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政界のスナイパー、影の総理とか、もっと言えば売国奴とか居毀誉褒貶甚だしい野中氏。
マスコミではそうでもないけどネットではボロクソな評判。でも政界では恐れられて嫌われているだけではなく仕事が出来て慕う人々も結構居たとのこと。
それを知りたくて読んだ。
90年代とか遥か彼方の出来事だけど自自公連立とか有ったなあ、と思い出深い。
その辺りでいまだに議員で居るのって小沢一郎と二階俊博くらいなもんなのかな。
懐かしさに浸った読書体験だった。
以下Amazonより----------------------------------
「反戦」と「融和」の騎士はなぜ、総理を目指さなかったのか?
ある時は、地元京都において共産党革新府政と激しく対峙する強面の地方政治家。
ある時は、ハンセン病患者に寄り添い野党幹部さえ深謝させるハト派。
またある時は、政界のクーデター「加藤の乱」を完全鎮圧する豪腕幹事長。
保守本流政権の守護神として、「悪魔にひれ伏してでも」とバトルを繰り広げた小沢一郎、「抵抗勢力」とのレッテルを貼られた小泉純一郎との最後の闘い……。
野中広務の抱えた闇は、その生い立ちから日本の戦後史との闘いそのものであった。
〈本書の内容〉
序章 小沢一郎との死闘
第一章「政界の狙撃手」の屹立
第二章 権力は眠らない
第三章 影の総理
第四章 保守政権の守護神
第五章「加藤の乱」の深層
第六章 総理にならなかった漢
第七章 小泉純一郎との最終戦争
終章 野中広務とは何者だったのか
〈本書の特長〉
政界ノンフィクションの第一人者・作家 大下英治氏が歴代総理、自民党最高幹部に直撃取材!