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ゲームと子どもの関係について、とても参考になりました。
家でも学校でもない、ゲームの中で人と出会い、回復していくことについて、とても納得できました。
また、子どもにとってオンラインゲーム以外の楽しいことがなかなかないことや、大人たちも余裕がないことなど、子どもたちがゲームにハマっていくその背景にあるものの指摘がひとつひとつ的を得ているように感じました。
「ゲーム障害」という言葉で片付けず、丁寧に紐解き、対応していくための足がかりを得るのにとてもよい特集でした。
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「ゲーム依存」系の本ばかり読んだので、バランス取るために入手。
ゲームの種類や変遷、今後の動向、子どもにとっての役割などを具体的に功罪含めて広く細かく論じられている。
個人的には「依存」言説先行に対する違和感、勉強や仕事ばかりやってる事との比較相対化、「プログラミング教育」などが面白かった。
スマホ課金文化への違和とか、eスポーツ発展の先にあるゲーム社会のあり様とかも興味深かった。
まあそんな心配しすぎないのと、家族関係を拗らせずそれなりに機能するようにしとく事が大前提だねというのが、なんとなく分かった(雑すぎ)
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ひきこもり家族からの相談を受けることが少なくない。
それは、ゲームに熱中するお子さんに対する悩みと、ほとんどセットといっても過言ではない。
そんな相談に対して、より良い支援ができるようにと手に取った書籍の一つで、とても為になった。
2019年5月にWHOが認定したばかりのゲーム障害。
当然医師による見解もまだまだ分かれる。医師によっては、真逆の診断になることすら珍しくないというのだから、一介の福祉職員が「きっとゲーム障害よ」「昼夜逆転の原因はゲーム障害だと思う」などと軽はずみに口にしてはいけない。
しかし、そんな意見を聞く機会が少なくないからこそ、この本を読んだのだ。そして、一介の福祉職員が…などと言ってはならんという想いは、より強くなった。
支援の視点、ゲームの知識など多くのことを得ることができた。
その中でも、WHOのゲーム障害の診断ガイドラインを知れたことはとても大きかった。
ガイドラインは以下の通り。
・①ゲームのコントロール障がいが認められる
(開始終了、頻度、機関、プレイ環境、熱中度)
・②日常生活よりゲームを優先し問題が起きても止めることができない
※①②の状態が12ヶ月以上継続している
このガイドラインを知ることができたので、今後ゲーム障害の相談があった際には、これに該当するかというものさしを持つことができる。
支援者が、確かな情報をもとに新たな物差しを持つことは相談者にとって何より有益なことだと思う。(主観的なことしか言えない対人援助者はとても多い←私の主観w)
最後に、当事者からのメッセージを引用する。
『ゲームは避難所であり、明日の為の支えであり、目標や夢であったのです。その一部があったらか今日を生きられるのです。』
本人の想いを知ろうとしなければいけない。
本人の想いに寄り添うことが相談支援だ。
軽はずみに「ゲームをやめさせなきゃ」などと言ってはいけないのだ。