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フェイクの脚本から生まれた天才歌姫・姫花の物語。
序幕 消滅
第一幕 田嶋節子
第二幕 フェイク発動
第三幕 町屋の翁
第四幕 香港夜襲
第五幕 もりおかストリート
第六幕 自分の言葉
第七幕 ディーバ降臨
第八幕 カジ炸裂
第九幕 大炎上
第十幕 悪魔ビジネス
第十一幕 ジーニアス絶唱
第十二幕 沈黙の彼方
終幕 回生
小劇団の解散から、宙に浮いた脚本をもとに天才歌姫・姫花を育て上げ、劇団の復活を計った劇団員は、柏でストリートミュージシャンの田嶋節子を連れてくる。
見た目もパッとしない節子だったが、ネット動画の拡散により、注目を浴びるようになるも、炎上してしまう。
町屋に住む古参のプロモーター・猪俣によって、姫花と伴奏の亮太は東北行脚から徐々に火が付き、爆発的な人気を得るも、元劇団員の契約書をたてとした乗っ取りで、姫花の人生は狂わされていく。
姫花の音楽に対する姿勢に一生を誓った亮太は、苦難を乗り越えながら、地道な活動を継続するも、猪俣に悲劇が。
魑魅魍魎が跋扈する芸能界に絡めとられようとする姫花は、開花できるのか?
原さんのお決まりのパターンでした。
面白いんだけど、新鮮味に欠けるかも。
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一応、サクセスストーリーかな?
原宏一先生はテンポが良く、人情味溢れる作品が多い印象です。新作は必ず読む大好きな作家です!
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うーん、全体的にイマイチ。フェイク歌姫を仕立て上げて、一儲けしようと企む弱小劇団の話。トントン拍子にいくもバブル崩壊するのはある意味予定調和。主人公と歌姫と爺やの三人はともかく、脇役たちが魅力なさすぎ。ただ、作中のディーバである歌姫のビジュアルイメージが、「小太り・刈り上げオカッパ頭・色白・水玉のワンピース」という描写のせいで、『アラレちゃん』の皿田きのこで脳内再生されたのだけは面白かった。(新刊発掘本)
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原さんの 最新作 読みました。
料理にうんちくがある 原さんなのに
文章の中には 全然 出てこない。
いつも どこから この発想が出てくるのか
不思議です。
今回も 楽しめました。
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久々の原宏一さんの新作を読む。ファンなので
面白かったです。
原さんは途中までは飛ばして最高話が腰折れするのも
たまにあるのですがそれも無く最後まで楽しめました。
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出来事がここまで飛躍するのかという疑問を差し置いても、素晴らしかった。
脚本を勝手に丁稚上げて現実にした点から、この物語は、シャボン玉のように浮かび上がっては消えてしまうような浮遊感を伴っていた。だから、現実味が欠けていることもタイトルの"うたかた"
が表していると解釈する。平仮名表記にしたのも納得です。その方が姫らしいです^ ^
早めに見切りをつけて無責任に撤退していった劇団員達。手のひら返しですね。憤りました。許せません。そして、風俗従事者にはろくな人がいないね。
結末は歌姫らしいと感じたと共に、乗っ取られないかつ劇団員達への唯一の復讐だと捉えた。
最後に姫こと田嶋節子さん。非常に世知辛い日々を抱えていましたね。私は文が見えなくなるほど泣きました。「これからはご自愛ください」と言いたいです。フリーにしたのもお金に執着しない彼女らしい。猪俣翁さんと亮太さんには感謝したいです。
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こんなにうまくいくものだろうか? 最初に見つけてきたところでいい耳を持っていたということなんだろうか?
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9月-13。3.0点
劇中曲の伴奏をする主人公。劇団の主宰が失踪し、一発逆転で若い女性をプロデュースすることに。劇団総出で売り出し。
ドタバタしたが、収まり付いたかな。スピード感あった。
女は怖いな。。
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83お話を詰め込みすぎで繋がりが雑だね。姫の気持ちもよくわからないままで、まあ幸せな結末でよかった。クズにはもっと壮絶なお仕置きが要るよね笑
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主人公の姫花の一途さと劇団員のクズさの対比が気持ちよくて、どんどん読み進んだ。こんなに上手くいくはず無いと思いながらも、流れに乗ることが心地よく、あっという間に読み終わった。
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小さな劇団で起きた悲劇から話は始まる。
座長が劇団資金を持って姿を消した!!
決して裕福な暮らしではなくバイトをしながら劇団をしていたメンバーは、座長の逃亡により解散寸前。
残された主人公達は活動資金を調達するため動き始まる。
その内容は自分達が舞台で演じる予定だった「素人の娘を天才歌姫に見立てブレイクさせる」という脚本を現実世界でもやってのけることだった。
表紙の雰囲気が好みで読み始めた。
登場人物が個性的で人数が多い割には、誰だこれ?とかならず面白く読めた。
途中からは流石は作り話だなぁ、と思いながらもテンポよく結末が気になる文章だった。
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姫花の描写が名前と反して可愛くないのね、と思いながら読んでいったので最初はイマイチ没入できず(笑)
でもさすが原宏一さん。どうなるの?どうなるのー?であっという間に読了。
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原宏一さんらしい、猛烈に成り上がって、失敗があって、その後、どう過ごすか。音楽業界バージョン。柏のストリートから香港へ。デジタル時代にあり得る飛の付き方なのかもしれない。かつてのドザ周りを取り入れて東北巡業するのも、昔の音楽業界との対比で良い視点。