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梶村啓二は「野いばら」を読んで以降なんとなく気になる作家の一人となった。
今回は手紙と言う形をとった独白の過去と現在が行き来し
少々歩みが遅く読むのに時間が必要であったが
その時間がそれぞれの時代の空気感を感じるのに必要な時間でもあり
読者をその時代へと誘ってくれた。
絵画への考え方も気づかされる良い文章がたくさんあり
少しずつでもボッティチェッリ辺りの時代の絵画と歴史を学びたくなった。
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未発見の美術品を巡るサスペンスミステリ。時を超えた壮大な物語の中で、美術品のもつ魔力の素晴らしさと恐ろしさを感じさせられます。もちろん美術自体が悪いものではないのですが。それに振り回される人のいかに多いことか。
亡き友人の所蔵していた絵を主人公が探す現代パートはオーソドックスなミステリかと思いきや。絵の隠された場所などはミステリ的であったのだけれど、終盤の展開には唖然。つくづく魔の潜む物語だったのねこれは。でもこの解決法は見事かも。
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アートをテーマにしたミステリー。絵画ものは好きなので期待して読んだ。
過去と現代を行き来して交錯する物語や、スピード感は良かったけれど、後半急に非科学的現象で大切な場面をさらっと流している辺りはどうにも腑に落ちなかった。
結末もいまいち。
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芸術の秋ーーっと思って手にとる
ちょっとのれなかった
モデルになった女性の手紙の部分は好きだったな
なんかちょっと文章が理系?っぽく
結構飛ばし読みしてしまった
ごめんなさい