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ゴーンハズゴーン。
ゴーンの海外逃亡だけでなく、そもそも日産とは、世界の自動車業界はどういう状況であったのかをかなり丁寧に取材している。
ゴーン、最初は頑張ってたのな。リーマンとか、離婚再婚あたりからおかしくなってきた。つかやっぱり権力持ち続けると狂うってことなんだろうか。
日本の人質司法は酷いと思うが、だからと言って、ゴーンの晩節の振る舞いがいいとは全く思わない。この先どうなるんだろうね。
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とにかく分かりやすかったです。
この本を読むと、ゴーン氏の逃亡劇だけでなく(むしろ、こちらは報道の通り)、日産の過去からの企業体質、ゴーン氏の生い立ち、特捜部のやり方、ゴーン氏と日産の真っ向から食い違う見解とそれぞれが示す根拠が、スラスラと分かります。
500頁にもなる本ですが、飽きずにどんどん読めます。
最初に大鶴弁護士が提案した、保釈時のGPS装着案が通っていれば、逃亡はどうなっていただろうか?など、映画さながらの妄想もしました(笑)
「結局、この件って何だったの?」って疑問がある人は、この本を読むとよーく分かります。
スッキリ!
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★その後のゴーンは★新聞記事の集大成なので、逮捕劇、日産の歴史、ゴーンの変質、逃亡と章立てや文章が分かりやすい。しかし逃亡してしまった今としては、「で、結局どうなの」という思いが募る。会社の金を流用していたというのが犯罪の柱で、立件されていない分も多いのだろう。ベルサイユ宮殿での結婚式のような海外で報道された案件はどうなったのか。それを許した仕組みこそが問題だろう。
日産の歴史として、労組の親玉に支配された独裁者の系譜がある、というのは面白かった。東京近郊にある自動車会社なので、ひ弱な秀才が集まるというバックグランドを指摘していた。