい
・興味深い
・思い通りになる
・手応えがある
・動きがある
・意外性
・欲求を満たす
■小さい頃あまり買ってもらえなかったので自分で面白いものを作っていた
→★松本人志も、両学長も同じようなことを言っていた。何でも買ってあげるだけが教育ではない
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面白さとは待っているだけでは訪れない。受動的でもつまらない。主体的に計画して実行する事が大事である。
現代は豊かであり娯楽も溢れかえっている。逆に言えば新たな面白さを見出すのが難しい時代とも言えるだろう。
これからは面白いは自分で作り出していくアウトプット型の人生を送りたい。
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雑感というか、著者の主観なので、賛成できるか否かは個人の経験によっても異なるだろう。作家として、一応「面白いとは何か」を言語化している努力は分かるし、共感できた。
面白さは貪欲に求めるものだという事。他人と比較せず、絶対的な価値観とすべきだという事。その通りだと思う。恐らく、未来をポジティブに予感させる刺激、が面白さなのではないだろうか。刺激である以上、事物や環境、あるいは空想は閃きとして、脳への影響が関係する。作者は意外性、可笑しさ、満足、自在性、興味などを挙げるが、これらはポジティブな予感や刺激の事だと思う。
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▼自由
・自由は、仕事がなくて、ゴロゴロと寝ている「暇」のことではないし、いつまでも起きなくてもよい休日のことでもない。自由は、自分が計画した通り、自分が予定した通りに生きる事であり、それが人間の満足の根源でもある。
・したがって、「面白い」というのは、この自由へ向かう方向性を感じている状況であり、いずれ自分は満足するぞ、という予感が、その人を笑顔にさせるのである。
▼生き辛さ
・まず基本的な原理というか傾向を理解する事です。なにかを積み重ねた結果として、良いことが得られます。畑を耕し、種を蒔き、雑草を取り除き、しかも天候に恵まれれば、最後に収穫することができます。ものごとは、大体こういう仕組みになっています。
・「生き辛さ」は、現在収穫が無い畑に立っている人が感じるものです。その「生き辛さ」は、その人が長い時間をかけて作り出した結果でもあります。目の前にあるのは、「生き辛さ」が現れるまで、放っておいた畑なのです。
・ですから、どうしたら「生き辛さ」がなくなるのかといえば、今から畑を耕し、種を蒔き、雑草を取りなさい、としかいいようがありません。それをすべてしても、天気が悪ければ収穫はありません。でも、みんながこうして生きているのです。すぐには改善しません。長い時間がかかると思います。
▼面白い
・人生には「面白さ」が必要である。というよりも、生きることが「面白い」ことを探す旅だといっても良いだろう。
・若者は「面白い」ものを見ているのではなく、他者よりも「面白い」ものを求めている。いくら「面白さ」が普及しても、相対的な価値を重視すれば、むしろ埋没してしまう、という感覚なのではないだろうか?
・「面白さ」はアウトプットにある。インプットする「面白さ」の何十倍も大きい。(例;音楽を聴くより、自分で演奏し歌う)
▼貢献
・少し穿った見方をすれば、社会への貢献を図るとしたら、それは収めた税金の額ではないだろうか。客観的にみて、これが一番直接的な指標である。