投稿元:
レビューを見る
日経新聞の連載のまとめ。ITに詳しい人には当たり前だが、そうでない人には、こんなに個人情報(その定義自体が曖昧だが)がこんなに流出しているなんて!インパクトがあるのだろうか。出だしで、リクルートキャリアが新卒の内定者個別の内定辞退予想率を採用企業側に渡していたことを、当初から日経が把握していて、追求していたことを、いかにもジャーナリズムの正義みたい語っている。旬の話題で出版でき喜びで、どや感がつよく、読書の出鼻をくじかれる。
投稿元:
レビューを見る
ためになる一冊。自分の個人情報が、SNSを介していろいろ使われている様子がわかる。その事実についての考えも欧州から中国まで、幅広くグラデーションがあり、中国の民間IT企業と共産党の関係がかいま見える。で、どうなのか、という点までは踏み込めず、続報に期待したい。
投稿元:
レビューを見る
プラットフォーマーの使命を貫き続けられるのかが大きな課題。市場からのプレッシャーにより利益追求に走らなければ良い世界が実現できるのだけれど。
投稿元:
レビューを見る
やってみたシリーズは、非常に興味深く面白い内容。データにフォーカスした内容もストーリー構成にブレが無く読みやすかった。
投稿元:
レビューを見る
日経のデータが主導する新たな経済「データエコノミー」の最前線を追う大型連載「データの世紀」を書籍化したものになります。
日経のスクープとなったリクナビの問題など連載を書籍化しているので、1つ1つの項目が短い印象はありますが、個人のデータが簡単に記録され、利用も容易になった時代ならではの問題が数多く取り上げられていていい連載だと思いました。
投稿元:
レビューを見る
調査報道というのはあくまで報道であってリアルタイム性が重要だと再認識。新しい情報としてなら有益であったかもしれないが、今となっては古い表面的な情報に過ぎない。特にこの分野においてはリアルが早すぎる。
投稿元:
レビューを見る
日経新聞の記者らが体を張ってデータエコノミーを体験した記事が中心になった本です。例えば「GAFA断ち」をするとどれだけジャーナリストの仕事の効率が落ちるのか、つまり検索サービス(グーグル)、スマホ(アンドロイド、アイフォン)を使わず、アマゾンで買い物をせず、フェイスブックで情報収集もできない、と生活がどれだけ不便になるかを実体験した記事や、自分のデータを販売してみたら全く大した金額にならず愕然とした、といった体験記事があります。
日経新聞はあまり「体を張る」イメージがないので、そこは新鮮味があったのと、GAFA断ちなど、視点が面白い記事が多かったのですが、全般的に表層的な印象は持ちました。つまり、こういう現象がある(例:我々の活動データがこんなことにまで使われている)、これは市民にとっては問題だ、というところで終わっていて、どうすればよいかについては専門家の意見も「それはわからない」というコメントが多いことです。私は個人的に、この本で「問題だ」と述べていることが、50年後、100年後の人類からすると、鼻で笑ってしまうような事象なのではないか、とも想像しましたが、それは未来の人類の評価を待ちましょう。