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ハッと息を飲むほど美しい絵本。とくにおばあちゃんとポーポがこっそりキスをしていたシーン。ほんとうに夜空に落ちてしまいそうな絵。素敵。
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村田沙耶香さんが文章を、米増由香さんがイラストを担当した絵本が発売(文章が先で絵が後とのこと)。「ぼく」がクリスマスプレゼントにもらったくま?のぬいぐるみ・ポーポと、「ぼく」のおばあちゃんが恋をして結婚する物語。絵本の中の「でもね こいはへんなんだよ。 へんになるのが こいなんだから」の一文が全て、絵が村田さんの作品の世界観に合っているような気がするので、今後もコラボがあるかもしれない。
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王様のブランチで紹介!
ぼくのおばあちゃんとぬいぐるみのポーポが結婚する。 ある夜ぼくは見てしまった…。
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おばあちゃんが僕にきもちを伝えてくれたように、ポーポが僕にきもちを伝えてくれたらよかったな。
でも。ポーポは話せないぬいぐるみだったのかもしれない。
黒いウェディングドレスは何をあらわしているんだろう。
上を向いた僕は、見送っていたのかなと少し思った。
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親友のクマのぬいぐるみ「ポーポ」と結婚すると言う、ぼくのおばあちゃん。
へんだよっと言うと、
「でもね こいは へんなんだよ。へんになるのが こいなんだから」
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村田沙耶香さんの絵本。
とても可愛らしく、美しい絵。
そんな、
凄く素敵な絵が物語の内容により
見方が変わった。
そして、漢字が全く使われていない。
それに 空白が無駄だというほど多い。
だから、この世界がつくれているのだと思った。
ぼくにはお母さんが2人いた。
お母さんときいたら、
今はいなくてもお父さんは
いるのかな?
と思ってしまう。
でもこれは恋の話。
ぬいぐるみのポーポと
おばあちゃんが結婚する話。
もしかしたらぼくは2人のお母さんから
産まれたのかもしれないと思った。
ぼくのお母さんはおばあちゃんの結婚に賛成する。
でも、ぼくだけは反対した。
おばあちゃん言った
「こいは へんなんだよ。へんになるのが
こいなんだから」と。
そしてぼくは本物の恋を知った。
「好き」という感情は人にだけではない。
色々な人がいるのだ。
私だってその1人だ。
この絵本は今の時代に必要なのではないかと思った。
あの、真っ黒が広がったシーンではその
今までのぼくのような人に
恋というものは色々なものがあるのだと
伝えたいのではないだろうか。
私はそう考えた。
でも、私は、恋というものすら無い
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冒頭を読んだ時点で、既に嫌な予感がして、果たして、絵本として大丈夫なのかと、要らぬ心配をしてしまったが、恋の絵本シリーズだから、大人も対象にしていると思えば、何ということもなかったし、あくまで絵本においても、村田沙耶香さんのブレない文学が、そこにはあった(米増さんの絵がまた、村田さんの妖しくも美しい世界を、可視化しているようで素敵)。
恋(片想いだけど)というのが、私にとっては、現在進行形の為、正直書くのが怖いのだが、恋をしている時って、
「あれ、今なんか、やり過ぎたかな?」とか、
「今の言い方は、ちょっとおかしかったかな?」とか、
変に慎重になったり、大胆になったり、普段の私ではない私だったことを、家でひとりになったときに実感して、根拠の無い不安を感じたりと、それらに対する、村田さん流のアドバイスと書くと、軽い印象を受けるかもしれないが、これも人間の本性のひとつだと捉えると、恋というものが怖くなる。
しかし、よくよく、物語を読んでみると、母親が二人いる家族であったり、ウエディングドレスが独特であったりと、私が想像する以上に、自由で型破りな恋の姿が、世の中には、たくさんあるではないか。
それに加えて、おばあちゃんの堂々とした佇まいを見ると、「なんだ、これでいいんじゃないか」と、私の気持ちが、少し軽くなったような気がした。
おそらく、その軽くなった心地好さは、自分らしくあって良いことを認められた喜び。
恋をすると、周りが見えなくなるのは、きっと確かなのだろう。
しかし、本人達がそれで良ければ、周りがどれだけ嘲笑しようが、非難しようが、そもそも見えないのだから、全く関係ないし、逆に、そこで恥ずかしさを感じるようならば、それは恋ではない、別のものだと思う。
それに、「世界は二人のために」という歌もあるではないか。
子供の頃は、あまりに独善的な歌詞に、全く共感できなかったが、今なら、恋をしている二人の凜々しさを称えているように感じられ、胸に響く。
二人のため 世界はあるの
二人のため 世界はあるの
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へんになるのが恋ということ。
ママも二人いるしパパはいないしぬいぐるみとも恋をするす素敵な世界。絵もゴシックの香りがする雰囲気があっていい。
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絵がステキ。
おかあさんが2人いるなんて、スペシャル。
「でもね こいは へんなんだよ。へんになるのが こいなんだから」
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僕の親友が友情よりも恋を選んだ!反対して、嫉妬もしてみたけれど最後には、“僕もあんなに素敵な恋をしたい”って祝福する。まっすぐに応援できた少年は、すこしだけ大人になれたよね。
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日曜日、ぼくのおばあちゃんとぬいぐるみのポーポが結婚する。ぬいぐるみとおばあちゃんの結婚、ふたりのおかあさん…。
シュール。でもめっちゃかわいい。引き込まれる。恋はヘン。ヘンになるのが恋。相手がぬいぐるみだって、黒いドレスだって、いろいろぶっ飛んでて奇想天外でも、恋なんだからいいじゃないか、と思える。
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こんな絵本シリーズも爆誕してたんか…しかも村田沙耶香に書かせるって……
なかなか怖いもの知らずというか…尖った企画だったんやな…(畏怖)
当然のように父親が不在でお母さん2人の家庭、ぬいぐるみと恋をしているおばあちゃん、異様な黒いウェディングドレス…。
あまりにも村田沙耶香世界観だ……。
しかしながら、どんな恋も肯定するパワーのある絵本ではあったな…。
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ファンシーで切なくて心に残る本。
少し抽象的だけど、小学校高学年くらいなら分かるのかな。
ポーポって結局何者なんだろう
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でもね、恋は変なんだよ 変になるのが恋なんだから-。
『しろいろの街の、その骨の体温の』以来の村田沙耶香san、そして、『クリスマスを探偵と』(伊坂幸太郎san)以来の絵本。
ついに手に入れました!絵や文章はもちろんですが、この大きさ(A4変型判)や紙質、硬さも素敵です。ずっと触っていられます。
ぬいぐるみの「ポーポ」と結婚するおばあちゃん、反対する「ぼく」、賛成する二人のおかあさん、黒のドレスなど。
ポーポとデートをするおばあちゃんに「きもちわるいよ」というぼく。ここからいつもの沙耶香sanの世界が始まる?かと思いましたが、これ以外は封印。米増由香sanの独特なイラストと、瀧井朝世sanの編集で、あたたかく完結しました。
「みらいのぼく」に「はくしゅのおと」が届きますように♪