紙の本
植物の描写がいい
2021/04/13 20:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る
和風アリスファンタジーとの触れ込みに当初は疑問符を浮かべていたけれど、読んで納得。植物たちが人間さながら動き、話回っている。静謐な文がいい味を出していると思う。できることならば続きが読みたい。
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タイガの新作。まったく事前の情報なく、タイトル買いに近い。
まだ『ライトノベル』という単語が無かった時代の、ヤングアダルト(ジュブナイル)ファンタジーの雰囲気を色濃く残した作品だった。
余り続編がありそうなラストではなかったが、続きはあるのだろうか。
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難しかったらヤダな、と思って読み始めたら・・・引き込まれた。
この後、どうなっていくんかなぁ。
周平の扱い、悪くないですか(笑)。
彼もれっきとした子孫でしょうが~ww
嫡男じゃないから?
続きがありますように。
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白川紺子なので読んでみたが、なんか今までのと違う……萌えが足りない!と思っていたが、講談社タイガって基本、男性がターゲットのレーベルなんだろうか。
オレンジ文庫は明らかに女性向けだと思うけど。
父親を亡くし、実家に戻って探偵事務所を開いた八重樫光一。
自宅の庭にまつわる謎を解くうちに、出生の、というか、家の由来にまつわる真実を知ることになる。
牧家の妹の方とは恋仲になりそうだが???
まだ続きそうな気配だけどどうなんだろうか。
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可愛らしいファンタジーかと思っていたら、あらあら、段々と不穏さと悲しみの気配が忍び寄ってきて…。咲を解き放ってやりたい。そんな続きがあればいいな。
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タイトルと合わない。探偵の設定はなくても良さそうだったし、三日月は自分には繋がりがよくわからなかった。庭と人との関係は面白かったのでちょっと残念。
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救われた。
庭の謎が解けていくときには切なくて泣きそうになった。咲のことは本当につらい。
今後の八重樫家と牧家はどうなっていくんだろうか。良縁で続いていくといいなと思った。
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面白かった。好きなファンタジー。こういう不思議系は大好き。ぜひ、シリーズ化してほしい。探偵光一の活躍と牧家の兄妹と主人公との関係性というか絡みをこれからも読んでみたい。
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推理小説のような幻想小説という感じ。
庭に閉じ込まれている咲がかわいそうと思う反面、相続者は辛たんなぁと。
これで完結なのだろうけど、少し中途半端
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三日月邸の庭『望上園』を舞台にしたミステリ仕立ての和風ファンタジーは、花図鑑というタイトルに偽りなく木々や花々が余すところなく描かれていて、その自然な息遣いを身近に感じられるだけでなく、隠された庭を巡ることにより、不思議な世界に関わる謎にどんどん引き込まれてしまう。
光一が栴檀に語りかける場面が秀逸。あとは最後…畳みかけの展開に、おもわず拳を握ってしまったよ。咲に救いがある終わりで良かった。個人的には光一と牧兄妹との距離感がお気に入りw
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「庭には誰も立ち入らないこと」――光一の亡父が遺した言葉だ。広大な大名庭園『望城園』を敷地内に持つ、江戸時代に藩主の別邸として使われた三日月邸。光一はそこで探偵事務所を開業した。
ある日、事務所を訪れた不思議な少女・咲は『半分この約束』の謎を解いてほしいと依頼する。彼女に連れられ庭に踏み入った光一は、植物の名を冠した人々と、存在するはずのない城を見る。
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珍しいちょいおじ主人公。何だかやるせない気持ちになるお話だった。主人公も好きだったけど、数馬君がいいね
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庭に入った後はしんどい事、お城の人達が光一が来る事を歓迎しない事、過去には一般公開されていた事などを鑑みて、ああ!庭の維持の為に、人の生命力みたいな物を吸い取っているんだ?!と思ったら深読みしすぎだった
ストーリーもキャラも面白いと思ったけど、最後に咲との別れが有ってしんみりした所、最後の最後でやっぱり帰って来たyo!って軽すぎてここだけが残念
それなら最初から何とか二人で努力して、一緒に居れる方法探しましたって方がしっくり来るのに
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最初はちょっと読みにくく苦労したけれど、途中からかなり世界に入れた。牧家の兄妹が良いキャラだったし、恋愛をにおわせつつ、くっついていないのも良い。
庭に入ると一晩経ってしまう謎時間は謎のままだったけれど、他はなんとなく納得のいくオチがついていた。ただ最後が…あんな別れ方しておいて翌日会いに来ちゃったのか…「今日で転校します!」と泣いてお別れ会した友達が翌日普通に学校きて「転校なくなった」と言ってきたようないたたまれない感。会うのなら死ぬ間際に会ってほしかったな…。もしくはこれはストーカーホラーだった…?途中から咲が子どものわがまま以上の独占欲を見せたのは…。主人公の母も咲の存在に気付いて出て行ったの…?庭に花木の精が住んでいる、というのだけならファンタジーだけど、それが恨みつらみ持っていたら恐怖だもんなぁ。
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江戸時代や明治時代の香りがする。医者の父が亡くなって実家に帰ってきた青年のお話。ぞくぞくするようなミステリの要素もありながら、切ないような優しいようなお話。
2021/8/18