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帯に「震災地の風俗嬢を8年にわたり取材」とあったが、確かに震災直後にまさかと思われた風俗店の矢継ぎ早の再開の実態を、風俗店経営者と風俗嬢からの直接取材であぶり出した一冊。
ただし、自分もかつてアダルト系ライターであり、知人の何人かが風俗嬢やAV嬢をインタビューした本を出版して分かったことが3つ。
○インタビューを受ける事を知った段階で、風俗嬢がフィクションの話を織り交ぜている事がある。
○出版にあたり、フィクションを入れないと話に面白みが付かないという著者の判断がある場合がある。
○出版という行為に至る明確なテーマの有無。
それを考慮しての感想としては、インタビュー自体に厳しさがないと思う。風俗嬢への同情や、震災後という特殊状況を背景に持つのであれば、最後に相手に嫌われても聞くべき事は聞くべきだろうと思う。
著者は、相手にいい子になりすぎという感がまとわりついている。
まぁ、しかし、実際に現地に足を運び少なくとも本人に会って話を聞いているのは確かなのだから、参考になる点も多々ある。特にユキコさんに興味を持った。
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岡村の一件で話に上がったので読んでみた。
正直自分の身体と心を一時でも売ることに嫌悪感はある。
その一方でこの業界がセーフティーネットになっている事も確かで社会的課題であるという気持ちもある。
ある程度のフィクションはあるとはいえ、普段関わることのない世界を知れたことは大きい。
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東日本大震災直後から、被災地で働く風俗嬢にフォーカスをあてて取材したノンフィクション。
週刊誌の風俗記事の傍ら、風俗嬢にインタビューした仕事の実際と生活の記録。あるがまま。
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「戦場から風俗まで」がテーマのフリーライター、小野一光さんが東日本大震災の被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した、渾身のノンフィクション。
震災を記録したノンフィクションはたくさんあり、それらを「表の記録」とすると...この本は「裏の記録」なのかもしれません。
ブログにて詳しいレビューしています*
https://happybooks.fun/entry/2023/06/16/170000
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★★★
今月16冊目。
凄い現実だな。3.11震災から1週間で風俗再開とか、家族亡くして寂しくてデリヘルとか色々あるんだな。
ユキコさん、孫生まれてもデリヘルやってて旦那と離婚せず彼氏いてとかはちゃめちゃ。
色んな人がいる
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東日本大震災の裏で現地の風俗業、主にデリヘルはどうなっていたのかの取材本。悲惨な状況下でも癒しを求める人はいるし、また現金を必要とする人もいる。またそれだけではなく、風俗嬢(人妻)の不倫証言なども生々しく、現実世界いろんな欲があるんだなと知れた。