紙の本
短編7個
2021/11/21 19:30
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーというより人間ドラマという感じ。台詞中心なので読みやすい。特に「結婚報告」は終始謎めいた雰囲気があってよかった。
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どの登場人物もなかなかの怪しさ。ちょうどいい長さの短編なので読みやすかった。東北を一人旅してるやつ好き!
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東野作品の短編集。発刊はだいぶ前でどちらかといえば影の薄いイメージのタイトルである。
本作では、さまざまな分野での「怪しい人々」が登場する。
ストーリーとしては、いままでの作品に比べてしまうのは酷だと言わざるを得ないものの、「灯台にて」は非常に評価が高く、これを読むために購入する価値があると言っても過言ではない。
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90年代の東野作品の新装版!
東野作品である事と内容の軽さでサクサクと読める!
灯台にて 結婚報告 コスタリカの雨は冷たい の3作品は良質なものと思われる。
結婚報告 に出てくる女性達からはバブルの匂いがして何故か懐かしさを感じました(当時私は子供でしたが・・・)
死んだら働けない 働き方改革というか今に繋がりますね。職場に一人は居そうな気がします。
寝ていた女 シンナーを今も吸っている人って居るの?言葉に懐かしさしかない!
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どの話にも読んでいると絶妙な気味悪さがある。
しかしそれを感じ始めてすぐ終わりに向けて
謎がするする溶けていく。
後にひかない所がいい。
さくっと読めるし、
暇つぶしにはちょうどいい一冊。
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短編集です。
その中にヒューマンドラマもあり,あっと驚くようなトリックでの殺人があり,それぞれにハッとさせられます。
あっという間に読んでしまいます。
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東野圭吾さんの短編集。
なんだか不穏な、怪しい人々が登場し、謎が生まれ、解かれていく。
「甘いはずなのに」は東野作品!という展開で面白かったけれど、他のは、退屈しのぎに助かるなくらいの、とてもライトなお話でした。
背表紙の「エンタメの頂点を極めた著者が贈る、珠玉の短編集」なんてあるから、期待し過ぎました。
「大作執筆中に、気分転換で書いた短編集」だったら、なるほど、さすが、と思ったろうに。
万城目学さんや浅田次郎さんみたいな、人物の内面の機微まで触れるような、そんな話を読みたい自分に気づけた意味ではありがたい一冊でした、
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自分の部屋に戻ると見知らぬ女が寝ていた。女は居座りを決め込んだ。俺は動転して…。同僚のデートの場所に自分の部屋を貸した男が災難に巻き込まれる「寝ていた女」はじめ全7篇、斬新なトリックが光る傑作推理集。
スマホはおろかケータイが出てこないし、コンビニではなくコンビニエンスストアと表記されていることから、ずいぶん前に描かれた短篇集だと気づいていたけれど、巻末に「単行本初版1994年」とあって納得。トリックもそれほど斬新とは思えなかった。
(Ⅽ)
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1994年初版なので、かなり前の作品。
既読感がある作品もあったので、読んだことがあるかも知れない。
「寝ていた女」
映画『アパートの鍵貸します』のように自分の部屋を同僚に貸していた男。いつものように同僚に部屋を貸した翌朝、自室に戻ると見知らぬ女がいて居すわり続け…。
女の目的が何なのかが分からないのが気味悪いが、分かってしまうと成る程と思う。最後の皮肉が効いている。
「もう一度コールしてくれ」
強盗事件を起こして逃げている途中に男が押し入ったのは、高校時代からずっと恨んでいた男の家。
自分の不運も不幸もすべてこの男のせいと決め付けて自分で落ちぶれて行ったのに、その結果が。これまた最後の自虐が効いている。
「死んだら働けない」
鍵の掛かった休憩室で係長が殺されているのが発見された。
仕事に手を抜かないのもほどほどに。
「甘いはずなのに」
再婚しての旅行先で妻を問い詰め、答えられない彼女を殺そうとしている男。
物事は一方向、一つの見方だけでは分からない。
「灯台にて」
友人のプライドを保つためだけに利用されてきた青年がついに友人を出し抜く機会を得て…。
主人公と友人の対処法の違いがあらわだが、そこを逆手にとっての大逆転。
「結婚報告」
友人から届いた結婚報告の手紙に同封されていた写真が別人で、友人とは連絡が取れず、新居に行っても留守で…。
最悪の事態を想像したら、真相は意外なところに。
「コスタリカの雨は冷たい」
旅行先のコスタリカで強盗に遭ったカップル。その後も振り回され続け…。
人は見た目では分からない。特に異国では。
タイトルがハードボイルドっぽいが、中身はブラックだったり冒険っぽかったり。
「灯台にて」と「寝ていた女」が良かった。全体的にはサクッと読めるものの、印象は薄い。
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毎回書いてんだけど東野圭吾はとにかく読みやすい。
異常なぐらいサクサク読める
ほどほどに質感の良い短編が並んでいて楽しめた。
どれも同じぐらい面白かったので飛び抜けて気に入った作品はなかった
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短編集。
会社の同僚のデートのため、数千円で自分の部屋を一晩貸していた男。ある日仕事から帰ると見知らぬ女が寝ていた『寝ていた女』。
強盗をして逃げた先は、高校の野球部だった時、地区決勝の試合で三塁アウトをコールした審判の家だったという話の『もう一度コールしてくれ』。
コスタリカ旅行で強盗にあい踏んだり蹴ったりだった話『コスタリカの雨は冷たい』。
等々、さらりと読めて面白かったです。
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寝ていた女
男は思っているよりも馬鹿で女は思っているよりも頭が良いんだな。
「アパートの鍵貸します」のジャックレモンみたいにカワシマが出世することはないだろうな。少なくとも片岡には期待できない。
もう一度コールしてくれ
コール=野球の審判の判定。電話だと思っていた。芹沢の周りの人間はなんて悲しい卑しい人間なんだろう。「ドンマイ」「お疲れ様」この一言だけで、未来は変わるんだな。
死んだら働けない
死ぬくらい突き詰めて仕事に取り組む姿はすごいと思うが、仕事はチームでやるもの、周りと足並みが揃っていないような環境では、異端とされてしまうんだな。仕事に尽くした結果、殺されてしまった人を馬鹿にするような工場の人たちと一緒に働きたくない。
完全に課長がロボットを使って林田を殺したと思った。
甘いはずなのに
何か不審なことがあったらまずは信用する、そして自分の行動を省みる。誤解かどうかなんて誤解だったor誤解じゃなかったと分かるまで分からない。愛ゆえの行為が首を絞められるという形で帰ってくるなんて、誤解とは恐ろしいものだと思った。
灯台にて
佑介と「いい関係」になった。今までの上下関係とは逆の関係に。
灯台守を殺してしまったのは、迫られたから。それは佑介を灯台に行かせたから。
そのことを悔やむことはしなかったのだろうか。
悔やむのではなく、脅すことを選ぶほど、苦しい上下関係だったのかな。
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やはり東野圭吾さんの作品は読みやすく、そして面白い。7つの短編のひとつひとつが印象に残り、とても楽しめました!
特に灯台にて が好きです。
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7つの短編集 うち、「甘いはずなのに」「結婚報告」はドラマ「東野圭吾ミステリーズ」で見た。その他もドラマにできるほどのできばかり。
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やや時代を感じるのは単行本が1994年発行だから仕方ない。
「灯台にて」と「結婚報告」がよかった。
ところで「コスタリカの雨は冷たい」で、旅行してたのはテッドとユキコ夫婦と思って読んでいたけど、テッドの妻はアンなの?!ユキコは誰?
妻のユキコって本文に出てくるけど...
“Welcome home Ted &Ann”に混乱しています。どなたか教えてください。