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小学生向き
抽象的な読解力について書かれてる。
親の日々の声かけや話し方が重要
4年までは音だけで覚える 既知
5年になったら意味を覚える 未知
これを繋げると定着が早い
主語述語を意識
音読は語彙を増やす
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中学受験 金子式「声かけ」メソッド最速の国語読解力
著:金子 香代子
本書は、子どもの「読解力」を最速で上げるる、親の声かけの本である。国語は「センス」でも「読書量」でもない。一生ものの「読解法」が記されている。
構成は以下の6章から成る。
①なぜ国語の点数がとれない?3つの理由
②物語文の読み方 文章中に書かれていないことを読む方法
③説明文の読み方 説明文をどう意識的に読めばいいか
④国語の解き方を知る 知って損はない文の型
⑤記述力をつけるために国語の成績を伸ばす具体的方法
⑥読むスピードを上げる方法 受験に必要な速さとは
好きになることが大切。
本書ではその工夫がたくさん紹介されている。楽しく自由に読むのも文章を好きになるひとつの側面ではあるものの、本書で紹介されているような型を身に付ける中でその文章を理解することで、また違ったというか本来の文章を楽しむということを学ぶことが出来る。
書かれている「モノ」によっては、必要なスキルは異なるものの、多くは本書の本質を理解した中で柔軟に組み合わせることによって好きになるコアな部分をすくいとることができる。
型にはめることは、望ましいことではないかもしれないが、大きな型なり枠を使うことで、広がりと深さを理解できることにもつながる。
自分自身が文章と向き合う際の新たな向き合い方をしみじみと理解させてくれた一冊であった。
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息子が国語に対して苦手意識があるため手に取ってみた。
なぜなら親の私も国語が苦手だから素のままでは宿題の丸つけをする際に教えることすらできないから。
物語文と説明文、それぞれでのチェックポイントが端的にまとめられている。
また選択問題の解き方、記述問題が解けない子のパターンごとの対応、試験時間が足りずに間に合わない子の対策等こまやかな解説があってわかりやすい。
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中学受験において国語の読解力を磨くための原理原則を説明し、それを身につけさせるために親ができる「声掛け」を紹介した一冊。
何と言っても、具体的かつ豊富な声掛けの例示が特徴的。
著者自身が大手塾で務めていた際に、最下位クラスを担当していた経験が非常にいきており、国語に悩める子供たちのありとあらゆる躓きに寄り添えるのではないかという程の手厚さだ。
子どもが国語ができない原因の第一に「そもそも読んでない」点を挙げるのは最下位クラスの指導経験がなければ出来ないだろうし、そういうところこそ知りたかったという親も多いのでは。
また、読解力を身につけるために必要な力に対する見解の根幹は、ふくしま式(福嶋隆史氏)の系譜に位置づけられ、シンプルかつ汎用的な読解の「型」の習得を理想とする。
その中身も、論理的な繋がりを見出すこと、具体例(対比、理由、言いかえ、たとえ)に着目すること等、ふくしま式や出口式と共通点が多い。
本書では更に、説明文だけでなく物語文についても読解の「型」を示している点(その原則もシンプル。また声掛け例も当然例示)や、
子どものお悩み別攻略法&声掛け法がケース別に解説されていたり、記述力向上の方法、読むスピード向上の方法まで触れられており、正直、分量の割に驚くほど至れり尽くせりの一冊だと思う。
これだけで受験国語を乗り切られるとまでは思わないが、子どもの国語強化に悩む親は活用できるヒントが多く見つけられる一冊だと思う。