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「買い物」と「AI」の関係と、
未来の買い物像について書かれた本。
【概要】
この100年の間で買い物の移動時間が
百貨店へ1日(戦前)→スーパーへ1時間(戦後)→コンビニへ10分(平成)→インターネットで1分(現在)
と、劇的に短くなっている。
今後は5GとAIにより欲しいものがすぐにわかったり、不足したものを勝手に注文してくれる、
すなわち買い物が「1秒」で行えるようになる。
将来、人は「買い物する」という行為をしなくなる。なぜなら、めんどくさいという意識が強く、自分で考える必要もなくなるから。
さらに商品の信頼性は、
インターネット検索やCMなどの広告から得るのではなく、SNSの口コミが中心になる。これは消費者が賢くなり、人の意見の方が信頼できるからだ。
このような変化においていかれないように、メーカーはオンラインブランドやDtoCに注力すべき。
【面白い点】
・Amazon go レジに並ばないコンビニ
・車の中の時間を奪う動き(ジャーニーマップで見つけれそうな部分)
・とにかく車でのデータ欲しい(Googleの動き
・今の人はなんでも「同時」にこなしたい
・CMのパーソナライズ化=口コミ
「共感性」をくすぐると口コミで売れる
→そのためにストーリーを売る
→セオリー①whatよりwhyとhow(なぜ作ったか、どうやって作ったか)語れないなら始めるべきではない
②ストーリーが長いほどいい
(竹の箸なら職人が作る部分からより、竹が育つ部分から見せるなど)
・Amazon 大量生産系得意
楽天 DtoC強い、比較したくても比較しづらいものを売ってる
・メーカーと消費者が直接繋がれば、熱狂的なファンになる
【自分事】
・調べるときには基本グーグル検索から入るから、たまにはインスタとTwitterから調べてみるのも多くしたい。
・オンラインブランド作ってみたい。
・5G体験したい。
・VRに触感を付与したもの早く欲しい。
【まとめ】
目まぐるしい変化に対応する人になりたいなー
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購買行動なデジタルシフトに伴いユーザー行動の変化から企業としての販売手法の変化をステップを踏んで解説してて分かりやすい
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技術の発展によって「買う」という行為がどう変化するか予測した本
買うの中にはいくつかの段階があり、それぞれにかかる時間を如何に短くするかが焦点になっている。
現状開発されている技術の延長線上にある未来を見せてくれる内容で面白かった。海外の事例も参考になる。
ただ、購入を決定するまでの外的な視点が多いので、内面の心理的な部分の視点がちょっと弱いと思った。
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この本のタイトルに衝撃を受けて購入しました、「買い物をしなくなる」とは、自分から積極的に探して買うのではなく、リコメンドされたものをただ承認して買う行為のことを言っているのだろうと思います。
これは最近の私のネット購入のことを客観的に見るとそうなっているからです。毎日飲んでいる炭酸水、お茶は重いので自分で購入するより配達してもらう方が楽です。同じペースで購入していると、いつの間にか定期購入を推薦されています。
本は自分の意思で購入していると思っていましたが、同じ著者は追いかけている、同じ分野を読み続けていると、ネットが推薦してくる本を買ってしまっています。これが「買い物をしなくなる」ことでしょうか。
以下は気になったポイントです。
・お金を支払って何かを買うことがなくなるわけではない、なくなるのは、これまでの買い物におけるさまざまなプロセスである。店に行くこと、現金を用意すること、商品の現物を見ること、さらには商品を自分で選ぶことも含まれる。これまで当たり前だったプロセスが次々に省略され、そのうち「買い物をしている」感覚がなくなっていく(p7)
・2010年代になってスマートフォンが普及してことは、大きな時代の転換点と言える。それは「ネットに繋がる」時代から「情報に繋がる」時代へのシフトしたことを意味する。ネットに繋がった状態は、家の前に新しい道路ができたに過ぎないが、これからはその道路を行き交う人々の繋がり(情報、クチコミ、感想)が始まる(p27)
・新たな役割を見つけて生き残る店舗とは、体験型の店舗である。(p31)モノを買う場所ではなく、モノを一緒に作る場所とも言える(p121)
・自分で選ぶことをやめた理由の一つは「面倒だから」であるが、他にも理由がある、自分の感覚だけで選んで失敗したくない、選ぶ時間がもったいない、皆が良いと思っているものが欲しい、である(p41)このサービスとして、サブスクリプションサービスがある(p47)サブスクとレンタルの境界線は曖昧だが、サブスクを利用するかどうかの選択は、所有するか所有せずに借りるかと同義になりつつある(p50)
・共感があるから、コアなファンだけでなく、ライトなファン、そして初めて知ったような人にも商品が売れていく、そのような共感は「ストーリー」から生まれている。商品が生まれるまでのストーリー、生まれてから売れていくまでのストーリー、それを使って喜ぶ人たちのストーリー(p159)
・共感を得るストーリーの2つのセオリー、1)Whatよりも、WhyとHow、なぜそれを作ったのか、どのように作ったのか、2)ストーリーは長いほどよい、半日で作られるよりも、1週間、一ヶ月と時間がかかるものほど人々の共感は強くなりやすい(p165)
・1Gから4Gまでの進化よりも大きなインパクトが、この5Gで起こるだろうと言われている。5Gのサービス開始で、商品が変わり、家が変わり、街が変わる、そして時間の使い方が変わる。買い物にかけていた時間はほぼなくなる(p171)1日かけて出かけて��た百貨店、1時間かけて出かけていたスーパー、10分程度の外出ですむコンビニ、1分程度で済むインターネットショッピング(p174)これがさらに進むと、自分で探すのではなくAIが勝手に探してきてくれる、あるいは人から薦められたものだけ欲しくなる。自動的、瞬間的な買い物が起こる可能性がある、1秒程度であろう(p175)
・商品、サービスが変わるとは、塾がVRに、学校がVRに、職場もVRになり、VRでしか会ったことの無い友達、先生、同僚がいてもおかしくなる。家の中のもの全てが人間と繋がり、生活の中には執事のように常に「バーチャルコンシェルジュ」が帯同する(p178)
・オランダの新興自転車メーカ、VanMoofは、ハイクオリティの電動アシストのシティバイクを販売しているが、その価格はとても高いが、サブスクを利用すれば月額3000円で使い放題になる、そこには無料で修理を受けられるサービスも付いている、世界中のショップで自転車を借りられる(p180)中国ではサブスクのピアノがあり、ピアノの先生が付いている、その先生が人である場合も、AIの場合もある(p180)
・便利になっていく一方で、負のスコアリングも進んでいく、負のスコア(返品が多い、配達指定時間に居ない等)が蓄積されることで新しいサービスが受けられなくなる可能性がある(p185)その中で新たに見直されるものとして、「人との繋がり」である、これを一番に求めている(p186)
・人々が買い物をしなくなるとは、逆説的に、買い物が人々の生活に深く浸透することを意味する。そしてショッピング体験が多様化することも意味する。
2021年1月3日作成
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無意識の買い物が増えればAI人気合戦になりそう。
確かに最近コロナの影響もあるけど、ショッピングモール行かなくなってるな。。
そのうち観光メインの大都市にしか見れないものになったりして
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読書時間が取りづらくなってきたため、Audibleで聴いた。感覚としては長いNHKスペシャルを見た読後感。
基本的には「棚」という観点から話が出発していて、小売経験が浅い自分としては勉強になった。棚の歴史、小売の歴史にも時間が割かれていたのはよかった。
反面、データに関する記述はあったものの少し弱いように思えた。が、ここの理解の深さが本当はこれから肝になると感じている。
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デジタルシェルフ
マスからスモールマスを複数に
可処分「時間」→食品は、調理済やオイシックスなど。家電のヒットもルンバなど時短。この流れは衣食住に拡大していく。
可処分時間の獲得、Googleはスマホ触らない運転中の時間を確保し音楽など提供、情報取得。
sns発信のdtoc拡大。大企業のスキマ産業。
最近の若者はぐぐらない、アプリから検索。ZOZOなど。Googleは余計な情報含む。
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若者は「ググらない」情報が多すぎるため、アプリで完結させる。棚の獲得競争からスマホの「時間獲得競争」へ
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・「買う」という行為は面倒くさい。まず店に行かないといけない。そのために身支度も整えないといけない。店についたら売り場を探さないといけない。品質や機能をチェックしたり値段を見たりと、比較検討することも結構いろいろある。買うものが決まったらレジに並び、ようやく支払いを済ませる。買った商品を家に持ち帰るまでも買い物だ。
・「わざわざ行く価値がある(体験ができる)」という店舗だけが生き残る時代になるのである
・自分で選ぶことが必ずしもベストの選択ではないとわかっている人たちにとって、「自分で選ばない」ことは、もはや珍しいことではなくなっているのだ。自分が本当に好きなものや商品知識が豊富なものに関しては「自分で選びたい」という人でも、そこまでこだわりのない買い物であれば手短に済ませたいだろう
・サブスクのメリットは、好きなものをどれだけ使っても料金は一定である という点。サブスクが省略している買い物プロセスとしては、店舗への移動・決済・商品の包装・受け渡しなどがあげられる。
・サブスクを利用するかどうかの選択は「所有するか、所有せずに借りるか」と同義になりつつある
・クロスセル・アップセルという形から、ほしいものをピッタリあてて勝手に送る形へ
・現在は多くのハイブランドも「Unboxing=届く瞬間、箱を開ける瞬間のユーザ体験」を最も重要視している。煩わしい買い物のプロセスを省略していくことで、人々はもともとあった「買い物の本当の楽しさ」に再び気づくことになる
・少しでもストレスのかかる時間を減らして、快適な時間、楽しい時間をもっと増やしたい。つまり、検索エンジンの膨大な情報から知りたい情報を見つけるのではなく、自分にマッチした情報が絞られて出てくるアプリやSNSから様々な情報を得る時代にシフトしているのだ
・目に映るものすべてが商品棚になる。スマートグラスで目の前の商品や類似商品をすぐ注文できるようになったり、家電のIoTが進めば、空気清浄機のフィルターの交換時期に自動で届くようになったり、脈拍センサーを備えたリストバンドが自動で病院を予約したりするのである
・実際の買い物の変化は無意識の領域まで進んでいく。体の調子が悪くなる前に健康サプリメントが届く、必要になったときに洗剤やトイレットペーパーなどの消耗品が届く、その人の好みや健康に合わせた献立をもとにミールキットが届く
・ある洗剤の香りについて、思ったよりもネガティブな意見がオンラインの商品レビューに書かれていたことがあった。それを受けて、香りについての情報をパッケージやウェブに記載するようにしたら、それがポジティブな意見に変化して販売が伸びたケースもある
・Whatより重要なのは「Why/なぜそれを作ったか」ということ、そして、「How/どのようにつくったか」ということだ
・ストーリーは長いほどいい。例えば竹の箸を作るにしても、職人が作るところだけでなく、材料の竹をとってくるところから見せたほうがいい
・消費者にとっては、「何も考えていなくても、今、必要なものがピンポイントで届く」ことのほうが重要なのだ
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デジタルマーケティング支援企業の創業者として、ここ数年の消費者の消費・購買行動の劇的な変化を強く感じる。買い物の面倒くささを減らすサービスが増えた。デジタルシェルフ、つまりSNSやメディアなど日常のあらゆるシーンに買い物が組み込まれていく。
自分が作り出せるものが少なくなっていき、お金を出して買わなければならないものが増えていき、だからこそ、それらへのリーチが近くなる。
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「買い物をしなくなる」というタイトルだが、技術革新により私たちの生活がどう変わっていくのかが書かれた本。
企業の戦略、5G時代の到来などにより私たちの消費活動やそのスタイルがどのように変わっていくのかの予測が書かれている。
もしこの予測通りに世の中が動くとしたら、ビジネスチャンスが羅列された美味しい著作になり得るだろうなと感じた。
ただこの作品で一番伝えたいことは、これから先より多くの情報に晒されることになるから時間の使い方には気をつけたほうがいいということだということ。
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買い物をしなくなるとは、逆説的に、買い物が人々の生活に深く浸透する、という意味らしい。
買い物のプロセスが省略化され、息をするように(空気のように)買い物をする時代が来るのだろう。本書ではその裏付けが事例とともに解説されている。
Amazonの「1Clickでポチる」が爆誕して、何年経ったのだろう。
これからは‥
アレクサがあなたの寝息を分析し、あなたに不足しているサプリを明日届けてくれるのかもしれない。
冷蔵庫の中のセンサーが、牛乳の残量を把握して明日いつもの牛乳を届けてくれるのかもしれない。
ぼくたちの「いつも」や「嗜好」は、ぼくたちのまわり(家族、友人、パートナー)以上にGAFAが把握している感は否めない。
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消費者の買い物の仕方の未来図が分かり、勉強になった。
こういう情報を知っておくことは大事だと思った。
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この本で書かれているように買い物という「作業」はとても面倒くさい。
交通機関を使って出かけ、目当ての商品を見つける為に歩き回り、されにレジに並び、その商品を持って帰らなければならない。
その作業がネットショップによってほぼ完全に楽ちんになった。
そう考えればこの本で書かれているように人はいずれリアル店舗に買い物にはほとんど行かなくなるかもしれない。
リアル店舗が完全になくなるということはないと思うが今年はコロナの影響もあり自宅での買い物への移行はさらに進んだと思う。
ただし本の中にも書いてある通り「体験」が含まれる買い物は例外だ。
個人的には本を買うだけならネットでもいいが、大量の本を見て回るという「体験」はやはり書店じゃないとつまらない。
2025年、世の中はどうなっているだろうか。
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20201108読了
買い物行動(プロセス)が面倒になる。
箱を空けたときの顧客体験。
AIが欲しいものを判断。
他人の口コミ(SNS)を信頼。
デジタルシェルフ。あらゆる場面が顧客とのタッチポイント。
5G。