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2020/01/13リクエスト
P224
大人にだって、子どものしっぽは残っている。誰かに安心させてほしくなるときだって、背中をさすってほしくなるときだって、あるのだ。
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スーさんはいつも先陣を切ってくれる。
結婚について、年の取り方、親との距離、、
当たり前だけど、どれもリアルだからいい。
素敵なライフスタイルじゃないかもしれないけど「これでもいいのだ!」
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ジェーン・スーさんの作品はこれで2冊目です。
毎日聞いているTBSラジオ「ジェーン・スー 生活は躍る」で
新刊の本が紹介されたり、ツイッターでも紹介されていて
面白そうだったので手に取りました。
40半ばになりそろそろ人生を振り返ってみたり、
これからの人生を考えてみたりすると
仕事、健康、親の介護などと考えることは沢山あり、
それに対して焦りや不安は募るばかりの世代です。
けれどスーさんらしくそれをプラス思考で考えられていて、
同じ悩みをこんな風に違う方向から考えてみたら
もっと楽になると思えて読んでいてとても痛快でした。
第1章 女友達は、唯一元本割れしない財産である
第2章 中年女たちよ、人生の舵をとれ
第3章 世の中には物語があふれている
第4章 大人だって傷付いている
読み進めていくごとに共感と同時に「うんうん」と
頷けることばかりでツイッターのいいねボタンではないですが、
共感をするボタンをどんどんと押したくなる気持ちでした。
第3~4章では共感することばかりで、
まるで自分のことを全部書かれているかのような
心境になり、ここでこんなに書いてくれたかと思うと
胸がすっとした思いになりました。
大人にだって、子どものしっぽが残っている。
誰かに安心させてほしくなる時だってあるというのが、
本当にくじけてしまった時に「大丈夫」だと言って欲しいのが
よく表現されていて心にジーンときてほろりとさせられました。
若い頃には歳を重ねることにそれ程抵抗がなかったですが、
歳を重ねるごとに女性はその環境に応じて、
妻、母親、おばさん、おばあちゃんなどを名前が変化していきます。
それが良いと思える時もあれば時と場合によっては
その枠に縛られてしまい時々嫌な思いをする時があります。
特に女性ならばオバサンと呼ばれるのが
嫌になる時があり、もう自分も相当な年頃になっていても
オバサンと他人から呼ばれたら嫌な思いをすることもあります。
けれどこの作品の中での考え方に変えてみると、
オバサンと呼ばれるのも悪くはないなと
自分に言い聞かせることが出来ました。
もうここまで十分に様々な経験をしてきたのだから、
その経験を糧にして自分流に生きていくのが
良いのではないかと思えてとても楽な気持ちになりました。
あとは現役のアップデートを怠らないようにと。
スーさんよりも少しお姉さんの世代ですが、
流行った音楽、アイドル、ニュースなどが殆ど
同じなので
この作品の中で登場するものが懐かしくて昔の思い出が
走馬灯のように出てきました。
これからどのくらいの人生か分からないですが、
自分の好きなように自由に生きて
「これでもいいのだ」と言えるような人生を送りたいと思いました。
一つ願うことが出来るのならば、
ベビーカーを押している母親が謝罪ばかりしているような
光景が多くなっている世の中にはなって欲しくはないので、
ベビーカーを押している母親を見つけた時には
そっと優しい声や手を携えてあげあられるような
世の中になって欲しいと思いました。
表紙の帯にも書かれていますが、
まさに疲れた心にじんわりと沁みるエッセイ集で
また自分に疲れてしまったらこの本を再読したいと思える一冊です。
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スーさんコラムオンリーの1冊は久しぶりだろうか。クリスマス前の発売告知に胸が躍った。
表紙と挿絵のイラストが可愛い!表紙は金箔もあるし!!
そしていつもスーさんのタイトルがツボ。これで「も」いいのだ。どんな読み手でもどんな心境でもいいんだよ、という受け入れ態勢の寛容さ。
今回は
第1章 女友達は、唯一元本割れしない財産である
第2章 中年女たちよ、人生の舵をとれ
第3章 世の中には物語があふれている
第4章 大人だって傷付いている
おわりに
から構成されているので、いつもとは違う読み進め方をしてみた。気になった所から読んでいこうと。
章毎にページの色が変わるのも読んでいて楽しい。
エンターテインメントは命の糧
を一番最初に読んだ。SMAP解散話だったけど、すみませんがJanneに置き換えて。
全て読み終えてから心に残ったのは、
ゴッドマザーを頼まれて
私の私による私のためのオバさん宣言
我が家の「賢者の贈り物」
それぞれの背景
“現役”のアップデート
生きる糧の更新
スタンプカードの罪
「性格が良い」とはどういうことか
「大丈夫だよ」と言ってほしかった
生きてさえいれば
白黒つけがちな自分に「これでもいいのだ」と呪文を唱えよう。
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年を取るって言うのは良い意味で諦めがつくと言う事。諦めるってどうしてもマイナスなイメージがつくけど、今あるもので充分と思える事が幸せの一番の近道なのかな。年を取る事でそう言う考えにシフトできるのなら、年を取るのも悪くないね。
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スーさんのエッセイ好きだーー!
ぐおぉぉとテンションが上がるところがあったりしんみりしょぼぼってなりはするのものの
ジェットコースターのように激しい上がり下がりがあるわけではなく、じわっと口角が上がったりうんうんと頷けたり、、、あるところでは胸にキュウってきたりとスーさん特有のあの感じがよく伝わるエッセイでした。
ビヨンセのライブ『ホームカミング』の話や
スーさんが自転車から落ちてこけてしまった話なんかは特に印象にのこってる。
こんなこともあるよね、こんな選択もあったらいいよね
私や私の友達はこんな感じだよ、あなたはどう?みたいな優しい感じがとても良かった。
すーさんのエッセイ好き!
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40代の今が人生で一番楽しい。20代30代の焦りやジタバタが何だったんだろうと思うほど。けれどもソフトの楽しさと反比例しハードは経年劣化でさすがにガタが来始めた。飲み会はサクッと短めがいいし疲れがなかなか取れなくなってる。そんな愉しさとちょっぴりの切なさが錯綜する40代代表のジェーン・スーの言葉はそうだよそうなんだよ!よくぞ言ってくれたと心の中で小さく拳を振り上げる。
親、女友達、パートナー。人との関わりも若い頃とは変わってくる。育児や介護など自分だけの日常に他者の世話が介入してくる。"大人だってたまには背中をさすってほしくなるときだってあるのだ'
そんな気分の時にジェーン・スーの言葉がストンと腹に落ちてくる。そしてあぁ大人になったよかったなと思えるんだ。
楽しかった一冊の旅の「おわりに」を読んでまたグッと来る自分がいる。
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大好きなジェーン・スーさん。面白い。「コンプレックスと欲のバランス」のところしっくりきたなあ。わたしはスーさんほど不器用ではないというか、器用ではないし能力も高くないし自慢できるポイントはそんなにないけどめちゃくちゃに自己肯定感が強いのでウルトラハッピーに生きていますが、だからと言ってなにも悩まないというわけではない。なにが正解か間違いかはわからないけど、正解にも間違いにもなる可能性はあるし、もうそれなら自分で自分をハッピーに保つしかない。よく考えて、楽しく、毎日ハッピーな大人になっていきたい。
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一見(一読?)すると何ということはない日常系エッセイ集。でも実は全編を通して長い人生を甘受して生きていく(これは「楽しむ」とは微妙に異なる概念なのかもしれない)ヒントが散りばめられている。僕はまだ32歳の独身男性だけどこの先の人生まだまだ希望が湧いてきた。スーさん、この本いいよ!
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思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ。疲れた心にじんわりしみこむエッセイ66篇。
自分で言うのもなんだけど、私は社会的地位も収入もそれなりで仕事も楽しいしそれなりに充実した人生だ、多分。だけど、正直先のことは分からないし、自由な人生最高だけどこのままでいいのかなと不安になったりもする。私にとっては人生の先輩に当たるスーさんのエッセイを読むと、肩の力が抜けるのに、なぜかまた頑張ろう!という気力がわいてくるから不思議だ。多分、スーさんが取り繕ったりうわやっちゃった!ってことも含めてユーモアと温かさでくるんでくれるから。外面は気をはってるけど、素の私はずぼらでちゃらんぽらんだ。だけど、それでもいいじゃないって背中を押してくれる気がする。ツイッターだったら「いいね」を押しまくる感じ。あ~自分が心の中で思ってくれることを的確に言葉にしてくれるって気持ちいいことだなぁ。
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なかなか思いつかないけど、共感してしまう言葉をさらっとコラムにしている着眼点が面白い。
でも、何故、私はコレを読んだのだろう…。ブクログの評価が良かったからかな。
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途中で挫折をしてしまったので評価はしません。
ジェーン・スーさんのエッセイは初めてでした。
年も私の方が少し下のせいか共感もできず…面白いなと思う前に挫折しました。
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他人と比べて落ち込んだり悔しさを感じることが多い性格だけど、これを読むと少し肩の力が抜けて、年を取るのが楽しみになった。肩の力は抜けてもそれでもまだ「私だって」と思ってしまうのはまだ私が若いからなのかな。それはそれで良いのかも。これでもいいんだ。そうやって自分を肯定できる本でした。
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90パーセント共感!
あとの10パーセントは、違いがあるってことで。
田原俊彦ネタなんかは最高に同じ!
私はスーさんのお友達のグループに入りたいと思ったよ。
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ジェーン・スーさんの本が好きで、ほとんど読んでいるけれど、その中でもこれはかなり面白かった!
45歳を過ぎて堂々おばさん宣言をしたスーさんは、女子アナにも子連れのお母さんにも等しく公平で優しい。
なにを選んでも、そこそこ大丈夫。間違えてもそこからリカバリーする力があると自分を信用して、損得に拘泥しないで生きる。中年ライフに希望が持てる本