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チェリートン学園続き。懐かしい面々。ビル、ピノ、アオバのなかよし感。裏市の活気。生き餌仲間。キューとサン。急な姐御キャラの登場。もんじゃ。
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学園に戻って、懐かしい面々と出会うレゴシ。
私自身も懐かしい。
皆、変わってるようで変わってない。
それと同時に、メロン戦に向けて着々と準備が進む。
さらにパワーアップ?
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話が横に広がりすぎて本筋を見失ってるという指摘もあるが自分的には満足。前巻で落胆したので最新刊の内容次第で読むのやめようか悩んでいたのだが、少し盛り返した。
直線のストーリーとして見ると話が逸れすぎで視点の転換もめまぐるしいが、クライマックス突入前の箸休め的閑話休題回だとして読めば楽しい。
ジャックの秀才故の悩みやショック卵の話は短編の寄せ集めっぽかったが、レゴシが学園からフェードアウトしてからそっちの様相は全く分からなかったので、キャラクターに愛着ある身としては尺を割いてもらって嬉しい。チェリートン学園、なかなかギスギスしたことになってますな……
とはいえ細かいツッコミどころは結構ある。提供者のプライベートな事情が関係してるっていうけど、自身が産んだ卵を売店に売るバイトが成立する世界で、有精卵(未熟児入り)が混ざってるって倫理的にヤバいのでは??
というか、鶏って一度に二個とか三個とか産むんだけど、有精卵か無精卵かどうやって見分けるの??見た目じゃわからないからフツーに混ざってたんなら、産婦人科とかどうするの……
草食と肉食が対立する大前提で、かたや有精卵に入った胎児の命は厳選もされず軽んじられているとしたらアンバランスさが怖い。
他、ジャックが語る生命動物と自然動物の歴史は興味深い。
人間に遺伝子操作された動物が繁栄した遠未来とか、実はSF的な想像もしてたんだが、彼が受けた授業を信じるなら私達の世界とは最初から全く別物。
肉草大戦は100年前の事らしいが、原子爆弾などの大量破壊兵器は開発されなかったのだろうか?そうなるともう爪や牙がどうのの次元じゃないが……どうもこの世界、都合が良い所ばかりアナログだ。インターネットやスマホ、監視カメラなどのテクノロジーは存在するのに。
学園の日常パートでは演劇部の部長を継いだビルの成長が見れて嬉しかった。
後半は裏市に舞台が移るのだが……正直、メロンのパフォーマンスで熱狂しすぎ。やってることは普通に公衆の面前での殺人だし、いくら裏市が無法地帯として、アレも黙認されるのか。前巻でハルに落ちた時点からサイコパスさが薄れたのだが、今回も即オチご都合主義は否めない。裏市の住人も、血の匂いを嗅いだだけで手のひら返しって。そこは何十年も裏市で凌いできた根性見せろ。味方を使い捨てて終わるんじゃない、もう少し手の込んだ策略を巡らしてほしかった。
終盤は新キャラ登場、レゴシの修行が始まるのだが……スタ、ンド……?動物版青春ヒューマンドラマを見てたら突然特殊能力バトルが始まって混乱。キューは太眉と喋り口調のせいか、「ゴールデンカムイ」のアシリパを思い出した。
総じて面白かったのだが、せっかく学園に戻ったのだから、ジュノと絡みがあってもいいのに。1コマで出番終了のモブ扱いで残念……一応レゴシに片想いしてたのだから、もう少し反応が欲しい。
おまけ漫画のレゴピは三白眼かわいい。まさか公式で女体化、もとい性転換が拝めるとは思わなんだ。作者の性癖の幅広さに脱帽。
今巻、初めてレゴシの口から「ビースターズ」の言葉が出た。話的にもあと五巻位で終わるのだろうか。
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チェリートン学園における肉食・草食の完全別学化、100年前の肉草大戦を終わらせた大鯨の登場、レゴシによる『ビースターズ』のタイトルコール、と終幕に向けて展開が少し加速したように感じる。
ジャックやビルといった既に出てきていたキャラクターの掘り下げがあったり、新しく登場した兎のキューが格好良かったり、色々と見所の多い巻。ただ、メロン周りの話はもうちょっとテンポ良く進めてほしいところ。
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色んなところに寄り道して戻ってきた感がある。
ジャックがフォーカスされるの割りと珍しくて嬉しい。
玉ねぎで自傷するの深刻だが画面が面白くて笑っちゃう、泣き笑い。
ビルピナアオバでショック卵育てる話しも可愛かった、ビルとピナはいいコンビ。
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【あらすじ】
初めて一緒にハルと寝た日の朝、レゴシの口と隣には
赤い染みが広がっていた。「ハルを食べてしまったかもしれない」。その恐怖に全身の毛が真っ白になってしまったレゴシ。しかし赤い染みはハルがこぼしたトマトジュース。幸いにもレゴシの勘違いだったが、ハルがどんな覚悟で自分と一緒にいてくれているのかを理解したレゴシは、絶対にハルと結婚するために、メロンを捕獲しようと単身シシ組のアジトへ突入してしまう。なんとかメロンを追い詰めるも、彼の巧みな逃亡術で逆にレゴシが警察に追われてしまう羽目に…。ほとぼりが冷めるまでのチェリートン学園に潜伏することに
決めたレゴシだが…??
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レゴシはチェリートン学園にしばらく潜伏。
懐かしのジャックほか寮生たちとの再会。しかし学園は食肉騒動以来、肉食動物と草食動物は完全別学となっていたのだった。
肉食動物と草食動物による肉草大戦の歴史、そして裏市で開催される愛肉(メニク)の日。
メロンの存在は闇市の雰囲気すら変えていくのだった。
新キャラ・キューも登場し、ここからまた流れが変わっていくのだろうなと感じさせる巻になっている。
個人的にはビルの「ショック卵」エピソードが好き。
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前巻でハルちゃんを殺した(殺していない)事件のときに、キビとタオの事件を思い出して久しぶりに演劇部のみんなが見たいなあと思っていたら本当に見れた。キビとタオが仲良くしている様子を見てとても安心した。
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「可能性もチャンスも身も心もどんどん削られていく……それでも今の自分が一番
『生きる』ってそういうことなのかも」
本編、ルイとレゴシの会話より抜粋。
ゴーシャとヤフヤ、ルイとレゴシがビースターズとして対になっていく描き方、後半の本格バトル漫画へとグラデーションしていくあたりも圧巻。
この作品世界におけるメタ的なレイヤー構造の複雑さと、美しさはまさに芸術。
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主人公の口からついにBEASTARSの言葉が聞かれる第18巻。物語も総仕上げに近づいたか。
この世界の成り立ちが語られる前半と、ルイとレゴシが裏市で情報集めをする後半。
裏市でルイは懐かしい面々との再会を果たす。そこからレゴシはさらに強くなる秘密を知ることができるのか。
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強い個体だけが生き残る彼等は数が増えず文明もあまり発展しなかった 擬似家族感じるのやめて 裏市に住む草食獣として当然の対応をしたまでだ イマジナリーキメラ(想像上合体獣) 自分の生体に強烈なコンプレックスを抱いている獣ほど強いキメラを作り出す 土手を作って真ん中に液入れるの
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歴史はここにある
ここまで繋がってくる歴史
何があるのか
何があったのか
どこまでも形になるのか
歴史を教えられないって恐ろしいことだなぁって思ってしまう。
自分が生きていなかった時代の
歴史をどう学ぶべきなのかね。
一部の人にしか知らない歴史。
何ができるか。
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完全別学になってしまったチェリートン学園。
ピナくんが変わらないのにとても安心する。
タオとキビが仲良く勉強している姿にもほっとした。
犬は負の感情を抱かない様に作られているから
無理に泣きたいと玉ねぎを切るジャック。
小さい頃から悩んでいる自分の賢さなのに
またもそれを肯定出来ない環境に置かれていて気の毒だ。
レゴシが励ますのに遠吠えを聞かせてくれるシーンが美しい。
歴史の話は興味深かった。
生き物が昔は大きかったとか長寿だったとかいう話は、人間界の神話などにも多い。
生命動物と自然動物という名称や、鯨が戦いを止めたという話も説得力があった。
ビルはレゴシの事を強いと思っているのが印象的。
ピナの距離感の取らなさが良い。それでまたしても肉食獣を助けてくれることになる。
ショック卵から孵った雛をアオバと3人で育てるところがなんだか良かった。
大きくなった雛に、言葉にした方が失礼なこともあるから何がとは言わないがごめんと謝ったり
別れの時に顔を覚えておきたいと戻ったり
ビルは情は深いのだよなと思う。
レゴシのように強くないから本能に抗えないけれど
裏市に行っても鳥は食べないと言い出すところが
如何にも彼らしい。
オグマとルイがつい言い過ぎてしまいうまく本音を話せないのが不器用だけれど
立派に家族だとも感じる。
レゴシがアドラーの仮面を被ってトラブルに割って入った時、
理由は顔がばれないようにだったのに、相手が
死神だと思って逃げていくの、相当レゴシの演技力が真に迫っていたということでは。
演技というか、本気なのかもしれない。
エルスがルイが助けに来てくれたのかと思ったと泣いてしまうところが複雑な気持ちになった。
学校も外も日に日に怖くなって、ルイというカリスマもいないし一年前とは随分変わり果ててしまったことだろう。
可能性もチャンスも身も心もどんどん削られていく
それでも今の自分が一番
生きるってそういう事。
レゴシの言葉は、わかりやすく背中を押す言葉ではないが
とても等身大で励まされると思う。
読者も薄々期待してただろうビースターズ。
ヤフヤとゴーしゃになれなかったビースターズに、ルイとレゴシならなれるのではないか。
サンとキューとの再会の仕方はかなり酷いものだったが
どう展開していくのか。
巻末のレゴシ歓迎会でもんじゃ焼き屋をセレクトした理由がピナらしくて面白い。