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<目次>
第1章 AIに負けない仕事とは何か
第2章 実態を捉える
第3章 深く考える
第4章 企画を立てる
第5章 実際にやってみる
<内容>
川喜田二郎氏のもとで「KJ法」をより実践的に研究してきた著者の、思考をそれらのツールを使ってまとめ、実践化していくための指南本。これからの釈迦において、大事なのは思考であるが、漫然としても新しい「考え」が浮かぶわけではない。この本のちゃんとしたKJ法。「質的統合法」を使い、「思考の三角形」などの技法でまとめていくことで、有効な「思考」が生まれるとする。
読んでみて、国語の「読解力」もこの技法で高められるのではないか?と考えた。
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川喜田二郎氏考案のKJ法。その下で技術を学ばれた著者が、それをさらに発展させて、独自のものを編み出され、世の中で役立てられています。本書では、ポイントごとに、その技術の使い方について、具体的に紹介をされています。問題点をどのように認識し、解決策をどのように導き出し、それを実行に移せるのか。そのためにKJ法が有効なのですが、世の中には間違った使い方をしてしまっている「なんちゃってKJ法」が散見されるようです。そのどこが間違っているのかについても述べられており、それを理解することで、正しい使い方が分かるようになります。アイデアというものを、どのように導き出すのかについて、コツのようなものも含めて勉強できる内容でした。
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KJ法の川喜田先生のお弟子さんかと。複数の技術や考え方などを整理するときにまとめるのに、考え方を地図にするということから、KJ法もよいと改めて思いました。
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筆者、山浦さんは、川喜田二郎さんのもとでKJ法を学び、その後普及に努めてきた人だそうだ。
いわば直弟子。
KJ法には前々から興味があって、これまでに考案者川喜田さん、上野千鶴子さんの本も読んできた。
質的調査というか、事象をして語らしめ、新しいものを見つけられる可能性がある方法とのこと。
そこに惹かれるのだが、なかなかコツがつかめない。
自己流にやっていても、それこそ「なんちゃってKJ法」になってしまいそうな気がする。
この本では、長年の経験で、川喜田さんの方法をさらに発展させた、コスモス法とか、ロジカル・ブレスト法などが紹介される。
ただ、残念なことに、それでもなかなか手順が複雑だ。
もうちょっとシンプルなものなら…と望んでしまうのは、やはり自分の怠惰なのだろうか。
それでも、データを言葉で切り出すだけでなく、写真や絵などの画像を用いるなどは面白い発展のさせ方だと思う。
どこか、ワークショップで体験できないものかなあ。