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源氏物語の登場人物たちの老後に焦点を当てた解説本って感じです。
源氏物語の解説もわかりやすく、読みやすかった。
ただ、違う章で何度も同じ説明があって、最後の方はしつこい感じがしてしまった。新聞か何かの連載だったのかしら??
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『源氏物語』の本筋である、若く華やかな恋愛の日々にも触れ、通読していない方には『源氏物語』を読み終えた満足感を、読み終えた方には、原文の良さを再確認できる読み応えのある一冊!(e-honより)
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『あさきゆめみし』(漫画)を入り口に、実写でも度々映像化された時々のキャスト、作品のストーリーから、『源氏物語』に対するイメージは「稀に見る美男子を巡る恋愛小説」だとふんわり思っていたけれど…そうじゃなかった!紫式部せんせ、凄い!
それぞれの終活…。今も昔も悩みは尽きず。
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光源氏に関わった女性たちのその後、終活までを追っている。
六条院を(六条院はいわば極楽浄土のようなところとすると、光源氏は仏なのだろうか??)老人ホームに喩えたりと、少々、終活に無理に、こじつけているところもある。
紫式部が女性たちのその後まで丁寧に描いたというより、その後が気になる読者が多く、付け足しで書いたという可能性もあるように思った。
藤壺が、源氏との子を帝にするために、源氏と画策していたとは知らなかったので。意外と強かだったのだという新しいイメージを持った。
御息所が、老いる前に亡くなったことで、源氏への執念をあの世まで持っていったという解釈が印象的だった。
ベルギー人作家が書いた光源氏と花散里のその後の話が、日本人が抱く花散里のイメージと大きくかけ離れているように思う。
同じ章の中で、同じ内容が繰り返されていることが多いのでくどい感じを受け、規定のページ数を満たすために書いたのではないかとすら感じた。