紙の本
教えて中田先生!
2019/11/27 13:56
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投稿者:みーやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが悩みがちな問題に対して、西洋社会では思いつかない答えをズバッと返されます。
中田先生を通じてイスラーム的な考えを知ることで発想の幅が広がった気がします。
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イスラーム学者であり、信者でもある著者が子どもたちの様々な質問に答えるのだけど、その回答がとても面白い!大人が読んでも、無意識に信じ込んでいた物の見方に風穴を開けてくれます。一見キワモノのタイトルにもしっかり意味がある、楽しくて刺激的な一冊!
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中学生、高校生に多い悩みをインタビュー形式にして、イスラーム学者の著者が答える内容の図書。人生の目標を世界征服に置く話は面白い。自分の身の回りはすべて世界征服の礎となる!という考えは生きていて楽しそう。世界平和を目指しても、それは全員の平和ではない、自分が世界をよりよくするためには、世界征服のほうが合理的というのはなるほどなぁと。鷹の爪団とまさに同じ。いろんな価値観から自由になれる。
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年頃の子に読んでもらってどう感じるのか聞いてみたいなー。笑
頭が少し柔軟になる。
カチコチに固まった大人の頭にも
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子供の悩みにイスラーム学者が答えたらこうなった。この謳い文句が素晴らしいと思いましたw
Q&A形式でいろんな質問に答えてるのだけれど、正しいかどうかを判断できるのは”神”だけ、世の中にあるのは所詮人が作ったただの仕組みでしかないのだから損得を考えて行動しようといった姿勢を崩さず丁寧に剛速球投げてる様は素晴らしいです。
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こんなに読んだ後に世界が広がる感覚になる本だとは、思いもよらなかった。
そして、こんなに相談してきてる子たちのことをバカ呼ばわりする本だとも思わなかった(笑)
結局、悩むということにはその後の行動が伴わないとあまり意味はないですよね。だから先生の返答は大体同じところに着地するし、先生が伝えたいこともそう多くはないのだろうと思いました。行動していないから悩みがあるのだと。
巻末の推薦アニメ(世界征服初心者用)が面白い(笑)
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カリフ制復活が望み…ISの方々もカリフがどうしたとか言っていました。むしろ中田先生の考えるカリフ制をお聞きしたかったような。
それはそれとして、言っていることは極端ですが、そんなに的外れでもないような。
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イスラーム学者である中田孝先生が、子供たちの悩みに答える。どうして人を殺してはいけないのか、とか、いじめられているのでどうしたらいいか、大学に行くべきか等。
激しいこと書いているところあるけれど、真理をついているところあるし、まあ、そうだよなあと。成人になってからだいぶ経つ私が読んでそう思うけれど、13歳とか読むとどうなんだろう。一部分の子供だけでなく、たくさんの13歳(子供)、大人に読んでもらって、一つの考え方、大切な考え方を知って欲しいかなと思う。世界はハード、大人でも生きてて苦労するところたくさんあるし(私だけか?)、この本だけでなくいろんな本を読んで、若さを武器に世界と戦って欲しいかなと思う。スパッと言い放つ中田先生に拍手。普通の人生相談とは内容が違く、いろんな意味で楽しく刺激的な本。
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ハサン中田先生の本を読むのは3冊目。
本作は子供からの質問大して答えるという形でかなりライトな作りだが、
相変わらずのシンプル&ストレート&エキセントリックで面白い。
周りの目を気にするな、お金にとらわれるな、などなど、
いわゆる、一般的な良いことも沢山書いてある一方で。
・人を殺してはダメなんて言う理由はない、自殺してはダメというのも同じ
・たいていの問題には解決策はない。
・コミュニケーションというものは無駄であり、ただの言い訳
・悩みを克服するには世界征服を目指せ!
などなど、一見、常識とは相いれない内容も盛りだくさん。
大人が面白がって読むのはいいけど、
あなたは13歳の子供がに本当にこの本を読ませられるでしょうか?
大人の懐の深さが試されます。
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この書籍は、教師をしている友人から紹介してもらった。
十代の学生から生きてくうえで浮かんだ素朴な疑問や、目の前にある貧困やいじめなどについての悩みに中田考先生が答えている。
読んでいて常に違和感を感じる本だった。
いじめられていて学校に行くのが嫌だ、という質問に対して、学校に行く必要はない。と問題の根本を見直す切り口を説いてくれるのは良かったが、
最悪刑務所にお世話になればいいといった極論・暴論に振り切ってしまう中田先生の言葉を、うまく飲み込めない時もあった。
僕だったら、なぜ勉強をするのかという問いに、学ぶ事の面白さや、大学に行くことでいろんな職業にアプローチできる可能性を高めるみたいなことを思いつくのだが、中田先生はそうではない。
読めば読むほど、中田先生と僕の価値観の違いを感じる。
僕が常識を理解しているとは言わないが、中田先生の考え方は極端か暴論か、浮世だっている。
そもそも生きてきた背景が、他の一般的な人と大きく違うんだということが文章から伝わってくる。
そうやって読んでいるうちに、死にたいと悩んでいる人や、誰かを殺してやりたいという気持ちを抱えて悩んでいる人に対して、僕のような一般人の思考では、彼らと同じスタートラインに立てていないのでは無いか、そしてそこに先生は立っているのではないかと考えた。
この本を読んで世の中の社会に組み込まれているマジョリティの人々から、なんらかの理由があって道がずれてしまい、マジョリティの人が疑問に思わないような事に意識が向いている若者と対峙するようなことがあった時には、自分の常識を取り除くような意識を持っていたいと少し思った。
最初の質問が、人を殺してはいけないのはなぜ。という質問だったが、それに対して「殺してはいけない根拠はない、殺してはいけないと思うのならば、その理由があなたの神様です」という言葉には、なにか来るものがあった。
この言葉は、神様の存在を日常的に信じている人じゃないと紡げない言葉だと感じた。
どの宗教に属しているかどうかは関係ない、普遍的な神様の存在意義のようなものが僕でも少しだけ理解できるような気がした。
無宗教の僕では絶対にでてこない言葉で、そして彼らにとって神様という存在がどのような物かということが僕でも理解できる言葉だった。
急に話が変わるが、攻殻機動隊のアニメシーズン1でタチコマのセリフにこんなものがある。
「なんだか前には良く分かんなかった神って奴の存在も近頃はなんとなく分かる気がして来たんだ。もしかしたらだけどさ、数字のゼロに似た概念なんじゃないかなって。要するに体系を体系足らしめる為に要請される、意味の不在を否定する記号なんだよ。そのアナログなのが神で、デジタルなのがゼロ。」
死ぬことを否定してくれる存在が自分にとっての神様であるし、神様がいるから死ぬことは止めようと思う。
死んではいけないことに意味なんてないけど、それを正当化してくれる存在が神なのかもしれない。
偶然、攻殻機動隊を見返す機会があって、今までだったら��く理解できなかったと思うけど、中田さんの本を読んで、彼の思考を知って、少し理解できた気がする。
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生きていく上で一番大切なものは可愛さ
世界平和ではなく世界征服
言ってることは極端だが、確かになぁと思わせる
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「なぜ人を殺してはいけないのですか?」
こう訊かれたらなんと答えますか?
深く考えるまでもなく、それは絶対駄目でしょう!と思いますよね。
ところが中田先生、「人を殺してはいけない理由なんて、どこにもありません。」
いやはや度肝を抜かれます。
勿論、だからといって人を殺してもいいと言っているわけではありません。
もしそんなことをしたら大変なことになってしまうことぐらい大抵の人は想像出来ますからね。
他にも
「お金より大事なものなんてあるのでしょうか?」
「人間は本当に平等なのでしょうか?」
「勉強して将来役に立つことって何でしょうか?」
「いじめられていますが、逃げないで問題を解決するにはどうしたらいいですか?」
「本当の友だちが欲しいです」
等々、中高生が持つ悩みや疑問に答える中田先生。
イスラーム法学者であり入信されている中田先生の回答をきくと、悩んでいることも大した問題ではないように思えてきます。
特に笑ってしまったのが、勉強と部活ができなければ自分の存在価値がないように思えてつらいへの回答です。
他人の評価は気にしないとしつつも、可愛さで勝負するのがオススメと言います。
同じように「生きていく上で一番大切なものは何でしょう?」への回答が、本書で私が一番共感できた回答でした。
さて、タイトルの“世界征服”とはどういうことかといえば、
勉強で悩み、人間関係に悩み、夢や目標がないことに悩み、
将来の不安でいっぱいの若者へのオススメが“世界征服”、理想の世界を作ることなのだそうです。
自分にとっての世界征服。
それぞれの世界征服。
私にも私の世界征服。
そう思うと何だか楽しくなってきました。
私が中高生の時にこの本を読んだとしたら、ふざけていると怒ったかもしれません。
もっと違った考え方、価値観を持てたかもしれません。
多少なりとも人生経験を積んだ今だから共感出来る部分もあるのだろうと思います。
共感出来ても出来なくても、何かを残してくれる本だろうと思います。
特に若い方は 是非、手にとって読んでみてはいかがでしょう。
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子供や学生の疑問・質問にイスラーム法学者が答えるという本。
一刀両断的な回答が気持ち良いです。
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この著者の本を読むのは「みんなちがって、みんなダメ」に続いて2冊目。
普通や常識と言われていることに違和感を感じる人に向けた書き手として、中島義道がいる。中島が問いに対してわかりやすい答えを出さないのに対し、この著者は割と明確に答える。それが妥当かどうか、納得できるものかどうかは別にして。中島だったら「可愛くなれ!」とか「早く結婚しろ!」なんて言わないだろう。
明確な答えが返ってくるぶん、その返答に反発や違和感を抱えた者はその反論を考えざるを得なくなる。その反論の言語化はなかなか難しい。そういう点で考えさせる本だと思う。ただ「可愛くなれ!」はふざけた回答にも見えるが、みうらじゅん大先生も言っていたし、かなり同意できる。そして、可愛くなりたかったらこんな所で著書の批判めいたことを書いてちゃダメである。可愛くない。
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13歳からの、とあるからには相談にやさしく回答するのかと思いきや、やはり「世界征服」に違わず普通じゃなかった…。
「第二次性徴がきたら結婚を許すべきだ」「大人と子供が性行為をするのがダメなのはおかしい」等、極端な意見が目立ちます。こんなことを堂々という人間が存在するんだというのが感想。こんなもんダメだ、というわけではなく、理解はできるが同意できないというやつ。思うのは自由ですからね…。
インパクトある本でした。