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お父さんの仕事の都合で、カナダで暮らすことになったあおい。
弟はすぐに学校になじんだけど、言葉の壁と日本での学校の出来事が原因でなかなかクラスに溶け込むことが出来ない。
お母さんの大けがと、お世話係だった女の子と友だちになったことで、出来ることクラスメートと話すことがだんだん増えていく。
オレンジシャツデーとかピンクシャツデーとか、価値観を確認するような取り組みを学校にあるのが新鮮に感じた。
「ふつう」って何?という問い。子どもが必ず持つ疑問の一つ。
気持ちよい物語でした。
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Everything will be OK in the end.
なんとかなる
どこにいてもきっも自分らしく生きられる。
オレンジシャツデー、ピンクシャツデー、ゲイの隣人、親友の引っ越し。
小学生高学年〜にちょうどよい感じ。
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カナダの教育事情が興味深かったです。
日本人の話す英語はカタカナ、カナダ人の話す英語はそのまま英語で表記されていて勉強になりました。
いろんな点で、共感できた本でした。
カナダ留学がコロナで中止になった高校生の息子も夢中で読んでいました。
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さわやかでとてもよい話でした。
転勤族のため、主人公やその家族に感情移入してしまい、なにかさわやかに感動しました。
なんとかなる!これ本当によく言います(笑)
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久しぶりに一気読みしてしまいました。
カナダの小学校は日本とずいぶん違うこともおもしろかったし
日本にいる時から殻に閉じこもっている主人公が、英語もあまり分からない異国の地で自分を少しずつ出して行く姿はとても気持ちよく、ひとつも飽きないストーリーでした。
世界は広く、いろいろな文化や様々な自由があるということも知ることができ、「ありのままの自分」を表現することも学べるので
海外を舞台にした児童書は子供たちにオススメしたいです。
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おすすめしている人がいたので、借りて読みました。
あおいは、お父さんの仕事の転勤で、一家でカナダで暮らし始めた。
9月からカナダの学校に通い始めたけれど、英語もしゃべれないし、日本の学校とちがうことばかり。
空想好きのあおいは、「ふつう」にしていようと思って、自分の中にとじこもってしまう。
2019年、第60回 講談社児童文学新人賞 佳作。
おもしろかったです。
カバーそでに、カナダでできた友達・アディソンのセリフがあります。
『でもさあ、いじめられたあとに空想の世界に行っちゃったら、帰ってきたくないんじゃない? 最後は、やっぱりこの世界に帰ってくるようにしたいよ』
最近涙もろく、成長物語を読むと、感動して泣いてしまいます。
作者はカナダ在住だそうで、現地の暮らしのことや学校生活が興味深いです。
はじめに、ファースト・ネーション(先住民)を虐待したことを忘れないためのオレンジシャツデーのエピソードがガツンときます。
全体を通して、様々な人種のクラスメイト、同性婚の隣人など、いろいろな立場の人が描かれていて、ほんとに世界は広いんだなぁ、と、いまここにいながら、違う世界の一端を知ることができます。
それは希望だと思います。
あおいの家族もいっしょに成長していて、すてきなおはなしだなと感じました。
表紙と裏表紙のイラストも内容とリンクしていて、読み終わったあとに眺めていいなぁ、とほんわかしました。
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2019年第60回 講談社児童文学新人賞 佳作
「小学五年生のあおいは、父親の仕事の都合で、カナダに引っ越すことになった。
あおいには空想癖があり、ストレスを感じた時に空想すると、ストレスが緩和されるのだ。しかし、空想している様子が気持ち悪いと、クラスで浮いた存在になってしまった過去があるので、新天地のカナダでは、なるべく空想はしないで、普通にしていようと決めていた。ところが、カナダの普通は、日本の普通とは全く違う。学校は先住民の歴史を記念してみんなでオレンジを着る「オレンジシャツデー」やヒーローのコスプレをする「スーパーヒーローデー」など不思議な行事だらけで、あおいは戸惑うことばかり。隣の家に住むゲイカップルや、クラスメイトのアディソンの影響もあり、あおいは、普通でいようとする努力をやめることに・・・・・・。」
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父親の仕事の都合でカナダに引越すことになったあおい。言葉の壁や文化の違いを感じながらも友だちを得て、ふつうという概念に縛られずに成長していく。びくびくしていたあおいがラスト、友だちのもとに駆け出していく様はまさに青春だなあ〜。それにしても日本と海外の学校違いすぎて異世界だわー。面白いイベントたくさんあるんだなー。