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田島征三 『つかまえた』全国縦断原画展を鑑賞した記念に、会場で購入。
小さな展示室にぐるりと飾られた、生命力あふれる青い絵たち。
さかなをつかまえたい!
つかまえたぞ!
しぬな!
少年の無垢な情熱とまっしぐらな躍動感。
草の匂いのする川辺に立って水しぶきをあびたような、エネルギッシュな展覧会でした。
原画には敵わないけれど、迫力満点の絵本です。
川魚のぬるっとした感触や水の底でのドキドキが臨場感たっぷり。
先日、まさにこの絵に向かい筆を持つお姿をテレビで拝見しました。
すごい81歳だな。
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田島征三さんらしい迫力のある絵。
内容は想像できたけれど、展開は想像以上。
個人的には最後から2ページめがしみじみよかった。
娘が小さいとき、毎晩の読み聞かせに「とべバッタ」をせがまれ、最後のセリフを娘自身が淡々と読んでいたことが忘れられませんが、この本も、そういう幼い子にきっと強い印象を残すんだろうな、と思いました。
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絵本作家・田島征三さんのタッチ。水のきよらかさや魚の命、自然の美しさ、原風景を描いた絵本です。筆のタッチが魅力いっぱいですね。田島さんの作品は子どものころはパワーが大きくて、読むのがこわい、しんどいなと思ったことがありました。大人になった今だからこの筆のタッチを受け止められたのか、それとも迫力ある筆のタッチを純粋に感じる子ども心がなくなったのか。う~ん微妙だなあと思いながら手にしました。こういった体験を、自然とできる子どもたちの環境を大切にしたいなと思います。
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筆の勢いを活かした躍動感のある絵が迫力をうんでいる。魚をつかまえた見開きはすごい。ラストの顔、いい表情。
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魚を獲る少年の話の絵本
迫力が、躍動感が、リアル感が凄い。
なんて事のない子供の頃の出来事だけど、感情の起伏に強く共感させられた。
氏の読み語りがYouTubeで↓
https://m.youtube.com/watch?v=Q2nlUFKgZlg
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「夏のある日、川の浅瀬に大きな魚がいるのをみつけたぼくは、そっと近づこうとしたが、足をすべらせて川に落ちてしまう。水の中で懸命にのばした指が魚にふれると、ぼくは無我夢中でそれをつかまえた──。」