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私はソーシャルワーカーとして働いて9年目になります。高齢分野で4年、児童分野で5年目。
日々の仕事の中で難しいことはそれなりにあるものの、大きく困ることはなくなってきた。今の所属に同じ職種の人はおらず、他職種との連携が多い。他の専門職を見るにつけ、ソーシャルワーカーの専門性とはなんだろう、と考えることが増えた。専門職には、言語化と体系化が欠かせないものだと思っているけど、それが上手くできない。
そんな折に、この本に偶然出会った。何かの縁でしょう。いそいそと購入した。
芦沢さんと山岸さんが事例を通して示してくれた葛藤や喜びは、すごく、よくわかるものでした。
私は自分の役割を、「困難に陥ったとき、ともに歩む者」だと思っている。代わりにやることでその人のできる力を奪うのではなく、力づける、支える、そばにいる、ことを通してその人の力を引き出す支援がしたい。
本書には何度も頷く共感できる部分もあれば、胸に響く言葉もあった。
いつだって、相談は一期一会の真剣勝負だ。支援者側の引き出しの多さで、提供できる支援が変わっくる。昔は、引き出しの多さとは、「制度に対する知識の量」だと思っていた。でも最近は、「ソーシャルワーク力」とでも言おうか、本当にその人が必要としていることを引き出し、解決に繋げる力、なのかもしれないと思う。
まだまだ失敗もするけれど、私も私が思い描くソーシャルワーカーになりたい、と思い続けながら、ソーシャルワーカーとして仕事をしていくのだと思う。
本書を読むことで私自身振り返りができ、非常に有意義だった。そして本書で紹介されている本もぜひ読んでみたい。
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ひとりのソーシャルワーカーとして、どう歩んでいくのか。
わたしという道具をどのように磨き、高めていくか。
自らの当事者性とポジショニングをどのように調整していくか。
ソーシャルワーカーとして出会った場面をどのように見て、何を感じて、どのように判断し、どのような行動をとったのか、いろんな場面が描かれていてとても参考になりました。
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介護職専任となり、それはそれで学びの多い日々を送っているのですが、ソーシャルワークとの縁が薄くて…
図書館で借りてきても「今の私に読む資格があるのか」とうじうじ悩んでいましたが、気張らずに読めました。
・他者の世界に接触する、垣間見る
・ただそこにいるだけの存在に
・自分の実践、自分自身を解体する
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『ソーシャルワーカーになりたいのかを問われる良書』
二人の著者が、実際にあった事例をもとに「自己対話」を通じソーシャルワーカーとは何かを記しています。
1.ソーシャルワーカーは困っている人の「道具」である。
2.ソーシャルワーカーは困っている人に「振り回される」存在である。
3.「出会い続けること」がソーシャルワーカーに必要である。
P252からの「おわりに」に心を動かされた。わずか4ページであるが、ソーシャルワーカーでありたいと思い続けるために何度も読みたい箇所である。
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ソーシャルワーカーの自分史
変化なし
タイトルに惹かれて
特になし
特になし
スーパーバイザーの必要性